♠ Episode17｢引きずる女｣

結婚して1年になるチハル｡旦那とはケンカもなく､これといった不満もない｡ただ､夜の営みを求められても､ついつい背中を向けてしまう始末｡
｢正直､はやまっちゃったかなー｡好きかどうかわからないで結婚しちゃったし｡｣
親友に愚痴をこぼすチハル｡

結婚生活に悩みを抱えるのには､ある大きな理由があった｡それは､いまだに忘れることができない元彼・アキラの存在だった｡
しかし当時は､彼から突然一方的に別れを告げられ､そんなときに優しくしてくれた今の旦那と結婚｡ところが､冷静になるにつれて､後悔の気持ちがチハルを襲うようになっていた｡

ある日､チハルが働く会社に1人の来客がやってくる｡お茶を入れ､持っていくと､そこにいたのは元彼・アキラだった｡驚きを隠せない2人｡チハルの妄想は拡がっていく｡
(アキラ｢俺ともう一度やり直してほしい｡愛しているよ､チハル･･･｣)

後日､仕事を終えたチハルが歩いていると､偶然アキラと出会い食事に行くことに｡
昔話に話を咲かせ､
｢チハル､大人っぽくなったね｣
｢アッ君もかっこよくなったね｣
と､チハルの復縁の妄想を掻き立てるような展開になっていく｡

すると､アキラがお手洗いへ｡そのタイミングで､置かれていたアキラの携帯が音を立てる｡画面には､女性の名前が表示された着信が｡
｢これって｡彼女？｣

携帯を手に取り､悩んだチハルは・・・

携帯を手に取り､悩んだチハルは・・・

>>B:電話に出ない

｢やっぱり､勝手に出るのはやり過ぎだよね・・・｣
しかし､チハルはその不在着信が気になって仕方がない｡

チハルはパソコンでアキラの名前を打ち込み､フェイスブックのページに辿り着く｡
そこに女の影は見られない｡

それから2人は度々連絡を取り合い､食事を重ねるようになった｡
｢チハルは今どうなの？｣
と聞かれ､｢彼氏はいない｣と嘘をつく｡一方のアキラもフリー宣言｡
｢もしかして､私の事をずっと待っていたんじゃない？｣と､チハルの妄想は膨らむ｡

チハルは友人のナオコに相談するが｢これって絶対運命だと思う｣という発言にナオコもあきれる｡
｢運命って・・・あんた結婚してるんだよ｣
懸命に諭されるが､チハルには通用しない｡

その夜､チハルは突然､旦那のユウキに離婚届を突きつける｡
ユウキは戸惑いを見せながらも､後日渋々離婚届に判を押す｡

これで障害がなくなったチハル｡アキラと夜景がきれいなスポットデートに向かい､昔のいい思い出がよみがえる｡｢やっぱり運命だ！｣

そこでチハルがとった行動は・・・

アキラと夜景がきれいなスポットデートに向かい､昔のいい思い出がよみがえる｡
｢やっぱり運命だ！｣
悩んだチハルは・・・

>>B:｢帰りたくない｣と言う

チハルのこの言葉に､アキラも｢じゃあ､朝まで一緒にいようか｣と共にホテルに向かう｡

旦那とも別れ､元彼ともつながり直し､｢運命｣と言う名のもとに､脳内妄想が止まらないチハル｡
ある日､チハルのLINEにアキラから｢大事な話があるので今日会えないかな？｣のメッセージ｡
つ・・・ついに､プロポーズきたーーーー！！！

意気揚々と待ち合わせ場所に向かったチハル｡そこにやってきたのはアキラではなく､一人の女性だった｡
｢山﨑の､妻です｡単刀直入に言います｡もううちの主人と金輪際会わないでください｡｣
なんと､チハルを呼び出したのは､アキラの妻だったのだ｡

｢全く知らなかった｣と困惑するチハル｡
そこへ､アキラも登場し､｢もう会わない｣と土下座する始末｡チハルが全てを失う瞬間だった｡

｢元彼なんて､幻想だから・・・｡｣ナオコになぐさめられるチハル｡
そこへ偶然通りかかったのが､またしてもチハルの元彼だった｡
｢一緒に飲む？｣｢いいよ｣

｢ねえ､これって運命だよね！｣

全く学習能力のない､チハルであった｡

アキラと夜景がきれいなスポットデートに向かい､昔のいい思い出がよみがえる｡
｢やっぱり運命だ！｣｡
悩んだチハルは・・・

>>A:自分からキスをする

突然キスをしたチハル｡
｢アッ君は私の運命の人だと思うの｡｣
そして､結婚していたこと､アキラと別れていたことを後悔していたこと､そして離婚したことを告白したチハルであったが・・・
｢ごめん､今は誰とも付き合う気はないんだ｣
と､アキラからは断りの返事が返ってきた｡

しかしそれ以来､アキラからの連絡が途絶える｡なぜ無視されるのか悩むチハル｡

ある日､チハルは以前見たアキラのフェイスブックの情報をもとに､家を探し出す｡
そして偶然､スーパーから出てきたアキラの姿を目撃した｡しかしそこには､仲睦まじそうな嫁と子供の姿もあった｡
｢何これ・・・・｣
実はアキラは結婚していたのだった｡

友人のナオコにも相談し､冷静になるように諭されるが､アキラの言葉を全て前向きに捉えるチハルの耳には入ってこなかった｡
｢彼は本当は奥さんとの生活を捨てたいけど､それに踏み出せないだけ｡
だから私が彼を救ってあげなきゃ｡｣

後日､アキラが住むマンションの隣の部屋に､新しい住人が入ってきた｡
引っ越しの挨拶でアキラ夫妻と対面したその女は､チハル｡
絶望的な表情を見せるアキラ､一方､猟奇的な微笑みを見せたのはチハルであった｡