知的財産管理技能検定の通信講座おすすめ6社を比較【2024年6月版】

近年、企業の競争力向上において、知的財産(IP)の重要性がますます高まっています。しかし、IPを戦略的に活用できる人材不足は深刻な課題となっています。

そこで注目されているのが、国家試験である「知的財産管理技能検定」です。この検定に合格すれば、IPに関する専門知識と実務能力を証明でき、キャリアアップに大きく役立ちます。

知的財産管理技能検定 は、知的財産の創造、保護、活用に関する知識と技能を測る国家試験です。1級は特許専門業務とコンテンツ専門業務に分かれ、2級と3級は管理業務を対象としており、各級とも学科試験と実技試験の両方に合格することで知的財産管理技能士の称号が得られます。

検定の内容を独学で勉強するのも良いですが、効率的に合格を目指すなら、通信講座の利用がおすすめです。

通信講座のメリット
  • 時間や場所に縛られず、自分のペースで学習できる
  • 経験豊富な講師による分かりやすい解説
  • 過去問題や模擬試験で実力を確認できる
  • 質問サポートや学習アドバイスを受けられる

本記事では、知的財産管理技能検定の受験方法や、通信講座のメリットと探し方、おすすめの通信講座について紹介しています。通信講座は、忙しい方でも無理なく学習できる学習方法です。

知的財産管理技能検定の資格取得を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください!

目次

知的財産管理技能検定の通信講座おすすめ6社を比較【2024年6月版】

知的財産管理技能検定の合格を目指し、通信講座の利用を検討している場合でも、数ある講座の中から自分にぴったりのものを見つけるのは大変ですよね。そこで今回は、それぞれの強みや特徴を分かりやすく解説し、おすすめの通信講座を6つ厳選しました!

「独学は不安…」「忙しい…」「効率よく合格したい」。そんなニーズに合う講座が見つかるので、ぜひ参考にしてください!

1.スタディングはAI自動復習機能を使って効率よく学習可能 

スタディング
出典:スタディング

スタディングは、スマホやタブレット1つで全ての学習が可能な通信講座で、スキマ時間を利用して効率的に学習できるのが魅力です。

特徴は、以下のとおりです。

スマホやタブレット1つで学習できる

講義は、全て動画形式で提供されており、スマホやタブレットがあれば、通勤や通学などのスキマ時間を利用して、いつでもどこでも学習可能。

問題演習はすべてオンライン上でできる

問題演習は、すべてオンライン上で行えます。そのため、わざわざ問題集を用意したり、図書館や自習室に行く必要がありません。

内閣府が出している生涯学習に関する世論調査によると、これから学習するとした場合、学習したい場所や形態として、「インターネット」を挙げた者の割合が58.7%と最も高くなっており、通信講座の需要が高まりに合った学習形態です。

無料の初回講座と無料セミナーがある

無料の初回講座と無料セミナーを開催しており、動画講義やテキストを試しに利用可能。

AI問題復習ガイドで効率的に復習できる

AI問題復習ガイドでは、個人別に最適なタイミングで復習問題を出題してくれるため、苦手分野を効率的に克服できます。

学習Q&Aサービスで疑問を解決できる

オンライン講座でも、疑問点を講師に質問できる学習Q&Aサービスがあるため、理解を深めながら学習可能。

特に、AI問題復習ガイドは、スタディングの大きな特徴と言えるでしょう。AI問題復習ガイドでは、学習者の理解度や苦手分野を分析して、その人に合った問題を自動的に生成するため、効率的に学習を進められ、合格率もアップします。

スタディングの教材は、以下のとおりです。

基本講座

動画/音声講座:標準版・1.5倍速版・2倍速版

テキスト

動画/音声講座の内容をベースに、重要度や、補足など、試験対策に役立つ情報を加えたオンライン版テキスト

スマート問題集

基本講座の一講座が終わるたびに、基本講座の単元に合わせて出題

セレクト過去問集(学科/実技試験対策)

知的財産管理技能検定®試験の過去問から、よく出題される問題を厳選したオンライン過去問題集

学科試験と実技試験は内容は類似しており、解答するために必要な知識は同じです。しかし、実技試験では応用的な事例問題が出題されるため、それぞれの試験にあわせた対策が必要となります。

