広島ホームテレビ

放送番組審議会

第451回

開催日:平成27年10月14日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】
ダイドードリンコスペシャル「炎」
 ~福山市鞆町 お手火神事~

放送:8月29日(土) 13:00~
制作:広島ホームテレビ

番組について

 瀬戸内海を代表する景勝地であり、古くから潮待ちの港として栄えてきた、福山市「鞆の浦」。ここに暮らす人々は、古くから祭や伝統行事を大切に守り続けてきた。中でも「沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)・夏祭り」初日の「お手火神事」は、鞆に暮らす男たちにとって特別な一日。燃え盛る巨大な大手火(おてび)と呼ばれる松明3本を、およそ4時間もの間、100人を超える氏子衆が頭から水をかぶりながら担ぎ続ける姿は、鬼気迫る迫力。火の粉を身に浴びながら、熱さに耐え、擦り傷や火傷などは当たり前。鞆に生まれた男たちが、一年で最も熱くなる瞬間がここにある。しかし、過疎化が進む町では、担ぎ手となる若者が減少しているのも事実。
 広島ホームテレビでは、3年ぶりに祭りに参加する一家をはじめ、若手不足のため地域外から参加を募る西町や毎年祭りの一番手を担ぐ元町・江之浦の親睦会、お手火づくり、祭り当日をカメラで追い、お手火神事へかける男たちの思いを描きます。

合評での意見
  • 裏にある人間ドラマが垣間見えて良かった。
  • 3つの町のエピソードをうまく組み込み、興味深く最後まで一気に見ることが出来た。
  • 人ごみの中にもかかわらずカメラワークが大変良く、カメラマンの努力に拍手を贈りたい。
  • 広島にこんなすごいお祭りがあるのを知らなかった。これからも発掘してほしい。続けることに意味のある番組だ。
  • 炎の迫力、神聖さが伝わってくる番組。
  • 取材中のアクシデント、ハプニングをうまく番組に生かしていた。
  • 男性中心にならざるを得ないのは分かるが、裏方の裏を支える女性をとりあげても良いのでは。
  • 顔の映像が暗いのが気になった。もっと出演者の表情をみたいのと、迫力のある場面を増やしたらいい。
  • 個々の人生模様がもう少し入れば良かった。
  • 祭りの問題点をとりあげてもいいのでは。

※「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告
2015年4月~2015年9月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告があった。