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<吉野篤志 受賞コメント>
核兵器の恐ろしさを語り継ぐべきは、日本国内だけではない。世界で唯一、それを使用した国にこそ、その悲劇はしっかりと語り継がれなければいけない。
番組では、原爆投下部隊や原爆を開発した科学者らの証言、米軍の機密文書などを手掛かりに、原爆投下に隠された”知られざる真実”を検証していきました。
「戦争を早期終結に導いた」――原爆投下を肯定的に捉える意識が強いアメリカで、今回の番組が評価されたことは、非常に意義があることだと思っています。
オバマ大統領の広島訪問が現実味を帯びてきました。アメリカ国内で、核なき世界を求める声がさらに大きくなることを期待しています。このような栄誉ある賞を頂き大変光栄です。番組に携わる機会を頂けたことに感謝しています。
ありがとうございました。

<番組内容>
今から60 年前、一人の少女が短い生涯を閉じた。佐々木禎子ちゃん、享年12。「黒い雨」の影響で白血病を発症し、
死の淵で折り鶴を折り続けた。兄・雅弘さんは、9・11 のグラウンドゼロでトルーマン大統領の孫ダニエルと会い、
禎子ちゃんの折り鶴を手の平に乗せて広島に招待した。来日して被爆者と対面したダニエルは決意する。「被爆者
の声を世界に届け、平和を訴えるのが私の使命だ。」
70 年前、彼の祖父が命じた原爆投下は非人道的な無差別大虐殺だったのか?”知られざる事実”を徹底取材した。

【チーフプロデューサー・演出】 原 一郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】 小川泰成(広島ホームテレビ)
【ディレクター】堀江真平、吉野篤志(広島ホームテレビ)
【制作】テレビ朝日
【共同制作】 広島ホームテレビ
【出演】鳥越俊太郎、村上祐子(テレビ朝日アナウンサー)

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■「ニューヨーク・フェスティバル」とは
国連が共催する世界最大規模の国際コンテストで、今年創設59年を迎える。テレビ番組以外にも映画・ラジオ・広告・インターネットなどのあらゆるメディア表現を評価の対象としており、テレビ・映画賞には毎年、全世界50カ国以上から多数の作品のエントリーがある。
今大会では、「歴史・社会部門」に22作品、「国際情勢部門」に12作品がファイナルに選出され、その中から当作品が各部門で銀賞に選出された。