ゲスト:広島市の東区民文化センターにお越し頂いたカープファンの皆さん

今夜はカープ初優勝を語るのにはずすことのできない伝説のエース、外木場義郎の秘話です。

外木場は1964年、カープに入団。
高校時代から巨人に熱い視線を送られ、プロ野球5球団が外木場を獲得しようと奔走していた中、カープ入団の報せは球界を騒然とさせました。
カープはそれまで「優勝」はおろか、一度もAクラス入りを経験したことのない弱小チーム。
なぜそんなチームを選んだのか、周囲が疑問に思う中、外木場は持ち前の気の強さと真っ直ぐな心で「カープが弱いなら自分が活躍すればいい」と、カープの一員になることを決意します。
そして迎えたルーキーイヤー。外木場はプロ初勝利を何とノーヒットノーランで成し遂げます。
カープ史上初めての出来事にチームやファンは驚愕しますが、外木場のプロ野球人生にとってそれはただの序章に過ぎませんでした――。