「線状降水帯」予測が6月に始まりました。 野仲郁宏気象予報士が解説

線状降水帯とは発達した雨雲が連なり同じような所で長時間にわたって激しい降り方が続く現象で、重大な災害に直結する極めて危険なものです。

2022年6月1日、線状降水帯が発生する可能性があることが半日程度前に情報として発表されるようになりました。半日前に分かれば、事前に安全な場所に移動するなど早めの避難行動につながります。

ただ、予測が当たるかどうかというところになると、中国地方という広い範囲で呼びかけがあったときに実際に線状降水帯が発生した「適中率」は4回に1回。
また呼びかけがないときに線状降水帯が発生した「見逃し率」は3回に2回。メカニズムが解明されていない部分が大きく、予測が難しいのが現状です。

ただ、呼びかけがあったとき、線状になるならないにかかわらず大雨になる確率は約6割と大雨発生とのつながりが大きいようです。
今後は対象地域をより絞るなど情報の改善が計画されていますが、これからの出水期、この呼びかけがあった場合は災害への心構えをより一層高めるようにしてください。

これは気象庁ホームページの「雨雲の動き」「今後の雨」の所で確認することができます。

■気象庁ホームページ

https://www.jma.go.jp/jma/index.html