番組について

HOMEの地球派宣言キャンペーンは1993年10月から始まり、20年目に突入した。人と自然の共存をテーマに、20年目のスペシャルとして制作した番組。
今回訪れたのは、ニュージーランド。国土は日本の4分の3ながら人口は30分の1。そのぶん豊かな自然が手つかずの状態で残っていると思いがちだが、人が住み始めて約1000年の間に、自然は幾度も開発の脅威にさらされてきた。しかし、暮らしの利便性のみを追求する開発に対して市民が『NO』の声をあげるのがこの国。
自然に極力負荷をかけず発展を目指す、この国のエネルギー政策とは？そして同様の資源を有する日本における再生可能エネルギー活用の未来は？
ニュージーランドは、発電の70％以上を再生可能エネルギーに頼り、2025年には90％超を賄うことを国策として進めている。
人の手で蘇らせた自然、開発にストップをかけて守ろうとするコミュニティ。自然と寄り添うニュージーランドのライフスタイルなどを紹介し、今の自然を守ることで未来へ繋げたいという思いを、独自の大自然の映像と共に取り上げる。

合評での意見

• 映像が美しい。映像の色に違和感がなく、自然できれい。
• 想像通りのいい番組。20年続けて、HOMEのイメージになってきている。
• 志が高く、水準の高い番組である。
• 知的好奇心を満足させてくれた。番組を通じて新しい事を知り、知識が拡がった。
• この国で、自然エネルギーの対応が高くなったのはなぜか、もう少し詳しく知りたい。
• この国のエネルギー政策は、世界的にはどうなのかという視点を加えればなおいい。
• テーマをたくさん取り上げすぎて、一時間番組では忙しすぎた。又、映像のスピードが速すぎた。星空の映像は、もっとゆっくりとじっくり見たかった。
• 目次をみているようで、一つ一つが淡々としていた。もっと掘り下げてほしい。
• この国の町中に住んでいる、一般市民の意見も知りたかった。