スキマ時間を活用して効率的に学習したい方は、ぜひスタディングを検討してみてください。

基本情報

受講費用(税込)3・2級セットコース:19,800円
2級合格コース:18,500円
3級合格コース:4,500円
各種制度・キャンペーン・Wライセンス応援割
・合格お祝い制度:知的財産管理技能検定®2級合格でAmazonギフト券 2,000円分
合格率・実績HPに合格者の声記載あり
特徴・AIが最適なタイミングで復習問題を出題してくれるため弱点克服に効果的
・無料セミナー、無料講座で学習システムを試せる
・オンライン講座でも疑問点を講師に質問できる

2.資格スクエアは過去問の量が豊富なので試験に特化した対策ができる

資格スクエア
出典:資格スクエア

資格スクエアは、法律系難関資格のオンライン学習サービスで、知的財産管理技能検定対策講座には、約1,000肢の過去問が収録されています。

特徴

  • 過去問の量が豊富で、試験に特化した対策ができる
  • 講師の質が高く、わかりやすい講義を受けられる
  • 学習効率を高める機能が充実している

知的財産管理技能検定対策講座には、約1,000肢の過去問が収録されており、過去問を繰り返し解くことで、試験の傾向を把握し、実践力を身につけられます。

また、講師は、資格スクエア弁理士講座における講師満足度96.4%の林哲彦氏です。林氏は、知的財産に関する豊富な知識と経験を持ち、わかりやすい講義で定評があります。

さらに、学習効率を高める機能が充実!21段階倍速機能やオンラインレジュメを利用すれば、自分のペースに合わせて学習を進められます。

資格スクエアは、過去問対策に力を入れている通信講座です。また、講師の質も高く、わかりやすい講義で学習を進められるでしょう。

基本情報

受講費用(税込)3級・2級まとめて対策講座:22,000円
各種制度・キャンペーン
合格率・実績講師満足度96.4% ※弁理士講座における講師満足度
特徴・講師の手元等を映し、マーカー引き等をしていく「ライブ風」講義を採用・約1,000肢の過去問を解ける・法律系難関資格のオンライン学習サービスなのでその先にも活きる知識を得られる

3.コガクの通信講座は5,000社以上で導入実績があり社会人の基礎教育に最適

コガク
出典:コガク

コガクは、技術系通信教育講座の老舗で、5,000社以上の企業に導入実績があり、社会人の基礎教育に最適です。

その理由は、以下の3つが挙げられます。

受講期間が3カ月と短い

知的財産管理技能検定は、初学者でも合格できる難易度ですが、それでもしっかりと学習するにはある程度の時間が必要です。コガクの通信講座は、受講期間が3カ月と短く、忙しい社会人でも無理なく学習を進められます。

公式テキストと問題集がセットで届く

受講者には、知的財産教育協会が編集した公式テキストと問題集がセットで届きます。公式テキストは、試験の出題範囲を網羅しており、問題集は、知識の定着や実践力を養うのに役立ちます。

分野の専門家に質問ができる

受講者には、分野の専門家に講座の疑問や不明点を質問できるサービスが付いています。わからないことがあれば、すぐに質問して解決できるので、安心して学習を進められます。

さらに、コガクは技術系通信教育講座50年以上の実績があり、製造業での企業内教育を前提に作られた教材は、技術者の実務に役に立つことに注力しています。そのため、知的財産管理の知識や技能を身につけたうえで、実務で活用できるスキルを身につけたい方にもおすすめです。

基本情報

受講費用(税込)知的財産講座 検定2級コース:30,250円
知的財産講座 検定3級コース:25,850円
各種制度・キャンペーン
合格率・実績記載なし
特徴・受講期間は3カ月と、短時間で効率的に学習できる
・テキストは、知的財産教育協会が編集した公式のものなので、最新の試験傾向に対応している
・公式テキストと問題集がセットで郵送されるので、自宅で効率よく学習可能

4.LEC東京リーガルマインドは法律系資格指導に優れているため資格取得後にも活かせる知識を習得できる

LEC東京リーガルマインド
出典:LEC東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインドは、司法試験をはじめとする法律系資格指導に20年以上携わっている老舗資格学校であるため、知的財産管理技能検定対策に必要な知識やスキルを効率的に身につけられるでしょう。

特徴

1.法律系資格指導に優れたノウハウ

司法試験をはじめとする法律系資格指導に20年以上携わっている老舗資格学校のノウハウを活かして、知的財産管理技能検定対策にも力を入れています。

試験の傾向を捉えた教材と、豊富な経験を持つ講師陣が、合格をサポートしてくれるでしょう。

2. スキマ時間でも学習しやすい

通信講座は、スマホやタブレットでも学習できるため、スキマ時間でも無理なく続けられます。

また、オンライン学習機能で勉強時間を把握できるため、モチベーションを維持しやすいのもポイントです。

3. おためしWeb受講制度あり

LEC東京リーガルマインドでは、おためしWeb受講制度を設けています。

講座の一部分をLECの学習システムを使って無料で受講できるので、まずは実際に使ってみて、自分に合っているかどうかを確かめられます。

以下の方におすすめ!

