広島ホームテレビ

放送番組審議会

第524回

開催日:2023年3月14日(火)
【課題】
「カープ道」(2023/1/25放送)
出席委員(敬称略):

小川富之、河合直人、井筒智彦、大井美恵子、喜多村祐輔、木村文子、武井三聡子、東山浩幸

 

合評での意見

【総合批評】

  • 「引退のその後」というと、何か暗いイメージもあるが、元選手3人とも非常に前向きに取り組んでいるので、その前向きさが伝わってくるような番組づくりになっていた。
  • 安部さんが「伝道師」と名乗る理由に非常に興味を持った。野球観や職業に取り組む姿勢が非常によく伝わってきて、安部さんの人柄が伝わってきた。
  • 悲壮感のない楽しい雰囲気で第2の人生に焦点を当てていた。応援していこうという企画自体が凄くいい。
  • 夢って1個だけではなくても、2個でも3個でもやりたければどんどんやっていいんだよということを教えてくれる番組だった。
  • 出演者が100%男性。制作チームのメンバーも男性中心のように見えた。演者側にも制作のチームにも女性の視点がもう少しあってもよいのではないか。
  • 「イップス」という言葉を知らなかったので、説明がほしかった。
  • カープはセカンドキャリアの支援に球団としてどう取り組むかという点も入ると、より良かった。

【批評ポイント】
カープという球団や選手に興味を持ってもらえる内容だったか?

  • カープに興味を持つ前に、野球選手という職業に対して凄く興味を持てるような内容。
  • 予備知識がなくても楽しめる内容だった。
  • カープにあまり関心がない方は、おそらく全く興味を持たない。そういう人も巻き込みたいのであれば、家族にも出て頂くなどの手法に変えないと取り込めないのではないか。
  • 今でもあまり興味を持っていないが、この番組を見て、もの凄く早い時期に第一線を退かれて次の人生を切り開いていくという点で、カープの選手という広い意味での興味を持った。

幅広い世代が楽しめるような内容だったか?

  • 小さい子どもから大人まで、高齢の方が見ても一緒に楽しめるような内容だったと思う。
  • 子どもに見せたいという思いを強く持つような番組だった。色々なことに可能性を見いだしていっていいんだよということと、年齢・職業に関係なく突き進んでいってほしいというメッセージ性があったから。


以上