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Masakism~キキコミ主義~

田原総一朗さんとヒロシマ

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「今の若い人は”正しい戦争”と”間違った戦争”があると思っている。違う!戦争は全部間違っている」。
ジャーナリストの田原総一朗さんは語気を強めました。

今年の8月6日。
HOME Jステーション」は”被爆70年ヒロシマ”をテーマに放送。
特別コメンテーターとして田原総一朗さんにご出演いただきました。

田原さんの圧倒的な存在感。
歯に衣着せぬコメントは実に刺激的で、多くの視聴者の共感を呼んだことと思います。

今年、被爆者の平均年齢は初めて80歳を超えました。
田原さんが重要な問題と掲げる”被爆体験の継承”。
原爆資料館元館長の原田浩さんとの対談で、田原さんは疑問を投げかけました。
「被爆体験のない人が増えてきた。どうすればいい?」
6歳の時に被爆した原田さん。
難しい課題と前置きした上で、平和へのメッセージの発信を訴えました。
「平和は”楽しいもの”。その原点だけは決して忘れてはいけない」。
この言葉に大きくうなずいた田原さん。
小学5年生の時、玉音放送を聞いた記憶は鮮明です。
「戦争は全部間違っている。それが若い人になると、まるで戦争に正しい戦争と間違った戦争があるかのよう。
違う。被爆体験のある人が原爆は絶対だめだと…。
そういう体験をした人が減ってくると不安ですね」。

“70年は草木も生えない”
そうまで言われた原爆投下から70年が経ちました。
受け継がれる”記憶”と求められる”継承”。
ヒロシマの平和の想いが問われます。