  • 知的財産管理技能検定の合格を短期間で目指したい方
  • スキマ時間でも学習しやすい通信講座を探している方
  • 法律系資格指導に優れたノウハウを活かした講座を受講したい方

割引制度も豊富にあるため、ぜひお得に利用してみてください。

基本情報

受講費用(税込)知的財産管理技能検定®3級
対策講座:19,000円
知的財産管理技能検定®2級対策講座:33,000円
知的財産管理技能検定®3・2級対策セット講座:49,000円
各種制度・キャンペーン・Web奨学生試験合格で最大30%オフ
・Myページ会員限定割引クーポン
・退職者・離職者応援 受講料20%割引
・フレンド割
・法人提携割引
合格率・実績記載なし
特徴・試験の傾向を捉えた教材と講師陣が揃っている
・外出先でもスマホやタブレットで学習できる
・オンライン学習機能で勉強時間を把握できる

5.TACは短期合格を可能とするカリキュラムと充実したサポート体制が魅力

TAC
出典:資格の学校TAC

TACの知的財産管理技能検定講座は、短期合格を可能とするカリキュラムと充実したサポート体制が魅力です。

カリキュラム

TACのカリキュラムは、合格に必要な内容を最短で効率よく学習できるように設計されています。インプットとアウトプットをバランスよく織り交ぜることで、理解度を深めながら実践的な力を身につけられるようになっています。

3級講座では、知識をインプットする基本講義が全5回、アウトプットする実力テストが全1回あります。2級講座では、基本講義が全8回、実力テストが全1回あります。

サポート体制

受講生の学習をサポートするさまざまなサービスが用意されています。

オリジナル教材

本試験を徹底分析したオリジナル教材を使用しており、重要ポイントがわかりやすくまとめられているので、初学者でも安心して学習可能。

質問サポート

TACのWEBスクール上のメールで、講師に質問可能。疑問点をすぐに解決できるので、学習のモチベーションを維持できる。

単元学習

1回あたり約10分〜20分の単元学習で講義が進行。従来までの1回150分講義から細かく分割され、単元ごとに学習できるので、移動時間や隙間時間での学習が可能。

TACの知的財産管理技能検定講座は、短期合格を可能とするカリキュラムと充実したサポート体制が魅力です。

「知的財産に関する資格を取得したい」「短期間で合格したい」という方は、ぜひTACの講座を検討してみてください。

基本情報

受講費用(税込)3級オンライン本科生
・問題集付:22,000円
・問題集無:19,800円
・問題集付・再受講割引:18,700円
・問題集無・再受講割引:16,500円

2級オンライン本科生
・問題集付:41,800円
・問題集無:39,600円
・問題集付
・再受講割引:35,200円
・問題集無・再受講割引:33,000円
各種制度・キャンペーン・早割キャンペーン第1弾
※2/29(木)まで

・ステップアップ割引:過去に受講したコースよりもさらに上の級を目指す方へが対象

・再受講割引:過去にTAC知的財産管理技能検定®講座を受講された方が利用可能

・NEXT割引:直近に知的財産管理技能検定®講座以外の講座を受講された方 受講料5%割引
合格率・実績記載なし
特徴・1回あたり約10分~20分の単元学習で講義が進行
・WEBスクール上のメールで、講師に疑問点を質問可能
・インプットとアウトプットを織りなすことで実践的な力を身につけられる

6.オンスク.JPは月額制の受講し放題サービスなので様々な資格の「学習したい!」を叶えられる

オンスク.JP
出典:オンスク.JP

オンスク.JPは、月額1,628円(税込)で、様々な資格の講座を受講し放題できるサービスです。知的財産管理技能検定3級の講座は、講義動画・問題演習・テキスト・ダウンロード教材がすべてセットになっていて、学習に必要なものがすべて揃っています。

講義動画は、わかりやすい解説付きで、テキストで覚えただけではイメージしづらい部分の理解をサポートしてくれます。問題演習は、一問一答形式なので、スキマ時間に学習可能。また、実力テストを活用すれば、目に見えて成長を実感できる内容になっています。

