応用情報技術者試験の通信講座おすすめ比較【2024年版】失敗しない選び方は?

応用情報技術者は、情報システムやネットワークなどのシステムを設計、運用する知識が身につく資格です。現在は、ネットを活用した事業を展開する企業が多いので、応用情報技術者の資格を持っていると、就職に有利になる可能性があります。

しかし応用情報技術者の試験は、出題範囲が広く、ITの知識を持っていても合格するのが難しいほど難易度が高め。よって、応用情報技術者の試験を受けたくても「通信講座選びで迷っている」「試験の概要を把握して対策をしたい」と悩みを抱えている方も多いのが現状です。

本記事では、応用情報技術者試験対策におすすめの通信講座6つや資格を取得するメリット、試験の概要を詳しく解説します。応用情報技術者の試験を受けようと考えている方は、参考にしてみてください。

目次

【2024年最新】応用情報技術者試験におすすめの通信講座6社を比較!

最初に、応用情報技術者試験におすすめの通信講座を紹介します。試験に合格するためには、効率よく知識を身につけられる講座選びが重要です。

自分のライフスタイルや知識寮によって、受講するべきコースも異なるので、慎重に選びましょう。応用情報技術者の講座の中でも、特におすすめの6つを紹介するので、講座を選ぶ参考にしてください。

最短で応用情報技術者の試験合格を目指せるLEC東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインド
出典:LEC東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインドは、短時間で合格を目指すために、カリキュラムが組まれた通信講座です。講座は、2編構成で作られていて、「テーマ別攻略編」と「過去問攻略編」に分かれています。

テーマ別攻略編では、独学ではつまずきやすいテクノロジー系の分野を徹底的に解説。動画講義やテキストで解説をしてくれるので、複雑な分野もしっかりと学習ができます。

試験の傾向を研究しているので、出題される問題に合わせて講座が作られているのも特徴。広い範囲を満遍なく学習するのではなく、出題される問題に絞って学習できるので、短時間で合格を目指せます。

過去問と合わせて学習ができるので、解答力を付けながら知識を深められるでしょう。

コース名応用情報技術者試験対策講座
料金88,000円
教材内容・応用情報技術者試験対策講座 テキスト
・応用情報技術者試験過去問題集
・Web動画
サポート質問サポート

LEC東京リーガルマインドを受講した方の口コミや評価

LEC東京リーガルマインドの、応用情報技術者講座を受講した方の口コミを見てみると、要点に絞って学習できるので、効率よく合格を目指せたとありました。また、講義をしてくれるのは指導経験が豊富な講師なので、動画の質がよく複雑な分野も理解できたという声もあります。

LEC東京リーガルマインドは、士業系や公務員、IT系などさまざまな講座を展開しています。特徴として、受講生の負担を減らすために、試験から要点を絞った講座を作成し、短い時間で集中して学習できるように工夫されていることです。

講義動画は、場所を選ばず視聴できるので、スキマ時間でも学習を進められます。講座の質が良く、効率よく学習をしたい方に向いた講座といえるでしょう。

スマホで学習を効率よく進めることができるスタディング

スタディング
出典:スタディング

スタディングは、スマートフォンやパソコンで教材を見ることができ、初学者でも理解しやすいよう分かりやすさにこだわった講座です。動画は1本5分ほどで見ることができ、細切れの学習も可能。

動画は、イラストを多く使用しているので、複雑な分野も理解しやすくなっています。デジタル教材ですが、午後の試験で行われる記述式の試験対策もできます。

仕事や育児などで、まとまった学習時間が取れない方におすすめの講座。講義動画は、無料で視聴することができ、無料体験をした方には受講料が15%オフになるクーポンを配布しています。

