広島ホームテレビ

放送番組審議会

第436回

開催日:平成26年4月16日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

広島ホームテレビスペシャル

『ゾウの涙~スリランカ・人と野生の境界線~』

放送:平成26年3月1日(土)13:00~13:55
制作:広島ホームテレビ

番組について

光り輝く島、スリランカ。豊かな自然と世界的な文化遺産の宝庫として、にわかに
注目を集める国です。敬虔な仏教徒が人口の大半を占めるこの国で、人々は戒律を守り、自然からの恩恵を受けて暮らしてきました。人々の信仰の中に生き、暮らしの最も近くにいる「野生」それがゾウです。地上最大のこの動物は、スリランカの人たちにとって大切な存在でした。しかし、近年、国の発展に伴い、人とゾウの間には軋轢が生まれ、互いの命を落とす悲しい事件が相次いでいます。この事態はなぜ起きたのか。野生のゾウをこの危機から救うには。失われつつある身近な野生との境界線を、この国の取り組みを通して考えます。

合評での意見
  • 映像の美しさ、音楽、ナレーションがすばらしい。
  • 文化、自然が豊かであり、スリランカという国に引き付けられた。
  • 地上の楽園として紹介することにより、日本人になじみの薄い土地をうまく印象付けた。
  • タイトル「ゾウの涙」に対して、番組が伝えるものが少ない。
  • ゾウの現在の生息状況を含め、ゾウに対する説明が物足りない。データをもっと活用するべき。
  • スリランカの紀行風土の紹介が長すぎて、本題のゾウが登場するのが遅すぎる。
  • 旅番組、紀行番組の領域から出ていない。もっと芯になるものが必要。
  • ゾウと人間がどのように共生していくべきか、もっと掘り下げるべき。
  • なぜ今、スリランカでゾウなのかがわからない。
  • ナビゲーターの役割が良くわからない。ナビゲーターの衣装も番組とあっていない。
  • 20年以上続けている地球派宣言がすばらしい。続けてほしい番組である。

※「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告 2013年10月~2014年3月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告があった。