広島ホームテレビ

放送番組審議会

第352回

開催日:平成17年10月21日(金)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

地球派宣言スペシャル

『伝承の大地~イエローストーンの動物たちからのメッセージ~

放送:平成17年9月3日(土)16:55~17:25放送 
制作:広島ホームテレビ

☆放送番組全般について
☆苦情・意見等の概要について
☆その他
番組について

地球派宣言室では、毎年「自然保護」をテーマに動植物や大自然を追って海外取材を決行している。今回は世界初の国立公園に制定されたイエローストーンの「野生のものは野生に返す」「自然は自然の為のもの」という公園の姿勢を描き、種の保存や人間との共存について紹介する。

合評での意見
    1.『伝承の大地~イエローストーンの動物たちからのメッセージ~』について

  • 美しい大自然と珍しい動物を沢山紹介され、映像もナレーションもBGMすばらしいが、地球派宣言室が番組として訴えたい“自然保護”“人間との共存”については描き切れていなかった。
  • 地図や図解を使かい、生態や進化の過程が分かり易く理解出来るように工夫されていたところは、教材のようでまたイエローストーン国立公園のガイドビデオのようだったが、番組としては物足りなかった。
  • 広大な国立公園、自然界の動物たちを追うにはそれなりの時間をかけないといい映像は撮れない。短い取材が、番組構成を薄くしていた。最近は内容のいい動植物や自然を扱った番組が沢山あるため、視聴者の目も肥えている。折角海外取材をするのならば、現地に行く前に構成をよく練って行くべきであった。
  • 「野生のものは野生に返す」「自然は自然の為のもの」という公園の姿勢を上手に伝えた素直な作りの番組で好感が持てた。全体としては、30分という時間の枠の中で分かり易くとても良くまとまっていた。
  • 観光では見ることの出来ない動物の自然の姿を良く捕らえていて地球派宣言室に相応しい番組だった。
  • 2.
    放送番組全般について

  • 若者向けの番組が多く、中高年向けの番組が少ない。
  • 各局とも同じ出演者、同じ内容の番組を放送していて局のイメージ番組になるようなものがない。
  • 「CMの後で」とCMを見ないと結末を教えないという手法が増えた。CM後、すぐ結末を教えるのではなく、前の映像をまた見させるという方法はくどすぎて、視聴者を必要以上に煽らせている。
  • 若貴騒動や小泉劇場型選挙など視聴率が取れるといえどもやりすぎだ。メディアの影響は大きい、責任も重大だ。
  •  『報道ステーション』
    ①司会の古舘伊知郎の大袈裟な表現が、ニュースの本質をわかりにくくしている。
    ②司会の古舘伊知郎は、しゃべりすぎで、ゲストやコメンテーターの発言を遮り、意見の先導している。
  • 『大改造!!劇的ビフォーアフター』はマンネリ化している。