広島ホームテレビ

放送番組審議会

第384回

開催日:平成21年2月27日(金)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

広島ホームテレビ報道特別番組

『パリ・ヒロシマ195~女優が撮った復興、50年目の再会~

放送:平成20年12月27日(土)14:00~14:45
制作:広島ホームテレビ

☆放送番組全般について
☆苦情・意見等の概要について
☆その他
番組について

1958年、映画『ヒロシマ・モナムール』、邦題『二十四時間の情事』の撮影が広島で行われた。主演のフランス人女優エマニュエル・リヴァは、ロケの合間に、生き生きとした市民の日常や笑顔の子供たちなど、被爆後復興を遂げつつある広島をスナップ写真に撮っていた。その数は500枚にもなり、2008年1月にフランスを代表するガリマール書店より写真集が出版された。そして12月には広島市内のギャラリーで、写真展「HIROSHIMA 1958 エマニュエル・リヴァの広島展」が開催された。
番組は、50年ぶりに広島を訪れ、被写体の子供たちと夢の再会を果たしたエマニュル・リヴァを追い、半世紀の時を超えて届いた女優のメッセージ、写真が繋いだ奇跡の物語を記録した。

合評での意見
  • リヴァさんを主軸にして、写真を撮った経緯から50年後の再会まで、しっかりしたストーリーだった。
  • リヴァさんと写真の被写体の子供たちとの50年後の再会に感動した。
  • BGMやナレーションが番組によく合っていた。
  • ヒロシマの復興を取り上げたことは、新しいヒロシマの伝え方だ。
  • 写真の被写体の子供たちを捜し出したことに感動した。
  • 番組の視点は、昭和33年の力強く面白い時代を懐かしむ、50年目の再会の奇跡、被爆と平和、当時の子供たちの明るさと今の子供たちの不安さという捉え方があるが、焦点がどこに当たっているのかわからなくなっていた。
  • 時代を表現したインサート部分が、内容とあまりにもかけ離れていた。