さらに、学習時間や進み具合がパッと見でわかる学習進捗機能も利用できるのでモチベーションを維持できるでしょう。

オンスク.JPは初期費用・入会金が無料で、講座ごとの料金も不要です。また、無料で視聴できるお試し講義動画も用意されているので、講義の雰囲気や講師の教え方を確認してから、受講を検討できます。

知的財産管理技能検定3級に合格するためには、しっかりとした学習計画を立てて、継続して学習することが大切です。オンスク.JPの「知的財産管理技能検定3級講座」なら、効率的に学習を進められ、合格に近づけます。

「他の資格も取得したい」「とりあえず知的財産管理技能検定の3級は取得しておこう!」と考えている方は、ぜひ利用してみてください。

基本情報

受講費用(税込)・ウケホーダイ-スタンダード:1,628円/月
・ウケホーダイ-スタンダード【6ヵ月パック】:8,140円
・ウケホーダイ-スタンダード【9ヵ月パック】:11,880円
・ウケホーダイ-スタンダード【12ヵ月パック】:15,400円
各種制度・キャンペーンなし
合格率・実績
特徴・月額制で1か月から利用可能
・講義動画・問題演習・ダウンロード教材がすべてついているので、効率的に学習できる
・サブスク形式なので他の資格の学習にも活用できる

知的財産管理技能検定とは?意外と取得しておくと有利!?

知的財産管理技能検定は、知的財産に関する幅広いスキルを身につけ、専門家としての資格を取得するための検定です。この検定を取得することで、知的財産管理技能士としての道が開け、仕事の幅やキャリアの可能性が広がるでしょう。

ここでは、検定を取得するメリットや取得の難易度、受験方法を解説していくので、受験を検討している方はぜひ参考にしてみてください!

①知的財産管理技能士の仕事内容とは?検定を取ると就職やキャリアアップに役立つ?

参照:国家試験 知的財産管理技能検定 活用状況

知的財産管理技能士は、特許や商標、著作権などの知的財産を戦略的に活用し、企業の競争力を高めるスペシャリストです。目に見えない「知恵」を武器に、ビジネスの成功を陰ながら支える、まさに現代の忍者と言えるでしょう。

知的財産管理技能士の仕事内容
  • 特許出願の準備・書類作成:発明の価値を最大限に引き出し、権利化を確実なものにする
  • 特許調査・分析:ライバルの技術動向を把握し、自社の戦略を立案
  • ライセンス契約:自社の技術を他社に活用してもらうための交渉
  • 知的財産侵害対策:自社の知的財産を守るための調査、対応
  • 知的財産戦略の立案:自社の強みを活かし、競争優位性を築くための計画策定

知的財産管理技能士の資格は、企業の知財部門はもちろん、特許事務所や弁理士事務所など、様々な場所で活躍できると考えられます。さらに、近年は知的財産に関する知識が求められる場面が増えており、転職やキャリアアップにも有利です。

知財管理技能士が求められる理由
  • グローバル化:海外企業との競争が激化する中、知的財産の重要性が増している
  • イノベーションの加速:新しい技術やアイデアが次々と生まれる時代、知的財産を戦略的に活用することが不可欠
  • デジタル化:情報漏洩などのリスクが高まる中、知的財産を守るための対策が重要

知的財産管理技能検定は、将来の可能性を広げ、キャリアアップにも役立つ資格です。ぜひ挑戦してみてはどうでしょうか。

②難易度は3級から2級、1級へと上がるにつれて高まり、3級の合格率は70%程度!

検定は3級から1級まであり、難易度と合格率は級が上がるにつれて高くなります。

3級:合格率は70%前後と比較的高い。
2級:合格率は約40%と3級よりも難易度が上がる。
1級:学科試験の合格率は10%を下回る難関。

3級は比較的難易度が低く、合格率も高いため、初めて挑戦する場合にもおすすめです。

3級は以下のような方に、特におすすめです。

  • 知的財産について学びたい方
  • 企業の知財部門で働きたい方
  • 転職や昇進を目指している方

3級の取得はそこまでハードルが高くないので、少しでも時間に余裕がある方や、新しい知識を身につけたいと考えている方は勉強を始めてみましょう!

