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ニュース・報道

虐待死事件で母親初公判「発覚恐れ学校に行かせず」

社会

 千葉県野田市で栗原心愛さんが虐待死した事件で、傷害幇助(ほうじょ)の罪に問われた母親の初公判が行われた。母親は、取り調べのなかで「押し倒されることもあった」と夫から暴力を受けていたと話していることが明らかになった。

 16日、千葉地裁。虐待死した栗原心愛さんの母・なぎさ被告(32)が法廷に立った。終始うつむくなぎさ被告は裁判長に起訴内容を問われると、小さな声でぼそぼそと答えた。
 起訴状によると、なぎさ被告は夫の勇一郎被告(41)の指示で心愛さんに食事を与えず、勇一郎被告が心愛さんに冷水を掛けるなどしていたことを知りながら、制止せずに暴行を手助けしたとされる。
 検察側:「なぎさ被告は(暴行を)止めることはあったが、警察や児童相談所には通報しなかった。発覚を恐れて学校に行かせないこともあった」
 検察側によると、父方の祖母の話として野田市に引っ越す前の2017年の7月末から9月下旬、勇一郎被告と心愛さん、祖父母、勇一郎被告の妹で生活していて、この時から心愛さんが夜中に立っているのを見たという。その時、心愛さんは「お父さんに立っていろと言われた。5時間ぐらい立っている」と話したという。その後、野田市でなぎさ被告と一緒に暮らし始めた心愛さん。なぎさ被告の供述調書が読み上げられた。
 なぎさ被告は、これまでの警察の取り調べに対して「娘をかばおうとしたらたたかれた」と話していて、勇一郎被告はなぎさ被告の胸ぐらをつかんで顔を平手打ちし、馬乗りになったり、太ももを蹴るなどしたとして、暴行罪でも起訴されている。
 そして、心愛さんが亡くなった日、風呂場で冷水を掛けられた話も供述している。