広島ホームテレビ

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放送番組審議会

第485回

開催日:平成31年3月26日(火)
場 所:広島ホームテレビ特別会議室
【課題番組】
ドキュメント広島 年末SP
「1000人の証言から見えた“避難の壁”」
番組について

広島県内で100人以上の犠牲者を出した平成最悪の水害。広島市は4年前にも70人を超える犠牲者を出した水害を経験したばかり。その後、土砂災害警戒区域の設定やハザードマップの周知徹底、砂防ダムなどの対策を行っていた。
しかし、なぜ悲劇は繰り返されたのか。
取材で見えてきたのが、避難すべき状況で、避難しなかった、できなかったという「避難の難しさ」。言わば“避難の壁”だ。
広島市は、特に危険とされる「土砂災害警戒区域」に住む住民ら1700人を対象にアンケートを実施。回答した858人によると、「避難勧告」の情報を8割近くが得ていたにも関わらず、実際に避難したのは2割に留まっていた。
二度と悲劇を繰り返さないために。私たちは“避難の壁”をどう打破し、防災・減災につなげていくべきなのかを考える。

 

出席委員

前川功一委員長、小川富之副委員長、荒木裕三委員、大井美恵子委員、河合直人委員、副島英樹委員、藤本慎介委員、見延典子委員

 

合評での意見
  • アンケートを土台にして、数字のウラにある実際の姿を見せたドキュメントだった。高齢者や障害のある方の課題、人の手を頼る遠慮や迷惑をかけたくないという意識など、アンケートで想定していない要因が、避難を阻害しているのが伺えてよかった。
  • この番組が、今後の広島の防災に役立ってほしい…。
  • 地域の防災リーダーが大きな役割を果たしていたが、今後の災害で大いに参考になると思う。
  • 避難の壁があることが伝わった良い番組。アンケートと膨大な取材に基づいたもので、よく工夫して制作していた。ただ、壁があることはわかったが、どういう風に乗り越えていくのか、そこにもう少しメッセージ性を出してもらうと良かった…。
  • 広島市のアンケートに基づいていたが、地域ごとに細かく分析しないと、なぜ避難しなかったか、とらえにくいのでは…。また、避難した人としなかった人の比較があった方が、心理的な傾向がはっきりした可能性があった。