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800種類の動植物保護のキャンペーンCMや番組を放送してきた「地球派宣言」。
キャンペーンテーマ「人と自然の共存」を自ら実践する男性2人にスポットを当て自然と共に生きる思いに迫ります。

昨年10月中旬のある秋晴れの日。俳優・石原良純さんが広島にやって来ました。
訪ねたのは、広島県世羅町に住む「生き物仙人」の井藤 文男さんと三次市に住む「ビデオおじさん」菅 昭和さんの2人。
 
井藤さんは、絶滅危惧種のダルマガエルを保護するため無農薬の田んぼでお米作りをしています。
一方の菅さんは、動植物の生態をビデオで撮影し後世に残そうとしています。
 
世羅町では、子供たちと一緒に田んぼに入ってダルマガエル探しも体験した石原さん。
昼食はこの田んぼで出来た「ダルマガエル米」のご飯。さわやかな秋晴れの空の下、生き物を守るために苦労しながら作ったお米に、石原さんも「最高だね」と目を細めていました。

次に訪れたのは三次市。菅さんは広島の植物や野鳥などのDVD10本を自主制作、三次ケーブルビジョンにも出演、三次市の自然を紹介し、保護を訴えています。石原さんは、菅さんの本業のクリーニング店を訪ねました。二階にある作業場で田んぼの中に巣を作ったケリがタマゴを無事に孵化させるまでの様子を工夫と粘り強さで作った代表作「みんなで守るよ大作戦〜ケリの誕生秘話〜」を見て感銘を受けます。

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井藤さんも菅さんも眼がキラキラしていました。
自分が好きなもの、愛したものを 自分が好きなもの、愛したものを次の世代にきっちり伝えてあげたい、渡してあげたい…
そんな思いがあふれていました。
空って青いんですよね。
当たり前だけど、空が青くなくなってしまうかもしれない。
そんな思いも合わせて僕たちも自分の身の回りの自然を大切にしなきゃいけないんだ、伝えてあげなくてはいけないんだ、ということを学びました。

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石原良純(俳優・気象予報士)
HOME放送中の情報番組「羽鳥慎一 モーニングショー」や「週刊ニュースリーダー」のほか、環境関連の講演会で活躍中。