東広島市PFAS問題 健康被害確認の委員会立ち上げへ 高垣市長「学術的見地から検証する必要ある」

広島

広島県東広島市で、高濃度の有機フッ素化合物が検出された問題で、市は今後、健康被害を確認する委員会を立ち上げる方針を明らかにしました。

東広島市のアメリカ軍川上弾薬庫付近では、地下水や河川から国の暫定指針値を最大で300倍超過する有機フッ素化合物が検出され、これまでに55人の住民が臨時の健康診断を受けています。

そのうち39人が受診した集団検診の結果からは、がんやコレステロールで市内の平均よりやや高い数値が出ていて、市は今後、委員会を設置し専門家の意見を聞いていくということです。

東広島市 高垣広徳市長
「年齢特性や生活習慣が関係してくるので、必ずしもPFASの影響かを特定するのが難しい。学術的見地から検証する必要がある。」

また4月末からモニタリング地点を河川で5カ所設置し、2カ月に1度の測定を始めているということです。