合格率

2022年3月2022年7月2022年11月2023年3月2023年7月2023年11月平均
1級(特許)学科5.1%16.9%11%
1級(コンテンツ)学科3.3%2.5%2.9%
1級(ブランド)学科7.1%9.2%8.2%
1級(特許)実技87.1%57.1%72.1%
1級(コンテンツ)実技52.4%30.8%41.6%
1級(ブランド)実技81.5%73.7%77.6%
2級学科49.4%42.3%45.4%47.4%46.6%30.5%43.6%
2級実技33.4%50.5%31.3%51.2%40.5%52.4%43.2%
3級学科67.5%69.5%67.8%65.4%70.1%65.9%67.7%
3級実技71.1%75.2%68.4%72.1%66.6%74.7%71.4%
※各回の試験種別結果データより算出(合格者数/申込者数×100 小数第2位を四捨五入) ※平均は、各回の種目別合格率の平均

③知的財産管理技能検定の受験までの流れを紹介!

知的財産管理技能検定
出典:国家試験 知的財産管理技能検定

知的財産管理技能検定は、受験級が1〜3級に分かれており、それぞれの級に学科試験と実技試験の両方がある国家資格です。

知的財産管理技能検定の受験までの流れを以下に紹介します。

STEP
受験資格の確認

3級から受験可能。

それぞれに受験資格があるので、3級を受けずに2級・1級から受験したい人は注意が必要です。

STEP
受験料の支払い

受験料は級によって異なります。

3級:学科試験・技能試験、それぞれ6,100円(非課税)
2級:学科試験・技能試験、それぞれ8,200円(非課税)
1級(ブランド専門業務、コンテンツ専門業務、特許専門業務 ):学科試験 8,900円(非課税)、実技試験 23,000円(非課税)

STEP
試験申し込み

試験申し込みは、インターネットまたは郵送で行います。

受験資格によっては、インターネット申し込みが不可な場合もあるため、受験資格の確認の際に申し込み方法もチェックしておいてください。

STEP
試験日程の確認

試験日程は、公式サイトで確認できます。

STEP
試験会場での受験

試験会場で、学科試験と実技試験を受験します。

STEP
合格発表

合格発表の確認方法は申し込み方法によって異なります。

インターネット申し込みをした場合は、インターネット上で、郵送申し込みをした場合は郵送で結果が通知されます。

以上が、知的財産管理技能検定の受験までの流れです。

詳しくはHPで確認してください。

知的財産管理技能検定講座を選ぶポイント!確実に合格するためには自分に合ったものを選ぼう

知的財産管理技能検定の合格を目指して、いざ講座を選ぼうとすると、たくさんの選択肢に迷ってしまいますよね。高額な費用を支払ったのに、自分に合わず挫折してしまうケースも少なくありません。

そこで今回は、確実に合格するために、自分に合った講座を見つけるためのポイントを4つ紹介します。

選び方①通信講座の料金は5,000円〜30,000円の範囲内が適切!3級であれば5,000円程度でも十分な対策が可能!!

資格取得を目指す上で、費用負担は大きな課題の一つです。特に、働きながら勉強する場合は、仕事との両立に加え、費用負担も重くのしかかります。

労働政策研究・研修機構の調査によれば、資格取得において費用負担の課題を抱える主なケースは、在学中に資格を取得した方と仕事を辞めて専念した方が多く、その割合は約20%に上ります。特に、仕事を続けながら資格を取得する方々は、仕事との調整だけでなく、費用負担も大きなハードルとなっているようです。

知的財産管理技能検定の通信講座の場合、料金は5,000円〜30,000円の範囲内が適切で、3級であれば、5,000円程度の講座でも十分合格を狙える可能性があります。

3級の試験範囲は基礎的な知識が中心であり、独学でも十分合格を狙えるため、高額な講座にこだわる必要はありません。

しかし、独学には以下のようなデメリットもあるため、通信講座の利用がおすすめです。

  • モチベーションを維持するのが難しい
  • 効率的な学習方法がわからない
  • 疑問点を解決する手段がない

通信講座には、これらのデメリットに対して、以下のようなメリットがあります。

  • 自分のペースで学習できる
  • 効率的な学習カリキュラムが用意されている
  • 質問サービスを利用できる

5,000円程度の格安講座でも、上記のメリットを享受できます。

例えば、スタディングの3級合格コースは、税込4,500円で利用できる格安講座です。

  • AIを使用した問題復習
  • 質問サービス
  • 講義動画

など、合格に必要な教材が全て揃っており、コストパフォーマンスに非常に優れています。

費用と内容のバランスを重視し、自分に合った学習スタイルで学べる講座を選びましょう。

選び方②使用教材や問題演習方法を比較して勉強しやすいものにする

知的財産管理技能検定に合格するためには、効率的な学習が不可欠になりますが、そこで重要なのが、自分に合った通信講座を選ぶことです。各講座によって使用教材や問題演習方法が異なるため、以下のポイントを比較して、勉強しやすい講座を選びましょう。

