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陰口と告げ口

投稿日: 文 : ホビーの匠 MC 中島尚樹

文 : ホビーの匠 MC 中島尚樹

くちゃくちゃ…ちゃぷちゃ…くちゃっちゃ…ぷちゃちゃ…





今、広島空港にあるJALのさくらラウンジで


この記事を書いております。




ちゃっぷ…ちゃぷ…くちゃ…ちゃ…





静かなラウンジ内にも関わらず大声で話す人には、もう慣れました。



許容できます。ただ…






ちゃっく…ちゃっく…ちゃ…くちゃくちゃ…





ただ、クチャクチャ音を立ててモノを食べる人が


どうしても許せません。





飛行機に乗る機会の多い方なのでしょう。


白髪で薄毛のご老人。


とても身奇麗にしている方で、清潔感もあるのですが


いかんせん、サンドイッチを頬張る時の音が酷い。







くっちゃ…くっちゃ…



まるで周囲を試すかのごとき大音量。


静かなラウンジで少しでも音を立てまいと、優しくキータッチする自分を


あざ笑うかのようなクッチャクチャ。




ラウンジに居るほとんどの人は心の中で思うはずです。



「最低だな。この人」





でも、口にはしません。


赤の他人だし、ラウンジを出てしまえば、そうそう再会することも無いでしょうし。





とは言え、これが上司ともなると、部下は大変かもしれませんね。



上司に向かって、人生の大先輩に向かって、幼少期にクリアすべきマナーを


今更、説くのは…。






で、部下たちが集まると、この方は色々と陰口をたたかれるでしょう。



仕事の内容もさることながら、その食べ方が話題に上ることもしばしば。





その陰口をクチャクチャ上司に告げ口する人も現れるかもしれません。





それを聞いた上司は激怒するわけです。






「なんだって!?あいつらがそんなことを!?…くっちゃくっちゃ…」







ここでふと疑問が湧きました。








陰口と告げ口…どちらが悪いのか?








個人的には、0対100で告げ口が悪いと思います。






僕の数ある座右の銘(数あっちゃダメなんですが)の中に


「知らぬが仏」と言うものがあります。




過去にも書いたと思いますが、世の中は知らなくて良いことばかりだし


知ってしまったことで、生きる希望すら失ってしまうことは


往々にしてあります。





「この日、仕事を入れたいんだけど…空いてる?」


「すみません。その日はNGですね」


「なんだ。お前もダメか」







言うな!俺が二番目以降だと言うことを!知りたくもない!






もうね。知らなきゃいいんです。






容姿のことや、生産性のことや、二番手であることや、無価値であることなんて





お前らに言われなくても分かってるよ!




です。




タレントやアイドルがネット掲示板の罵詈雑言を決して見ないのと同じです。



「劣化した」「最近見なくなった」「全く面白くない」



本人やマネージャーや事務所の人間たちが誰よりも分かってることであり、


何度も頭を悩ませてる事実を改めて聞かされる必要なんてない。






本人が一番苦しみ、改善しようともがいているなら


もう、そのことに触れないことが一番です。





本人も含めた誰もが知っていることであり、



それを取り立てて議題に挙げることこそ無意味だと思います。







しかも陰口は、どうにもならない現状のガス抜きとして機能している


とさえ思う時があります。





人は陰で色々と聞きますし、色々と言います。



そのことでバランスを取るのかもしれません。



誰もが「思えども本人に伝えない努力」をしているのです。







一方、告げ口は、




その仕組みをぶっ壊す最悪の行為

です。




部下たちの苦労と信頼を一瞬にしてぶち壊します。






「でも、食べる時の音がうるさい人には、ちゃんと伝えるべきだ」


そう思う人も居るでしょう。







なら、自分発進であるべきなのです。





告げ口は助言でも何でもなく、他人発信の醜聞です。




相手を思うのなら、「自分はこう思うのですが…」と言わないとダメです。





「こんな風に言われているのを聞いたのですが…」では卑怯極まりない。




もしかしたら、相手のことを思えばこそ…と言う善意ではなく



混乱を巻き起こしたいなんて発想があるかもしれませんし…。






当然、目上の人に忠告や助言をするのは不可能に等しい。



だったら、何も言わない方が良いです。



どうしてもストレスが溜まれば、陰口をたたくしかない。





いわば、その「苦情」を皆が共有することで、ことが前進することだってあるのですから。





前向きな陰口が至るところで叩かれることを望みます。









ゴキュグチュチュチュグキュ…



隣のご老人。今度は、ラウンジのお茶でうがいを始めました。




相当、大きな音です。







最悪ですね。嫌になります。




奥さんにも咎められ、それでもやっちゃんでしょうね。この人。



グチュグチュグチュグチュグチュ…




ゴクン。






こうならないように気を付けないとですよ。




さて、そろそろ飛行機の時間です。





陰口もこの辺で…。






※このブログは全てフィクションです。ブログの全文はホームテレビの審査を経て掲載されています。



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