広島ホームテレビ

放送番組審議会

第364回

開催日:平成19年1月25日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

デジタル開局記念 特別番組

『海のゆりかご~ハチの干潟を守りたい~』

放送:平成18年10月9日(月・祝)14:00~14:55
   平成18年12月30日(土)14:00~14:55(再)
制作:広島ホームテレビ

☆放送番組全般について
☆苦情・意見等の概要について
☆その他
番組について

広島県竹原市を流れる加茂川の河口に18ヘクタールという小さな干潟「ハチ」がある。砂場には絶滅が心配されるスナガニやナメクジウオなどの生き物が生息し、沖にはアマモが生え、イカ、メバル、ハゲなどの稚魚の生育場所で、まさに干潟の作る環境は「海のゆりかご」である。
しかし、干潟は今、危機を迎えている。農地造成のために失われた諫早干潟、人工島計画が進められている沖縄の泡瀬干潟など、戦後次々に埋め立てられ、日本全体で4割の干潟が失われた。
ハチの干潟にも危機が訪れている。
ハチの干潟をこよなく愛し、守ろうとしている20歳の若者 岡田和樹君の活動を通し、自然環境の大切さを問う。

合評での意見
  • 干潟を守りたいという20歳の若者がよく描かれ、感動した。
  • 番組を見てハチの干潟が身近にあることや干潟を守る運動をしている岡田君の存在を知ることができた。
  • 地球派宣言のテレビ局としてハチの干潟を守る活動をしている岡田君を今後も追い続けることが問題提起したメディアとしての誠意ではないか。
  • デジタル開局記念番組に相応しい美しい映像だった。
  • 生き物を紹介する映像は地球派宣言らしく上手にとらえていた。
  • 淡々とした1時間番組、視聴者に飽きられないようにするためには感動を与えるような盛り上がりがほしい。