ユーキャン ITパスポート講座の評判【2024年度】割引キャンペーンはある？

ジョブチェンジやキャリアアップを図ったり就職活動で有利に動けるよう、新たに資格を取得しようと考えている人も多いでしょう。

なかでも国家試験は資格としての信頼性も高く評価を受けやすい資格といえます。

今回は国家試験のひとつである「iパス(ITパスポート試験)」について、資格取得のための通信講座を紹介していきます！

iパスは2021年度の年間応募者数が24万人を越え、2017年度の応募者数に比べ166.2%増と急激に応募者が増えているIT系の国家試験です。

iパスの重視度は情報通信業界内において特に高く、まだ今よりも試験応募者が少なかった2015年時点でも重視する傾向の高い資格のひとつであることが分かっています。

情報通信業界で重視する傾向にある資格と傾向の割合

ITパスポート	22.4%（サービス業 3.0%／製造業 2.3%）
基本情報技術者	63.3%
応用情報技術者	53.1%
オラクルマスター	30.6%
シスコ技術者認定	22.4%
簿記	20.4%

今や情報通信業界だけでなく、幅広い業界でもITスキルが求められます。これを機に、IT系の入門的な試験でもあるITパスポートの取得を検討してみるのもよいでしょう。

この記事ではITパスポート試験について、そしておすすめの通信講座ユーキャンの「ITパスポート試験対策講座」について解説していきます！

よくある質問もまとめているので、ITパスポートが気になっている方は最後までぜひチェックしてみてください！

ITパスポート試験とユーキャンの「ITパスポート講座」について解説

まずはITパスポート試験について試験概要をチェックしてみましょう。

ITパスポート試験 試験情報

試験時間	120分
出題数	小問：100問〈以下内訳〉 ・ストラテジ系（経営全般）：約35問 ・マネジメント系（IT管理）：約20問 ・テクノロジ系（IT技術）：約45問
出題形式	四肢択一式
合格基準	・総合評価点600点／1,000点 ・分野別評価点ストラテジ系：300点／1,000点 マネジメント系：300点／1,000点 テクノロジ系：300点／1,000点
受験方法	CBT方式
受験手数料	7,500円(税込)
受験資格	特になし

ITパスポート試験は経営関係とIT関係の分野から100問の問題が出題されます。問題はすべて選択問題です。

合格基準を満たすには総合評価と分野別評価の最低点をクリアする必要があります。総合評価は全体の問題のうち92問、分野別評価はストラテジ系32問・マネジメント系18問・テクノロジ系42問で行われます。

CBT（Computer Based Testing）方式で実施する試験なので、受験当日は試験会場で用意されたコンピュータを使い解答します。試験は全国47都道府県で実施しているので、お住まいの地域で近くの試験会場を選んで受験しましょう。

試験の出題範囲の詳細は以下になります。

ITパスポート試験 出題範囲

ストラテジ系	1．企業と法務-企業活動-法務 2．経営戦略-経営戦略マネジメント-技術戦略マネジメント-ビジネスインダストリ 3．システム戦略-システム戦略-システム企画
マネジメント系	4．開発技術-システム開発技術-ソフトウェア開発管理技術 5．プロジェクトマネジメント-プロジェクトマネジメント 6．サービスマネジメント-サービスマネジメント-システム監査
テクノロジ系	7．基礎理論-基礎理論-アルゴリズムとプログラミング 8．コンピュータシステム-コンピュータ構成要素-システム構成要素-ソフトウェア-ハードウェア 9．技術要素-情報デザイン-情報メディア-データベース-ネットワーク-セキュリティ

いずれもITを利活用するうえで社会人として備えておくべき基本的な知識の理解が求められる出題内容です。

グローバル化していくことで注目度の高まっていく英語力ですが、それだけでなく高度なITスキルの力も必要です。企業にアピールしていくためには、事務系や技術系を問わず持ち合わせておきたい基礎知識といえます。

気になる試験の合格率は50％前後です。令和5年11月度の試験では全体の合格率が52.2%でした。

合格に必要とされる勉強時間は100〜150時間程度とされ、毎日コツコツと勉強を続けていけば半年程度の勉強期間で合格することも可能でしょう。

また、ITパスポート試験は2024年4月から新シラバスで試験を実施することが通知されています。通信講座を選ぶ時は新シラバスに対応している講座を選ぶことがポイントです。

