広島ホームテレビ

放送番組審議会

第362回

開催日:平成18年10月27日(金)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

地球派宣言スペシャル

『アースキーパーズ~森野教室で知った地球の秘密~』

放送:平成18年8月26日(土)13:00~13:55
   平成18年10月3日(火)15:50~16:50(再)
制作:広島ホームテレビ

☆放送番組全般について
☆苦情・意見等の概要について
☆その他(第12回(平成18年度)『PROGRESS賞』結果報告)
番組について

昨年7月、日本で初めて自然を体験することで自分自身の生活を見直し、地球を大切にする環境教育プログラム「アースエデュケーション」を推進するプロジェクトが、広島でスタートしました。このプログラムは年代別に約10種類に分かれています。今回は一般募集で集まった24名のボランティアスタッフが1年間をかけて作り上げたミステリーやファンタジー仕立ての演出「森の演劇」を子供達が体験し、知らず知らずのうちに引き込まれ、最終的には、子どもたちのライフスタイルを変えていたというコンセプトの元に行われました。10歳から11歳を対象に開発された「アースキーパー」を安芸高田市、美土里小学校5年生が体験しました。番組は次第に変化していく子供達とボランティアスタッフの1年を追いました。

合評での意見
  • 日本で初めて行われたアースエデュケーションは、地球派宣言室として相応しい活動だった。参加した子供達にとっても素晴らしい体験だった。今後も地球派宣言室に相応しい環境教育、自然教育活動を継続してほしい。
  • 1年間かけたプロジェクトを1時間番組で放送するには勿体無い。シリーズ化して子供から大人まで、多くの人々に、地球を愛し大切にする環境教育番組を放送してほしい。
  • 「アースキーパーズ」という言葉は一般的に知られていない。聞きなれない言葉が番組タイトルになると内容が伝わらなく、視聴意欲が薄れる。タイトルは内容が少しでもわかり、視聴意欲が湧くものにすべきだ。
  • 子供達の取り組みとボランティアスタッフの取り組みが交互した構成は、焦点がぼけて、伝えたい事がわからなくなっている。
  • 活動を通して子供たちがどう変わったのか、何を話しあったのかなどもっと盛り込んでほしかった。
  • 視聴者が疑問に感じることの解説や説明が少ない。例えば、モデル校は何故美土里小学校に決まったのか、何故5年生だったのか。ボランティアスタッフはどのように集められたのか、またどんな人達なのかなど。