広島ホームテレビ

放送番組審議会

第409回

開催日:平成23年7月27日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

ダイドードリンコスペシャル

『壬生の花田植 ~田んぼでつながる 里山の心~』

放送:平成23年6月18日(土)14:00~14:55
制作:広島ホームテレビ

番組について

北広島町で毎年6月に行われる「壬生の花田植」。豪華な花鞍で飾られた牛が田をすき、サンバイの指揮で笛・太鼓が鳴り響く中、 田植唄を歌いながら苗を植える早乙女たち。豊作を願う伝統行事である。番組は、田楽を辞める団長と新人の若者を通して、農村の原風景が残る壬生地区の風情と伝統を継承する人々、懐かしさの残る祭りを紹介する。

合評での意見
  • 伝統芸能を継承する人々を、今回限りで田楽を辞める団長と入団したばかりの若者という対比で上手く描いていた。
  • 歴史的な背景や地元の定着度についての内容が不足しているため、町をあげての祭りとして捉える事ができなかった。
  • 吉村作治氏の番組での役割や存在に疑問を感じた。
  • 美しい里山の風景など入れて丁寧に綴られていが、1時間番組としての見応えはやや厳しく、素朴な花田植を勇壮なねぶた祭りと同格に並べると見劣りがする。そういう意味で制作者の苦労を強く感じられた。

「放送番組の種別の公表制度」について

<広島ホームテレビの「放送番組の種別の基準」に関する諮問・答申 >

  • 娯楽番組がクイズ形式になると、学習の要素が加わるので「娯楽」、「教養」、「教育」に分類されることは納得した。
  • 「番組調和原則」は、各カテゴリーに番組を分類することで解決することではない。大事なことは、娯楽番組は娯楽としての向上心を持ち、良い番組を作ることだ。
  • 「教育」、「教養」の分類は、微妙な感じがする。
  • 以前、放送番組審議会で、通販番組を「教養」に分類することはおかしいという話があった。今回「その他」の中を「通販」と「その他」に分け、ショッピング番組を厳密に分類することは良いことで同意をする。
  • 今回の諮問のポイントは、通販を「教養」から「その他」に区分することだが、この点について異議はない。但し、その区分が正しいかどうかについては、引き続き放送番組審議会でチェックをする。

※広島ホームテレビから諮問された「番組種別の基準」は、原案通りで適切であるという答申を受けました。
※放送番組の種別の基準