ユーキャン「ITパスポート講座」に関する基本情報とメリット・デメリット

ここからはユーキャンの「ITパスポート講座」について、基本情報とメリット・デメリットをまとめました。

講座情報

受講料(税込)	一括：21,000円 分割：2,420円×9ヵ月／総額21,780円
カリキュラム	①IT知識の全体像 ②演習問題 ③模擬試験＆修了課題 標準学習期間：4ヵ月 指導サポート期間：8ヵ月
教材	メインテキスト1冊 デジタル学習サイト
サポート	・添削課題3回(模擬試験2回、修了課題1回) ・質問制度(1日3問まで) ・WEB学習対応(WEBテスト、解説動画の視聴など) ・8日以内の返品対応
講座情報	ITパスポート講座

ユーキャンのITパスポート講座では、全3回の模擬試験がついてきます。

試験本番までに模擬試験を受けることで最後の総仕上げができ、結果を受けて弱点がわかり効率良く復習することが可能です。

また、質問制度は1日3問までの制限はあるものの、受講期間中の回数制限はありません。分からないことがあれば都度プロ講師に質問できる環境なので、独学で対策するよりもスピーディに理解度を深められます。

標準学習期間は4ヵ月ですが、添削や質問対応などの指導サポートは8ヵ月間対応できます。忙しい社会人でもゆとりを持って試験までに万全な対策を行うことができる講座です。

まとめると…

メリット	デメリット
添削課題付きで本番前に理解度を更に深められる WEBテスト対応なのでスキマ時間にも学習しやすい 8ヵ月間質問対応してくれるので焦らず学習できる	受講料はやや高め 到着後8日を超えた途中解約は対応できない

利用者の口コミや評判を確かめてみると、初心者向けの解説動画や質問の回答が分かりやすいとの声がありました。

また、ITパスポート試験対策の講座にしては受講料が高すぎるという声も一部ありました。しかし、2022年には3万円近い受講料だった当講座が2023年からは21,000円(税込)までコストダウンを実現しているので、テキスト以外のサポート対応を考慮すると十分コスパのいい講座と言えるでしょう。

ユーキャン「ITパスポート講座」と他社の通信講座の評判を比較

ここからは、ユーキャンの「ITパスポート講座」と他社の通信講座をそれぞれ比較していきます。

本当にユーキャンをおすすめできるのか比較しながらチェックしていきましょう。

受講にかかる料金で比較してみた結果、ユーキャンは最も受講料が高かった

ユーキャン	ITパスポート講座	21,000円
たのまな	ITパスポート試験対策講座	18,700円
フォーサイト	ITパスポート通信講座	16,800円
クレアール	ITパスポート試験合格コース	11,000円

ユーキャンは4社のなかで最も受講料が高い講座でした。費用が高い分、質問対応や全3回の模擬試験形式の添削課題が付いてくるなど満足のいく内容です。

日本国内で資格取得に関するオンラインレッスンのひと月あたり平均利用料は7,144円(税込)とされています。

ユーキャンは標準学習期間4ヵ月なので、ひと月あたり5,250円(税込)と平均利用料よりも下回る十分リーズナブルな料金設定です。

カリキュラムで比較してみた結果、ユーキャンは十分な模擬試験と添削指導があることが分かった

ユーキャン	ITパスポート講座	・解説動画 ・用語集 ・模擬試験2回（添削あり） ・修了課題（添削あり） ・過去問CD-ROM・テキスト
たのまな	ITパスポート試験対策講座	・動画講義（解説編／問題演習編） ・演習問題（全120問） ・過去問演習問題（全200問） ・模擬試験2回 ・テキスト
フォーサイト	ITパスポート通信講座	・講義動画（戦略立案編／合格必勝編） ・確認テスト ・チェックテスト ・模擬試験 ・問題集3冊 ・テキスト（デジタル対応）
クレアール	ITパスポート試験合格コース	・動画講義 ・問題集 ・総合テスト ・直前重要用語集 ・テキスト（デジタル）