講座は2種類あり、初学者コースであれば、ITパスポートの資格を受けられる教材もついています。

コース名応用情報技術者試験講座 合格コース応用情報技術者試験講座 初学者コース
料金38,300円44,000円
教材内容・基本講座
・Webテキスト
・午後試験解説講義
・スマート問題集
・セレクト過去問集
・直前対策模試
・基本講座
・Webテキスト
・午後試験解説講義
・スマート問題集
・セレクト過去問集
・直前対策模試
・ITパスポートコース
サポート・AIスコア機能
・AI問題復習
・学習Q&Aサービス(オプション)
・AIスコア機能
・AI問題復習
・学習Q&Aサービス(オプション)

スタディングで応用情報技術者を受講した方の口コミや評価

スタディングを受講した方の口コミを見てみると、通勤時間を利用して忙しくても1時間以上の学習時間を確保できたとありました。また、AI機能で自分の不得意な分野が分かるので、重点的に学習ができたという声もあります。

スタディングの特徴は、スマートフォンやパソコンで手軽に学習を進められることです。仕事が忙しい方でも、スキマ時間で知識を身に付けられるので、ライフスタイルに合わせて知識を見つけられます。

スタディングは、問題集もデジタル化しているので、過去問を繰り返し解くことができ、AIによって点数を管理。自分の弱点を把握し、繰り返し問題を解くことで、解答力を上げながら試験対策ができます。

まとまった学習時間が取れない方は、スタディングの講座がおすすめです。

問題集やテストが充実していて解答力が身に付く資格の大原

資格の大原
出典:資格の大原

応用情報技術者の試験は、午前と午後に分かれて行われ、午後は記述式の問題が出題されます。記述式の問題を解くには、問題を読み込む力や問題の意図を正確に把握することが必要です。

資格の大原は、午前の選択式問題と同じくらい、記述式の問題にも力を入れているので、午後の試験対策をすることが可能。問題演習を繰り返し解き、得点がもらえる解答の書き方を覚えます。

他の講座では、記述式よりも選択式問題に力をいれている場合が多いので、記述式もしっかりと学習したい方におすすめの講座です。また、午前の試験に対してもミニテストやドリルが豊富に用意されているので、知識をつけながら解答力も養えます。

コース名応用情報技術者講座
料金73,300円
教材内容午前対策
・テキスト
・演習ドリル
・ミニテスト午後対策
・テキスト&ドリルA編(共通)
・テキスト&ドリルB編(テクノロジ)
・テキスト&ドリルC編(ストラテジ&マネジメント)
・ミニテスト
・ポケット過去問集
・直前模試
・公開模試
サポート電話・メールでの質問

資格の大原で応用情報技術者の講座を受けた方の口コミや評価

資格の大原を受講した方の口コミを見てみると、テキストが分かりやすく、学習を進めるうちに実力が自然とついたという声がありました。また演習問題が多いので、試験に対応した解答力をつけることができたという声も。

資格の大原は、インプットとアウトプットを重要視していて、すぐに問題が解けるようにドリルやミニテストを用意しています。模試を受けることもできるので、自分の実力を把握しながら学習を進められるのも魅力です。

通信講座でも、電話やメールで質問ができるので、疑問を解消しながら学習できるでしょう。試験の解答力を付けたい方や、質のいい講座を探している方は資格の大原がおすすめです。

自分のレベルに合わせてコースを選ぶことができるTAC

TAC
出典:資格の学校TAC

TACの応用情報技術者講座は、自分のレベルでコースを選ぶことができ、入門コースから上級コースまであります。応用情報技術者の試験を一度受けたことがある方は、学習する分野を選べる上級コースがおすすめ。

応用情報技術者の試験が初めての方は、基礎知識を学べる入門コースを選ぶと、無理なく試験勉強が可能です。TACではDVD通信講座やWeb通信講座で学べ、自宅で自由な時間に勉強を進めることができます。

