世界中を取材した自然を紹介し、環境に関心を。

春を運ぶ/北海道

大雪山に訪れた遅い春。標高1450mの空沼(からぬま)は、雪解け水で満たされ、鏡のような水面が静かに空を映します。この静寂の中、雪と氷の下で新たな活動を始める生き物たちの姿は、厳しい冬を乗り越えた生命の力強さを感じさせます。雄大な山々が迎える、厳粛で美しい春の訪れです。

ほころぶ春/安芸太田町

冬の終わりに、雪を割るようにして一輪の花を咲かせるアテツマンサク。この花は、厳しい冬の終わりを告げる「春の使者」です。リボン状の花びらがひらひらと揺れる姿に、自然の持つ強い生命力と、地域固有種の美しさを重ねて見つめます。

瀬戸内の牡蠣/広島県

広島湾に浮かぶ牡蠣いかだ。その下は、一見すると養殖の場ですが、潜ってみるとそこには無数の小魚たちが棲息しています。いかだの構造物が、大きな魚から狙われにくい安全な隠れ家となり、彼らの成長を助けているのです。豊かな瀬戸内海の恵みと、その裏側にある命の繋がりを再発見します。

雪化粧/庄原市

天空から見つめる森の冬景色。庄原市の県民の森を、ドローンならではの雄大な視点で捉えます。一面の雪に包まれた山々は、まるで時間が止まったかのような静寂に満ちています。樹々は冬の厳しさに耐え、雪の重みと共に春へのエネルギーを静かに蓄えています。白銀が描き出す荘厳な美しさと、空から見下ろすことで感じられる大自然のスケールを通して、冬の森の力強い息吹を感じてください。

高千穂峡/宮崎県

高さ約80~100mもの断崖が約7kmに渡って続く高千穂峡。その雄大な渓谷美は、阿蘇山の火山活動で噴出した火砕流を五ヶ瀬川が侵食して作られました。まさに自然が生み出した日本を代表する景勝地のひとつです。真名井の滝は高さ約17メートル、轟音を立てて流れ落ちる様は圧巻です。

ミーアキャット/ナミビア

直立して太陽の光を浴び、身体を温めるミーアキャット。ナミビアの過酷な環境下で、彼らは地下トンネルを掘り、10〜30頭の群れで暮らします。群れの中では、見張り役、狩り、そしてベビーシッターといった役割が分担され、小さな家族が協力し合うことで生存を可能にしています。

小さな鼓動/広島県

本格的な雪が降った広島県北部の田んぼ。厳しい寒さで食べ物が乏しくなる中、オレンジ色の胸が鮮やかなアトリ、冠羽が目立つミヤマホウジロ、そしてスズメ、カワラヒワなどの野鳥が群れをなして集まってきました。これは、互いの存在で暖を取り、わずかなエサを協力して見つけるための冬を乗り切る知恵です。

品の滝/三次市

三次市の吉舎町から甲奴町にまたがる品の滝。整備された遊歩道を歩くと、高さ11mの一の滝をはじめ、二の滝、三の滝といった個性豊かな三つの滝が現れます。周辺は四季折々の野鳥や山野草を観察できる自然の宝庫となっており、渓谷全体が豊かな生命を育んでいます。水の流れ、緑の息吹、そして野鳥のさえずり。身近な自然の癒やしと豊かさを感じるひとときです。