広島ホームテレビ

放送番組審議会

第374回

開催日:平成20年1月24日(木)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

中四国ブロックネット特別番組 
赤井英和と山下真司が謎に挑む!!巌流島ミステリー

『武蔵が消した小次郎の真実』

放送:平成19年11月12日(月)19:00~19:54
制作:広島ホームテレビ・山口朝日放送・瀬戸内海放送・愛媛朝日テレビ

☆放送番組全般について
☆苦情・意見等の概要について
番組について

1612年4月13日、午前9時。山口県下関市のある島で、日本の歴史に残る有名な武蔵・小次郎の巌流島の決闘が行われた。しかし、実はこの決闘は謎だらけ。武蔵が晩年に書いた『五輪書』には小次郎との戦いに言及した箇所がない。勝者の歴史の裏にあった敗者の真実、巌流島で一体何があったのか。
俳優 赤井英和が宮本武蔵に俳優 山下真司が佐々木小次郎に扮し、各局アナウンサーがリポーターを担当し、真実を明らかにする。
広島ホームテレビ・斉藤尚子アナウンサーと山下真司は、小次郎の郷里と伝えられる周防・岩国を訪れ、燕やゆれる柳の葉を相手に“つばめ返し”を編み出したと伝えられる錦帯橋のたもとの“厳流ゆかりの柳”を紹介する。しかし、ここにも謎が。小次郎のミステリーに迫る。

合評での意見
  • 佐々木小次郎の山下真司、宮本武蔵の赤井英和、キャスティングははまり役だった。
  • 歴史の真実を探ることは興味深いが、踏み込んだ検証がないため物足りなかった。歴史番組の中にバラエティ(風船割り)や観光案内(二刀流そば・ソフトクリーム)を入れたことが番組を中途半端なものにし、視聴者を失望させた。歴史だけを追及すればもっと知的な番組になった。
  • 中四国地方には、まだまだ謎めいた歴史が沢山ある。これからも歴史の検証番組を続けて放送してほしい。
  • 佐々木小次郎ゆかりの地が身近な岩国ということや四百年経た今でも墓を守り続けている人達がいる話しなど興味深かい内容に感動した。
  • 各局アナウンサーが入れ替わりレポートする必要はないと思えるが、以前のシリーズに比べると落ち着いた進行や立ち振る舞いに今回は好感が持てた。