広島ホームテレビ

放送番組審議会

第430回

開催日:平成25年9月25日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

報道特別番組

『僕はまだまだ死にません
      ~はだしのゲンが伝えるもの~』

放送:平成25年8月6日(火)9:55~10:50
制作:広島ホームテレビ

番組について

原爆をテーマに描いたマンガ「はだしのゲン」。作者は漫画家の中沢啓治さん。晩年は講演活動に奔走し、子供たちに戦争・原爆の悲惨さを伝え続けた。そして昨年12月、息を引き取る。中沢さんが「はだしのゲン」で伝えたかったメッセージとは何か。そして見つかった遺稿に込められたメッセージとは。中沢さんの遺志を受け継ごうとする人たちの活動に迫る。

合評での意見
  • 中沢さんの息づかい舌の使い方が、講演の始めと終わりで違ってくる。ドキュメントの迫力があった。
  • 中沢さんの講演は緊張感があり、亡くなる直前の最後の講演を独占で撮れたことはすばらしい。中沢さんについて理解が深まった。
  • 講演だけでなく、中沢さん本人のインタビュー、本人の言葉を聞きたかった。
  • 戦争をやめないといけないというメッセージ。中沢さんの言葉で、本音の言葉を聞き出して欲しかった。
  • 麦のつながりが少し弱い。一時間にするなら、中沢さん自身を紹介する振り返りを入れれば、番組に厚みが出たと思う。講演だけでは、中沢さんの生き方が中途半端にしかわからなかったのが残念。
  • 子供たちの感想、意見をもっと聞きたかった。
  • 中沢さんのような原爆の体験者が次々に亡くなり、生でその悲惨さを伝えられなくなってくる今日、どのようにして後世に伝えていくのか。考えるテーマを出さなければいけない。