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スケールが違う

投稿日: 文 : ホビーの匠 MC 中島尚樹

文 : ホビーの匠 MC 中島尚樹

最近、本当に楽しみにしてるのがドラマ「半沢直樹」です。


ジャンプの発売日くらい心待ちにしているわけですが、物語も後半戦。


半沢直樹は大阪西支店から本社へと進み、大出世しました。


回収金額も5億から、今度は120億へスケールアップしました。



5億でも「大丈夫か?」と思っていたわけですが


120億ってのは、文字通りの桁違い…スケールアップです。




さて、このスケールってやつは絶対評価ができません。


必ず相対評価です。



「スケールのデカい話だ。」となると、必ず


対となるスケール…ものさしが必要となります。



このスケール、いわゆる“ものさし”は、人それぞれです。




同じ人間でも成長の度合いや経験の数で、ものさしは変わってくるでしょう。




先日、安佐北区にあった可部南小学校時代のクラス会がありました。


卒業した12歳から数えて、およそ30年のブランクがあるわけです。



その中のひとり、スギちゃんが転校して来たのが小学五年生の時。



「都会から男子が転校してくるらしいぞ!」


当時は鳴り物入りの転校生だったスギちゃん。



その時の話になり、


「あの時、どこから転校してきたんだったっけ?」


と聞くと、帰って来た答えが



「牛田新町」だった時のがっかり感。





牛田新町にお住まいの皆さんには申し訳ないが


「何が都会じゃ!」


と当時の自分たちに突っ込んでしまいました。



小学生が持つスケールなんてのは、この程度です。



小学時代は、隣の学区に行くだけでも大冒険だったし、


別なクラスの女子を好きになろうものなら、


その視野の広さを褒め称えられたものです。





クラス会で逆に転校して行って、可部南小学校を離れて行った生徒も居ました。


ジュン君です。



なぜか未だに覚えているのですが、ジュン君が学校を離れる最後の日、


クラス全員で盛大な送別会を執り行いました。



ある者はダンスを披露し、ある者は歌を披露し、


その中で、僕は絵をプレゼントしたそうです。(ここは記憶になかった)



そして、ジュン君は


その小さな手には抱えきれないほどの花束を送られ、


全員から送られる割れんばかりの拍手の中、可部南小学校を後にしました。




今から30年も前の話なので、当時は「今生の別れだ」と思ったものです。




そのジュン君がなんと、このクラス会に来てくれていたので


スギちゃんの話の流れで聞いてみました。





「ジュン君はあの時、どこに引っ越したんだっけ?」



「草津」



「アメリカじゃなかったの!!!!?」



遠い異国の地へ旅立つとばかり思っていたジュン君が



安佐北区可部から西区草津本町へ引っ越しただけだったとは…。




その頃から考えれば、相当スケールアップしたもんだと思うわけです。





成長するにつれ、比較となる対照が大きくなり、



そのために「ものさし」も大きくなって行く。




翻(ひるがえ)って言うと、スケールアップを図りたいのであれば、


「ものさし」を大きくして行く必要があることになります。




「この中ならまだ俺はマシだ」「私が出来るのはコレくらいだ」



そう思っている間は、自分の「ものさし」を大きくするチャンスを失い、


スケールアップも望めません。



到底叶わない相手と肩を並べ、到底届かない目標を追わないと


都会は牛田新町であり、西区草津本町はアメリカのままです。






自分がスケールアップ、ステップアップするには


半沢直樹のように言うべき時は言う必要があるのかもしれませんね。





因みに、自身も半沢直樹に倣(なら)って、



ゲーム製作において、全くユーザー様のことを考えないクライアントに



「ゲームを遊ぶユーザー様のことこそ考えるべきだ!」なんて




先日吠えましたよ。








メールで。





返信は来ましたが、業務連絡だけで、そのことに関しては







無視されました。




会社員とフリーランスは立場が違うし、


一番の目標が、「仕事量を如何に減らすか」と言う相手と


「プレイヤーが楽しめるゲームを…」と言う自分とでは


やはり立場が違いすぎるんでしょうねぇ…。





上に怒鳴っただけで状況が好転するほど世の中はフェアでもなく…。





スケールアップなんて簡単にできませんわなぁ…。



※このブログは全てフィクションです。ブログの全文はホームテレビの審査を経て掲載されています。



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