またオプションにはWebテストがあり、500問の過去問を解くことができます。何度も繰り返し解答できるので、苦手な分野も集中して学習が可能です。

コース名応用情報技術者本科生プラス /A/B応用情報技術者本科生 /A/B応用情報技術者上級コース /A/B
料金受講料:133,000円
入会金:10,000円
受講料:113,000円
入会金:10,000円
受講料:94,000円
入会金:10,000円
教材内容・テキスト(3冊)
・午前対策問題集(1冊)
・午後対策問題集(1冊)
・午前総合演習レジュメ(1冊)
・実力テスト(3回)
・午後対策実力テスト(1回)
・本試験問題集(3冊)
・公開模試(1回)
・講義録(TAC WEB SCHOOLで配信)
・テキスト(3冊)
・午前対策問題集(1冊)
・午後対策問題集(1冊)
・午前総合演習レジュメ(1冊)
・実力テスト(3回)
・午後対策実力テスト(1回)
・本試験問題集(3冊)
・公開模試(1回)
・講義録(TAC WEB SCHOOLで配信)
・テキスト(3冊)
・午前対策問題集(1冊)
・午前総合演習レジュメ(1冊)
・午後対策問題集(1冊)
・午後対策実力テスト(1回)
・本試験問題集(1冊)
・公開模試(1回)
・講義録(TAC WEB SCHOOLで配信)
サポートWebフォローWebフォローWebフォロー

TACの応用情報技術者試験講座を受講した方の口コミや評価

TACの応用情報技術者講座を受講した方の口コミを見てみると、講義の内容が充実していて、テキストの学習だけでは理解できない部分も、動画講義で理解を深められたとありました。

TACの講座は、講義動画や演習問題に力をいれていて、知識を深めながらアウトプットでさらに知識を定着をさせていきます。演習問題は解答するだけではなく、解説動画があるので、何故このような解答になるのかも理解しながら進められるのが魅力。

思考のロジックを説明してくれるので、試験本番でも役立つ解答力が身につきます。講義の質にこだわって学習を進めたい方は、TACの講座がおすすめです。

応用情報技術者の試験に一発合格した受講生が多いITEC

ITEC
出典:アイテック

ITECの応用情報技術者講座は、電子書籍の教材で学習を進める通信講座です。スマートフォンで何度も演習問題を解くことができ、補助教材としてついている動画講義で、スキマ時間でも学習できます。

サポート体制も整っていて、経験豊富な講師に質問をすることができ、初学者でも安心して試験合格を目指せるようになっています。カリキュラムはスケジュール管理がされているので、範囲が広い応用情報技術者の試験も迷わず分野ごとに勉強できるでしょう。

午後の記述式試験にも対応しているので、解答し講師に添削をしてもらえます。解答の仕方を学べるので、文章を書くのが苦手な方も、得点を取れる解答をすることができます。

コース名応用情報技術者 プレミアムコース
料金37,400円
教材内容・高度午前Ⅰ
・応用情報午前試験対策書
・応用情報技術者 午後問題の重点対策
・応用情報技術者 総仕上げ問題集
サポート質問サポート

ITECで応用情報技術者の講座を受講した方の口コミや評価

ITECで応用情報技術者講座を受講した方の、口コミや評価を見てみると、午後の記述式問題が分かりやすくつまずかずに学習できたとありました。また、メールで質問ができるので、分からないことも理解を深められ合格できたという声もあります。

ITECの応用情報技術者講座は、デジタル教材が中心ですが、テキストの解説が丁寧で分かりやすく、初学者でも知識をつけることが可能。メールでの質問は、随時受け付けているので、疑問に思ったらすぐに質問ができるのも人気の理由の一つです。