1. 使用教材
テキスト
  • 最新の試験範囲に対応しているか
  • 図表やイラストが豊富で理解しやすい
  • 重要ポイントが明確に示されている
  • 監修者や執筆者の経歴を確認
  • サンプルテキストを閲覧して読みやすさを確認
動画講義
  • 講師の説明がわかりやすく聞き取りやすいか
  • 必要な知識を網羅しているか
  • 倍速再生やダウンロード機能がある
  • 無料体験で講義の雰囲気を確認
その他
  • 過去問解説
  • 模擬試験
  • 学習スケジュール
2. 問題演習方法
過去問演習
  • 過去問の解説が充実している
  • 問題数が多い
  • 年度別、科目別に問題を絞り込める
  • 自分の弱点を分析できる機能
模擬試験
  • 本番の試験形式で練習できる
  • 弱点克服に役立つ
  • 自分の実力を確認できる
  • 頻出問題が出題されている

テキストは、基本的にどの通信講座にもついていますが、公式テキストのみで学習を進めていくもの、オリジナルテキストを中心に問題演習を進めていくものなど、学習方法はさまざまです。

上記のポイントを参考に、自分に合った教材と問題演習方法を提供している通信講座を選びましょう。

選び方③初心者はサービスやサポート体制が充実したものを選ぶと挫折しにくい!

初めて学習する場合は、途中で挫折してしまう可能性も…。

そこで、特に初心者におすすめなのが、充実したサービスやサポート体制が備わった通信講座です。学習のモチベーションを維持し、効率的に合格を目指せます。

サポート体制の充実度をチェック!

通信講座を選ぶ際は、以下のサポート体制をチェックしましょう。

  • 質問対応: 分からないことがあれば、すぐに質問できる体制が整っているか
  • 学習進捗管理: 学習状況を把握し、適切なアドバイスを受けられるか
  • モチベーション維持: 学習意欲を高めるサポートがあるか

例えば、以下のようなサービスを提供している講座があります。

スタンディング
  • 学習Q&Aサービスで質問可能
  • AIが学習者の苦手を分析して復習問題を作成
コガク
  • 疑問を分野の専門家に質問可能
TAC
  • メールでいつでも講師に質問可能

特に、質問サポートがある講座を選べば理解を深められるため、効率的に合格に近づけるでしょう。

自分に合ったサポート体制を見つけて、合格を目指してください!

選び方④お試し講義を無料で受けられるところも多いので実際に体験してみてから決めよう!

いくつか通信講座の候補を見つけたら、自分にぴったりの通信講座を1つに絞りましょう!多くの通信講座では、実際に講座の内容を体験できる無料お試し講義を提供しており、自分に合った講座を見つけるのに最適です。

無料お試し講義でチェックすべきポイント
  • 講師の解説がわかりやすいか
  • 自分の学習ペースに合っているか
  • テキストや教材が使いやすいか
  • サポート体制が充実しているか

これらのポイントを実際に体験することで、自分に合う講座かどうかを判断できます。

無料お試し講義を活用した賢い選び方
  • 複数の講座の無料お試し講義を受けて比較する
  • 興味のある講座や、評判の良い講座から試してみる

本記事でも、無料お試しがある講座をいくつか紹介しています。また、お試しが無い講座でも、電話やメールで講座についての問い合わせを受け付けている場合が多いため、選ぶ際は疑問点を解消してから決めましょう。

まずは、無料のお試しで、自分に本当に合っているのかを確認してみてください!

知的財産管理技能検定取得後の就職先やキャリア、年収は?今後の需要は伸びると予測!

知的財産は、現代社会における重要なビジネス資源です。しかし、その権利を適切に管理しなければ、模倣品や不正使用といった問題に直面する可能性があります。そこで注目を集めているのが、知的財産管理技能検定です。

この国家資格は、知的財産の管理に関する専門知識を証明するもので、近年、企業における知的財産の重要性が高まるにつれ、検定の注目度も上昇しています。

1.知的財産管理技能検定はメーカーの知財部で取得している人が多い!取得に向いている人、取得しておくと役立つ業種は?

