広島ホームテレビ

放送番組審議会

第496回

開催日:2020年5月19日(火)
場 所:広島ホームテレビ特別会議室
※新型コロナウイルスをかんがみ、WEB審議
【課題番組】
開局50周年記念 地球派宣言ドキュメンタリー
「生き物の命を求めて ~71歳の動物写真家 浅尾省五~」
番組について

「命あるものは全て仲間」 ――― 動物写真家・浅尾省五さんはそう語る。
全ての生き物が支え合って生きているからこそ、どれが欠けても成り立たない。
環境問題や動物愛護、いろいろ言葉で語るより1枚の写真から何かを感じてほしい・・・。
71歳になった浅尾氏は体の動くかぎり、いまだ人が足を踏み入れたことのない土地へ行き
野生動物たちの姿を日本に持ち帰りたいと願い、今日も写真を撮り続ける。
番組では、浅尾氏の・北海道・ベトナム・マダガスカルの旅に密着。初めて訪れたベトナム カッティエン国立公園で、森に響き渡る歌声をもつテナガザルに出会った…

 

出席委員

前川功一委員長、小川富之副委員長、大井美恵子委員、河合直人委員、前田昭委員、見延典子委員、藤本慎介委員、山平慎一郎委員

 

合評での意見
  • 今の新型コロナウイルスの時代だからこそ、番組が新しい行動を考えるヒントを与えてくれている、と感じた。
  • カメラマン浅尾さんの写真もよかったが、同行したカメラマンの撮影技術も、短時間でピントがあって、すごいと感じた。写真家浅尾さんの撮った映像と、テレビカメラマンの撮った映像がどう違うのか、聞きたいと思った。
  • 自然との共存、本当にできるのか、怪しいと感じている…。この部分を大上段にふりかさずさず、71歳の人生を振り返る構成になっていて、入りやすかった。
  • 地球環境が大切だということを、メッセージとして言わず、画面だけでわかってもらう…おしつけなく好感が持てる番組だった。
  • 最近の新型コロナで、テレビもコロナ報道が多く、世の中がギスギスしているが、このような番組を見るとほっとさせられる、一服の清涼剤のような番組で、好感が持てる。
  • 今回の番組は、教訓やメッセージを打ち出すことを主目的にしたものではないと思うが、生物の多様性については手遅れになるかもしれず、今後も引き続き、希少動物、植物の取材を続けていただきたい。