広島ホームテレビ

放送番組審議会

第442回

開催日:平成26年11月19日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】
テレビ朝日系列 中四国ブロックネット特別番組
『村上水軍と塩飽水軍 海の覇者 瀬戸内海賊ヒストリー』

放送:平成26年11月8日(土)14:00~14:55
制作:広島ホームテレビ 瀬戸内海放送 山口朝日放送 愛媛朝日テレビ

番組について

瀬戸内海が日本初の国立公園に指定されて、今年で80周年。多島美を誇るこの海には、かつて有名な2つの海賊がいた。ベストセラー小説『村上海賊の娘』のモデルにもなった「村上海賊」こと「村上水軍」は勇敢な「武力」によって信長や秀吉など天下人に大きな影響を与えた海賊である。一方で、瀬戸内海にはもうひとつ、有力な海賊がいた。それは「塩飽水軍」。類稀なる巧みな操船技術により、廻船業で巨万の富を生み出し、最盛期には、大阪の大商人をしのぐ財力を誇ったといわれ、船大工で磨いた腕で、宮大工としても国宝を数多く手がけた”技術者集団”だった。彼ら瀬戸内海の海賊たちは、源平合戦や戦国大名の覇権争い、朝鮮出兵や朱印船貿易、咸臨丸の渡米など、歴史の要所要所に関わっており、数々のエピソードや資料が残されている。「武」の村上と「技」の塩飽。この番組は、香川照之が瀬戸内海を舞台に活躍した2つの海賊の”生き様”を追い、現代にも通じる示唆にとんだ教訓を紹介!さらに2つの海賊ゆかりの場所を巡るときに役立つ「観光情報」もご紹介します。

合評での意見
  • 塩飽水軍を初めて知り勉強になった。又、瀬戸内海で水軍が育った理由がわかった。
  • 地図を巧みに使いわかりやすい作りになっていた。
  • 歴史が良くわかり、視聴者にとっても飽きのこない良い番組であった。
  • 波の音、船の音が効果音で入れば、もっと臨場感が出たのではないか。
  • 海賊としての水軍も取り上げるべきではなかったか。美化しすぎている感じもした。
  • 誰も知らない歴史秘話、新しい発見がなく物足りないところがあった。
  • 村上、塩飽各水軍の対比が面白かった。
  • 香川照之という大物の起用はよかったが、もっとコメントを吟味して欲しかった。
  • 塩飽水軍の技術力のすごさが分かりにくかった。