知的財産管理技能検定の合格者は、メーカーの知財部で活躍するケースが多く見られますが、その他、弁理士事務所、コンサルティング会社、金融機関、大学など、幅広い分野での活躍が可能です。

知的財産管理技能検定の取得者は、主に、以下の職種で活躍しています。

  • 知財部:特許、意匠、商標、著作権などの権利取得業務、権利管理業務、侵害対策業務など
  • 営業部:顧客への知的財産に関する提案やコンサルティング
  • 研究開発部門:研究開発成果の知的財産化
  • 経営企画部門:知的財産戦略の策定
  • 法務部:知的財産に関する契約書作成、訴訟対応
  • 弁理士:特許出願、審判などの業務

知的財産管理技能検定取得後の年収

知的財産管理技能検定の取得後の年収は、資格の級、実務経験、勤務先などによって異なります。

一般的には、3級で年収400万円〜500万円、2級で年収500万円〜600万円、1級で年収600万円〜700万円程度とされています。

しかし、取得しているからといって必ず給料に反映されるわけではないので注意してください。

知的財産管理技能検定取得に向いている人

知的財産管理技能検定の取得に向いている人は、以下のような方です。

  • 知的財産に興味があり、知識を深めたい方
  • 将来、知財関連の仕事に就きたい方
  • 論理的思考力や分析力に自信がある方
  • 細かい作業が得意な方
  • 法律や経済に興味がある方

知的財産管理技能検定取得しておくと役立つ業種

知的財産管理技能検定は、以下の業種で役立ちます。

  • 製造業:特許、意匠、商標などの権利取得・管理が重要
  • 情報通信業:ソフトウェアやコンテンツの著作権管理が重要
  • サービス業:ブランドやノウハウの保護が重要
  • コンサルティング業:知的財産に関するコンサルティングサービスを提供
  • 弁理士事務所:特許出願、審判などの業務を行う

知的財産管理技能検定は、知的財産に関わる幅広いキャリアパスを開拓するための有効な手段です。取得に向いている人や、取得しておくと役立つ業種も理解した上で、自身のキャリアプランに役立てていきましょう。

2.資格取得後の将来性は?弁理士取得のための基礎固めとしても有効! 

近年、スタートアップの活躍が日本経済を活性化させる重要な要素として注目されています。しかし、多くのスタートアップは、事業化に向けた専門知識不足、特に知的財産(知財)戦略の構築において課題を抱えています。

知的財産管理技能検定は、こうした課題を解決する人材育成を目的とした国家試験です。この検定に合格することは、将来性豊かなキャリアパスへの第一歩となります。

知財戦略支援人材の重要性

知的財産戦略支援人材は、スタートアップの事業モデルに沿った知財戦略の構築を支援する専門家です。近年、政府もこの人材育成に力を入れており、2023年には「知的財産推進計画2023」において、以下の施策が推進されています。

  • スタートアップの人材ニーズと大企業等の人材とをマッチング
  • 知財アクセラレーションプログラム(IPAS)を通じて、創業期のスタートアップのビジネスに対応した適切な知財戦略の構築支援を充実
  • 弁理士・弁護士などの知財専門家をベンチャーキャピタルに派遣
  • スタートアップ向けの知財ポータルサイトにおける動画配信等
  • 大学関係者向けのウェブページ作成

これらの施策は、スタートアップの知財戦略支援人材の需要増加と、その重要性を示しています。

上記の施策で、弁理士・弁護士が知財専門家の代表として挙げられていますが、弁理士資格を取得する前段階として、知的財産管理技能検定に合格しておくことは有効です。

弁理士は知的財産の申請などを行うことができるのに対して、知的財産管理技能士は知的財産を管理(活用・利益化)することに役立ちます。

弁理士は、業務独占や名称独占ができるなど、知的財産管理技能士よりも有利になるため取得したいと考えている方も多いと思いますが、弁理士の最終合格率は約5%と大変難しい資格です。そこで、知的財産管理技能検定を先に受験しておくことで、勉強のハードルを下げられるでしょう。

知的財産戦略本部が発表した施策により、スタートアップと知的財産専門家の連携が一層深まり、日本のイノベーションの加速と知的財産経営の発展が期待されます。知的財産管理技能検定取得者は、これらの動向を把握し、自らの専門知識を活かして未来のビジネスに貢献できるでしょう。

【FAQ】知的財産管理技能検定に関するよくある質問

知的財産管理技能検定は、近年、企業の知的財産戦略の重要性が高まる中、資格取得への関心も高まっています。

ここでは、検定に関するよくある質問を分かりやすくまとめました。2級からの受験、試験免除制度、独学合格の可能性、弁理士資格との違いなど、疑問をスッキリ解消します。

検定に挑戦するか迷っている方、効率的な学習方法を知りたい方、ぜひ参考にしてください。

1.検定は2級から受けてもよいですか?

