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止まらぬ辞職ドミノ 河井夫妻買収事件 広島

広島

広島県安芸高田市・児玉浩市長「昨夜、市議会議長に辞表を提出し受理していただいたところ」

午後2時から急遽会見を開いた安芸高田市の児玉市長。会見で述べられたのは「市長辞職の意向」でした。
児玉市長は先週金曜日にも頭を丸めて会見を開き、去年3月と5月に河井克行容疑者から合わせて60万円を受け取ったことを認めた上で、市長を続ける意向を示していました。

それが一転・・

児玉市長「私自身とすれば、諸課題に対してなんとかやり遂げたいという思いを申し上げたつもりだが、それが十分に伝わらなかったということだと思う」

安芸高田市役所にはきのうまでに200件を超える意見が寄せられ、大半が批判や辞職すべきというものでした。

児玉市長「あなたが正しいか正しくないかではない。これだけ報道に取り上げられていることが市のマイナスになるという意見をいただいた」「現状を打開するために私が退くことがベスト」

市長続行の意向を示してわずか4日で辞職に追い込まれました。
4月の無投票選挙で市長に就任して以来、わずか2カ月あまりでの辞意表明。出直し選挙に立候補する可能性も否定しませんでした。

一方、同じく克行容疑者から合計150万円を受け取ったことを認め、辞意を表明していた三原市の天満祥典市長。
臨時議会できょう付の辞職について全会一致で可決されました。

三原市・天満祥典市長「6月23日の本会議で受け取っていないと発言しましたが、一転して金銭授受を認めたことについても重ねておわび申し上げます」

取材や本会議の場で金銭の授受を一貫して否定していましたが、25日に一転認めた天満市長。
議員から「議場で嘘をついたのか」と問われましたが・・・

天満市長「私は職を辞することにより責任を取らせていただくのでどうかよろしくお願い致します」
こう繰り返すだけでした。

止まらない辞職ドミノ・・

県議会棟前では約50人が現金を受け取った議員に説明と辞職を求める抗議活動を行いました。

新婦人の会広島県本部・森眞理子会長「県民がね、やっぱり声を上げないと、こういうことを許してはならないという気持ちで。もらった人はね、本当に説明責任をしてやめてもらわないといけない」

その広島県議会では新型コロナウイルス対策を柱とした719億円あまりの補正予算案などを可決。県政会を揺るがす買収事件について触れることなく閉会しました。

中本隆志県議会議長「なんらか逮捕者が出たり、また検察当局の手が直接県議会にかかった場合は、私としても対応策を早急に考えていきたい」

また、河井容疑者夫妻の逮捕容疑となった94人のリストには、広島県外の地方議員らの名前や金額も掲載されていることが関係者への取材で新たにわかりました。
陣営の事務局長を務めた愛知県稲沢市の市議(49)には去年6月下旬から4回にわたり約97万円が、この市議の紹介で陣営スタッフに加わった元石川県議(54)には7月上旬から3回にわたり約58万円が提供されたということです。
案里容疑者の選挙運動の収支報告書に2人の人件費の記載はありませんでした。