広島ホームテレビ

放送番組審議会

第475回

開催日:平成30年3月28日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】
テレメンタリー 2017
爆心地を語る ~78人の証言テープ~

放送:平成29年7月31日(月) 26:25~26:55
制作:広島ホームテレビ

番組について

広島大学 原爆放射線医科学研究所(原医研)に保管されている大量の資料。
その中に1960~80年代に収録された被爆証言があった。
声の主は、爆心地から半径500m以内にいながら生き残った人たち。
“死のエリア”の生存者は1972年の時点で、78人。
その近距離被爆者も現在9人を残すだけとなった。
これまでほとんど表に出ることがなかった証言テープの声を聴いたとき、被爆者本人や家族、遺族は何を思い、何を考え、何を語るのか――。

合評での意見
  • 当時の惨状を表現している生の声は迫力があり、感動した。
  • 爆心地で被爆して生きている人がいた事に驚いた。
  • 声の証言者が、その後どのような人生を送ったかを伝えることが肝であると感じた。
  • 核がいかに非人道的な兵器であるのかという事が伝わる番組である。
  • 福島など、まだまだ被爆問題は残された課題である、大切な番組と感じた。
  • なぜ、今まで被爆の惨状を語らなかったのか。その理由が解き明かされた事に価値がある。
  • 被爆者をケアしている鎌田さんの活動をもっと知りたかった。
  • 被爆者の方だけが登場する内容に編集しなおして、原爆資料館を訪れる人に観て貰うことは出来ないか。
  • 家族のコメントも削ぎ落として、被爆者の方のお話だけで構成しても良かった。