はい、2級から受検することは可能です。 知的財産管理技能検定は、3級、2級、1級の3つの等級に分かれており、下位級から順番に受検する必要はありません。

2級から受検する

メリットデメリット
3級の内容を省略できるため、効率的に学習を進められる
2級レベルの知識を先に習得することで、将来的に1級を目指す場合に有利
自分の実力を試せる
3級よりも難易度が高いため、合格までに時間がかかる可能性
3級で学ぶ基礎知識がないと、理解が難しい

2級から受験する場合、試験範囲が3級よりも広範囲に及ぶため、しっかりと学習する必要があります。

また、過去問を解き、自分の実力を確認してから挑戦する、わからないことがあれば、参考書やインターネットで調べたり、専門家に相談するなど、自分の知識量を確認した上で受験を検討しましょう。

2級から受検するかどうかは、目的や学習状況によって異なります。 3級の内容をしっかり理解している自信がある方や、効率的に学習を進めたい方は、2級から受検することを検討してみてはいかがでしょうか。

2.試験免除制度とは何ですか?

知的財産管理技能検定には、一部の試験を免除してくれる「試験免除制度」があり、この制度を活用すれば、効率的に資格取得を目指せます。

試験免除制度の対象となる方
  • 一級知的財産管理技能士の資格を持っている方
  • 過去に知的財産管理技能検定で一部合格した方(学科試験または実技試験)
  • 学校教育法による大学院で、検定職種に関する課程を修了した方

試験免除申請は、受検申請と同時に行う必要があります。後から申請しても免除は受けられないので、注意してください。

また、試験の一部合格で試験免除を受けるためには、有効期限内の受験が必須です。一部合格した方は、当該試験(学科試験または実技試験)に合格した翌々年度までに行われる検定試験において、申請により当該合格した試験(学科試験または実技試験)が免除されます。再受験を検討している場合は、この期間内に受験しましょう。

試験免除制度の詳細は、以下の公式サイトで確認できます。

試験免除制度を活用すれば、学習時間を短縮できたり、苦手な科目だけを集中的に対策できたりと、資格取得への道がぐっと広がるでしょう。

3.通信講座を利用しないで、完全に独学のみで合格できますか?

はい、独学でも合格は可能です。 ただし、計画的な学習と効率的な教材選びが重要になります。

独学合格のポイント

試験内容を把握する

まずは、試験内容をしっかりと把握しましょう。公式サイトや過去問を分析することで、出題範囲や傾向を理解できます。

自分に合った教材を選ぶ

テキスト、問題集、過去問など、自分に合った教材を選びましょう。書店やインターネットで評判を調べたり、実際に内容を見たりして使いやすさを確認するのもおすすめです。

学習計画を立てる

試験日まで逆算して、学習計画を立てましょう。毎日どのくらい勉強時間を確保できるか、具体的な学習内容を決めておくことが重要です。

過去問を徹底的に解く

過去問は、出題傾向や問題の難易度を把握するのに最適な教材です。解説をしっかり読み込み、間違えた問題は繰り返し解きましょう。

わからないことは積極的に調べる

独学で勉強していると、わからないことが出てくることもあるでしょう。そんなときは、参考書やインターネットで調べたり、専門家に質問したりするなど、積極的に解決策を探しましょう。

通信講座を利用しなくても、独学で合格することは可能です。 ただし、独学にはデメリットもあることを認識しておきましょう。

4.弁理士資格との違いは何ですか?

知的財産管理技能検定と弁理士資格は、知的財産に関わる国家資格ですが、役割や業務内容、難易度などが大きく異なります。

知的財産管理技能検定は、企業等において自社の知的財産を適切に管理・活用するための知識や技能を認定する資格です。特許、実用新案、意匠、商標、著作権など、幅広い分野の知識が問われますが、弁理士のように特許出願などの代理業務を行うことはできません。

一方、弁理士資格は、特許、実用新案、意匠、商標に関する出願・登録手続などの代理業務を行える専門性の高い資格です。高度な技術知識と法律知識が必要とされ、合格率は非常に低く、難易度の高い資格として知られています。

知的財産管理技能検定は、比較的難易度が低く、幅広い知識を習得できるため、知的財産に関わる業務に携わる方におすすめです。一方、弁理士資格は、高度な専門知識と論文作成能力が求められる難関資格ですが、取得すれば特許出願などの専門業務を行えます。

どちらの資格が自分に適しているかは、自身のキャリアプランや目標に合わせて検討することをおすすめします。

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