ユーキャンのカリキュラムではインプット用の解説動画や用語集のほかに、添削指導のついた模擬試験と修了課題が収録されています。

インプットもアウトプットも無駄なく対応できるだけでなく、自分のニガテ分野をプロ視点で見極めてもらえるので、独学で取り組むよりも効率良く着実な弱点克服を狙えます。

添削指導を受けられるのは4社のなかでもユーキャンだけなので、初心者で試験に不安がある人はユーキャンがおすすめです。

サポート体制で比較してみた結果、ユーキャンは期間中の回数制限がない質問対応が便利

ユーキャン	ITパスポート講座	・割引キャンペーンの提供 ・質問対応（1日3回） ・8日以内返品対応 ・教育訓練給付制度対応
たのまな	ITパスポート試験対策講座	・質問システムでの質問対応（無制限） ・再チャレンジ制度 ・就職 ・転職サポート ・無料オンラインセミナーの開催
フォーサイト	ITパスポート通信講座	・合格お祝いギフト最大1,500円進呈 ・質問対応（5回） ・個別カウンセリング ・フォローメルマガ
クレアール	ITパスポート試験合格コース	・メールでの質問対応（無制限） ・延長キャンペーンの提供

サポート体制を比較してみると、どの講座でも質問対応を行っています。ユーキャンは1日3問までという日数での制限はあるものの、期間中の回数制限がないため、試験本番までに疑問点を残すことなくすべて質問することが可能です。

費用面では割引きキャンペーンの提供や教育訓練給付制度対象講座に選ばれているなど、他社と比べても充実した費用サポートを受けられることが分かります。

【FAQ】ユーキャン「ITパスポート講座」に関するよくある質問まとめ

最後に、ユーキャンのITパスポート講座とITパスポートに関するよくある質問をまとめました。

ITパスポート試験は1年に何回受験できる？最短何ヶ月で取れる？

ITパスポート試験は何回でも受験が可能です。試験は週何日も開催されているので、都合のつくタイミングで最寄りの試験会場を探して受験してみるとよいでしょう。

1日の勉強量によって個人差はありますが、最短1～2ヵ月で取得することも可能な入門的資格です。

ITパスポート試験の受験勉強で過去問を解いたほうがいい？

ITパスポート試験の受験勉強では過去問を解いておくことをおすすめします。

筑波技術大学の論文（2012）では国家試験対策で過去問対策の必要性があることが示されています。

ITパスポート試験を開催する独立行政法人 情報処理推進機構の公式サイトでは過去問資料が公開されているので、書籍や問題集を取り寄せなくても過去問を解くことが可能です。

ただし、過去問で対策をつかむだけでなく、新傾向の対策もしっかり行いましょう。

ユーキャンで受講修了後にITパスポート試験を受ける時の注意点は？

ITパスポート試験で合格基準を満たすためには、2つの評価点をクリアする必要があります。

総合評価点が600点以上であること、そしてすべての分野別評価点が300点以上であることが求められるため、たとえば分野別評価点のうち1つが300点未満だと合格になりません。

ユーキャンのITパスポート講座受講がおすすめなのはどんな人？

ユーキャンのITパスポート講座は、次のような人におすすめです。

ユーキャンのITパスポート講座がおすすめな人の特徴

• IT業界への就職や転職が決まっているが基礎知識を持ち合わせていない
• IT関連の部署に配属になったが基礎知識が身についていない

ITパスポート試験は、IT関係の基礎知識を持つことを示す入門的な資格です。そのためIT企業の採用活動でアピールするには物足りない資格となってしまいます。

一方で未経験でIT関係の仕事をすることになったときには、ITパスポートがあると自分も周りも安心して業務をスタートできるでしょう。

ITパスポートを取得した後におすすめの他の資格は？

ITパスポートの資格はビジネススキルで持っておくと便利な入門的資格です。

資格を取得した後は、パソコンスキルがあることをアピールできる「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」の資格を持っておくとよいでしょう。

MOSはWordやExcel、PowerPointなどのパソコンで代表的なソフトを使えるスキルがあると示すことができる資格です。一般レベルと上級レベルに分かれているので、自分が挑戦できるスキルに合ったレベルで受験してみてください。

ユーキャンではMOS講座も開講しています。

受講したい試験科目やレベル、使っているバージョンに適したコースを全21種類から選ぶことができるので、独学で取り組むよりも効率良くMOSの資格を取得できるでしょう。

講座情報

受講料(税込)	一括：44,000円 分割：3,190円×14ヵ月／総額44,660円
カリキュラム	1～3週目：テキストの図を見て基本操作を学ぶ 4週目：模擬試験で本番想定のシミュレーション 標準学習期間：4ヵ月 指導サポート期間：8ヵ月
教材	メインテキスト4冊 CD-ROM4枚 ガイドブックなど
サポート	・質問制度(1日3問まで) ・WEB学習対応(解説動画の視聴など) ・8日以内の返品対応
学んだらできること	各MOS試験の合格＆資格取得 ・MOS 365 ・MOS 2019 ・MOS 2016