広島ホームテレビ

吉弘 翔の It's show time

初めてのオンライン説明会

気が滅入るコロナ禍だが怪我の功名とでも言うべきか。日本におけるオンライン化は飛躍的に進化している。テレビ局でも遠隔地との中継にSkypeやZoomなどのコミュニケーションツールを使用するようになった。

 

窮地に立つと新たな発想や手段が生まれることは、歴史が物語っている。いつでも、どこにいても“手軽”に繋がれる時代は私たちの生活に様々な選択肢を与えてくれる。

 

先日、ホームテレビが開いた就活生向けの企業説明会も手法は「オンライン」だった。

 

モバイル端末越しに私の話を聞く、約150名の学生。背景画面は人それぞれ。学校の会議室や自宅のクローゼット前、手作りの幕を張るものもいれば洗面台で聞いている人も。個性が出ていておもしろかった。

 

対面してこそ感じられること、アピールできることもあるが、会場に足を運ばなくても話が聞ける。学生時代、毎日のように説明会に行き交通費を工面するのに苦労した私は、「お金が浮くよな」とまず考えた(笑)。移動時間も省略できるので時間も有意義に使えるだろう。

 

福山市にあるバッティングセンター「B-PARK」では、これまで併設する屋内練習場で元プロ野球選手による対面式の野球教室を行ってきたが、今年3月からスマホを活用したオンライン型野球レッスンもスタートしたという。

 

コロナによる練習時間の短縮、近くに野球教室がないといった地域差、好きな時間に指導を受けたいなどの事情を考慮し、環境やニーズに合わせた野球指導サービスを始めたそうだ。時間や場所を選ばずにトップクラスの指導を受けられるメリットは大きいだろう。

 

私が野球少年だった数十年前にオンラインレッスンがあったなら、今ごろマツダスタジアムでプレーしていたかもしれない(笑)

 

今や国民の大半がデジタルデバイスを保有している。今後、発展のスピードはさらにペースアップするはずだ。

 

選択肢が増えるからこそ重要なのが何を選ぶか。まあ、その選択にもネットの口コミを参考にするのだろうが・・・