広島ホームテレビ

吉弘 翔の It's show time

胃袋を支えてくれた〝社食〟が閉店…

 「社員食堂がなくなるらしい」。そんな話がホームテレビを駆け巡ったのは数カ月前。出社日には必ずと言っていいほど食堂で昼食をとっていた私は耳を疑った。

 

 

 ほどなくして会社から正式に食堂閉店の知らせが届く。いつもそばにあった場所がなくなると思うと様々な感情が込み上げてきた。

 

 

 2022年8月31日、食堂閉店の日。私が最後に選んだメニューはカレーライス。「口にする前に思い出に写真を撮っておこう」。そう思いスマホを構えた時、画面に映ったカレーライスを見てあることを思い出した。「そういえば初めて食堂で食べた料理もカレーだったなぁ」。

 

 

 入社間もない2014年4月。先輩に連れられ初めて足を踏み入れた食堂でカツカレーを食べた。その時撮影してもらった写真が手元に残っている。当時更新したブログには食堂についてこう記していた。

 

 

 〝社内の食堂で食べる昼食は欠かせません。栄養満点!ボリュームも満点!バランスも取れているので健康な体を維持するには打って付けです!〟

8年前、初めての社員食堂でカツカレーを食べた時

 

 

 日々ホームテレビ社員の胃袋を支えてくれた食堂。熱狂的な中日ファンの店長との野球談議やスタッフの方との会話も楽しみの1つだった。

 

 食堂がなくなった今、会社にはキッチンカーが来るようになった。私は先月から妻が作る弁当を持参している。「みんな昼ごはんどうしているのかな?」。

 

 

 食堂がなくなったさみしさと愛妻弁当のぬくもりを噛みしめながら、仲間の昼ごはんに思いをはせる最近の昼食タイムである。

 

食堂で最後に食べたスペシャルカレーライスセット