世界中を取材した自然を紹介し、環境に関心を。

ニホンアワサンゴ/山口・周防大島

山口県周防大島の海に広がる、ニホンアワサンゴの群生地。かつては漁網に絡まることから、漁師たちに敬遠される存在でもありました。しかし近年、その貴重な群生が国内外から注目を集めています。海の豊かさを物語る存在として、地域でも保全への取り組みが進められています。人と海との新たな関わりが生まれている場所です。

常清滝/三次市作木町

三次市作木町の山あいに流れ落ちる、常清滝。高さおよそ126メートルを誇り、広島県内で唯一、「日本の滝百選」に選ばれています。三段に分かれて流れ落ちる姿は、四季折々に異なる表情を見せます。周囲には豊かな森が広がり、多くの生きものたちの命を育んでいます。自然がつくり上げた壮大な景観です。

紅葉/廿日市・宮島

秋を迎えた宮島を、美しく彩る紅葉。世界遺産・厳島神社の周辺では、赤や黄色に色づいた木々が秋の訪れを告げます。島の中心にそびえる弥山には、貴重な自然林が今も大切に守られています。歴史ある社殿と豊かな自然が織りなす風景は、宮島ならではの魅力。広島を代表する、美しい秋の景色です。

多島美を照らす/大崎上島

瀬戸内海を望む大崎上島町に建つ、中ノ鼻灯台。明治時代から120年以上にわたり、多くの船の安全を見守り続けてきました。穏やかな海に浮かぶ島々と白い灯台が、美しい景観をつくり出しています。人々の暮らしと海を結ぶ、瀬戸内を代表する風景の一つです。今も変わらず、海の道しるべとして光を届けています。

霧の海/三次市

秋から冬にかけて、三次市周辺で見られる幻想的な「霧の海」。昼夜の寒暖差によって発生した霧が、盆地一帯をゆっくりと包み込みます。山々がまるで島のように浮かび上がる景色は、この地域ならではの絶景です。自然と地形、気候が織りなす、一瞬の美しい風景。静かな朝だけに現れる、季節の贈りものです。

カンムリラングール/スリランカ

スリランカの森で暮らす、カンムリラングール。頭の冠のような毛並みが特徴の、葉や果実を主食とするサルの仲間です。
森林の減少によって生息地が失われつつあり、保全活動が進められています。豊かな森があってこそ生きられる、かけがえのない命。森とともに未来へ守り続けたい生きものです。

ブラックフィンバラクーダ/インドネシア

インドネシア周辺の熱帯の海に生息する、大型の肉食魚・ブラックフィンバラクーダ。潮の流れが速い海域では、数千匹もの群れが渦を巻くように泳ぐ姿が見られます。その迫力ある群泳は「バラクーダ・トルネード」とも呼ばれ、多くのダイバーを魅了しています。群れで身を守りながら生きる姿は、自然界の巧みな知恵そのもの。豊かな海が育む、ダイナミックな生命の営みです。

カラスウリ/三次市

三次市三良坂町の里山で、秋の訪れを彩るカラスウリ。日が暮れると、レースのように繊細な白い花を一夜だけ咲かせます。やがて実は鮮やかな赤色へと色づき、秋の里山にひときわ映える存在に。その実は鳥などの動物によって運ばれ、次の命へとつながっていきます。昼と夜、それぞれの表情を見せながら、里山の季節を静かに彩ります。

白糸の滝/長野・軽井沢

長野県軽井沢町にある、白糸の滝。湾曲した岩肌から地下水が幾筋にも流れ落ち、白い糸を垂らしたような景観をつくり出しています。水は浅間山に降った雨や雪が、長い年月をかけて地中を巡り湧き出したものとされています。年間を通して水量が比較的安定しているのも特徴です。豊かな森と清らかな湧水が織りなす、軽井沢を代表する自然の風景です。