広島ホームテレビ

放送番組審議会

第516回

開催日:2022年5月17日(火)
【課題】
「5up!」(2022/4/19放送)
出席委員(敬称略):

前川功一、小川富之、大井美恵子、東山浩幸、見延典子、河合直人、藤本慎介、石井暖子

 

合評での意見

【総合批評】

  • 楽しく優しい雰囲気に包まれており、穏やかに気持ちよく見ることができた。
  • “ながら”で視聴する分には非常に居心地がいい。
  • 地味で抑え目、平板という感じ。平凡で角が取れて、当たり障りのない内容になっている。
  • 真面目すぎる感じがして、印象に残ったコーナーはあまりない。
  • 広く色々情報を詰め込もうとしているので各コーナーが短い。しかもそれが手際よく進むので、少し急ぎすぎで、かえって見終わった後に、何かいいものを見たような気がするけど残らないなという感じがする。

【批評ポイント】
スタジオの雰囲気、新コメンテーターの木村文子さん、新気象予報士の野仲郁宏さんの印象は?

  • 全体的に若い層になっていて、すごくテンポもよく、元気の出る番組。全体のうちのトーク部分のバランスも良かった。
  • 木村さんは元アスリートらしく明るくはつらつとした印象。
  • 木村さんはアスリートらしくて爽やかで、にこやかな表情もスタジオの雰囲気にマッチしていた。試食コメントも、素直においしさを表現していて好感が持てた。
  • 木村さんは大変爽やかな感じで表情も豊かでコメントもしっかりしていて、好感が持てるキャラクター。ワイプ画面でも、話題に合わせて表情が豊かだった。
  • 木村さんは陸上に詳しい人はご知っているかもしれないが、私自身は調べてみてやっと分かった。もう少し陸上選手としての過去の実績をアピールしてもよいのでは。
  • 野仲さんは優しく落ち着いた雰囲気で、天気予報も大変分かりやすく、すっと耳になじんで聞くことができた。
  • 野仲さんは声も聞きやすいし、しゃべりも落ち着いた感じで、すっと情報が入ってきて大変良かった。

ニュースと生活情報、天気、スポーツ情報、スタジオトークなどのバランスは?どのような情報をもっと厚く展開すべきか?

  • 通常、“ながら”で見る時間帯なので、視聴者に興味があることをできるだけ取り上げていくことに尽きるのだろう。できるだけ旬なものを取り上げていくことが必要。
  • 例えば交通事故、水難事故などのニュースがあった時、それを防ぐ対策を知っているか知っていないかで救える命があると思う。子どもが事故に遭わないような対策を両親が教えられる情報、生活の参考になる役立つ内容をぜひ紹介してほしい。見ている人も得したと感じると思う。『5up!』は学校で習わないことを教えてくれる場であってほしい。

各コーナーは、生活の参考になるなど役に立つ内容だったか?
<あやこの応援宣言>

  • コンパクトながらもしっかりとした内容だった。競技会のシーンも、思わず「頑張れ」と応援したくなるような展開だった。
  • 途中から木村さんが登場して選手たちと関わるのかと思ったが、まったく関わることなく終わってしまったので、肩透かしをくらった。
  • 「あやこの」と付いているので、もう少し木村さんが前面に出るのかと思っていたので、少し残念な感じがした。コメントも、木村さんご自身の陸上選手としての経験を前面に出して話してもよかったのでは。
  • 木村さんが取材に同行していなくてスタジオでコメントだけするのは少し違和感があった。少しでも取材に関わった上でコメントした方が視聴者が納得できる。今後に期待したい。
  • 木村さんの経験からくるようなコメントがなかったのと、参加されていなかったのが残念だった。ただ、中身としては、これで一つ番組ができるのではないかというぐらいのものでおもしろかった。

【批評を受けた制作側の説明】

  • 明るく元気な番組を少しでも実現することを目指している。
  • 『5up!』としてこれが売りだということを見つける努力、『5up!』を見れば自分にとってこんな有益な情報が毎日得られるというような積み重ね、特徴を出す必要がある。
  • 何か少し尖った、光るコーナーを見つけていくことも課題。

以上