IT系の資格を初めて学習する方や、しっかり知識を身に付けたい方は、ITECの通信講座がおすすめです。

eラーニングと500問以上のWebテストで知識を定着させる独習ゼミ

独習ゼミ
出典:独習ゼミ

独習ゼミの応用情報技術者講座は、eラーニングとWebテストを組み合わせた講座です。eラーニングで知識をインプットし、章ごとに対応したWebテストでアウトプット。

効率よく知識が付くように、工夫された講座です。また、プロの講師による解説動画が113本用意されていて、スキマ時間の学習にもおすすめです。

過去問を解説する動画もあるので、問題を解き、疑問に思った点も解決できるのが魅力。受講生限定で、特別対策講座を無料で受けることができます。

講師が直接、情報セキュリティや計算問題など、試験合格に向けて重要なポイントを解説してくれます。質問もできるので、通信講座ですが予備校に通っているような感覚で、学習を進められてGood。

コース名応用情報技術者コース
料金38,280円
教材内容・翔泳社書籍
・アセスメントテスト
・通常テスト
・修了テスト
・フリーテスト
・模擬テスト
・講義動画
サポート・質問サポート
・無料特別対策講義
・無料セミナー

独習ゼミで応用情報技術者の講座を受講した方の口コミや評価

独習ゼミの応用情報技術者講座を受講した方の口コミを見てみると、演習問題が多く模擬試験で自分の実力を確認しながら学習できたとありました。独習ゼミは、テキストと演習問題が連動しているので、インプット後にすぐ問題を解くことができます。

すぐにアウトプットすることで、知識の定着が早く試験対策ができます。サポート体制は、他の通信講座よりも少ない印象ですが、その分テキストや講義動画が充実しているので、自分のペースで学習できます。

演習問題やテストで、実力をつけていきたい方は、独習ゼミの通信講座を見てみてください。

応用情報技術者の資格を取得するメリットとは?就職や他の資格とも比較しつつ解説

応用情報技術者の資格を取得するメリットについて、解説をします。応用情報技術者の資格は、ネットで取得する意味がないといわれることもあります。

しかしIT系の知識が身に付けられ、就職が有利になることから資格を取ろうと考えている方も多いです。応用情報技術者のメリットを理解し、資格を取得しようか迷っている方は、検討してみてください。

応用情報技術者は難易度が高いためIT系の企業から評価が高い場合がある

参照:令和3年度4月試験 応用情報技術者試験 合格発表 分析コメントと今後の対策

応用情報技術者の資格は、IT系の国家資格の中でも難易度が高いので、IT企業からの評価が高い場合があります。情報システムやソフトウェア、ITを活用した事業などに必要な知識を学習できるので、IT業界で働くためのスキルが身に付きます。

また国家資格は、社会的信用が高い資格なので、取得することでアピールポイントになるでしょう。学生であれば、大学入試で推薦試験を受けられる場合もあります。

ITの知識を持っていることを証明できるので、応用情報技術者の資格は持っていて損はない資格だといえます。ITは、現在多くの企業で使用されているので、IT企業に限らず幅広い職業で役立てることも可能でしょう。

応用情報技術者は、IT以外にもプロジェクトマネジメントやシステム監査などについても学習します。経営や事業に関わる知識もつけられるので、スキルアップにもつながります。

応用情報技術者は資格手当や報奨金を受け取れる可能性がある

応用情報技術者の資格を持っていると、資格手当や報奨金をもらえる可能性があります。金額の相場は、以下の通りです。

資格名資格手当合格報奨金
応用情報技術者5,000円から20,000円50,000円から200,000円
基本情報技術者5,000円前後20,000円から100,000円
ITパスポート5,000円から10,000円20,000円から100,000円
ITストラテジスト20,000円から30,000円80,000円

資格手当は、他のIT関連の資格と同じくらいの金額ですが、合格報奨金の最大額は高い傾向。就職する企業によって、手当の金額は異なりますが、年収アップを狙えるでしょう。

ITの知識は長い間使えるので、転職したとしても無駄にはなりません。企業によっては、資格取得を推奨している場合もあるので、転職先などで使用できるか確認してみてください。

応用情報技術者の資格を取得すると中小企業診断士や弁護士の受験科目が免除される

応用情報技術者の資格を取得すると、中小企業診断士や弁護士の受験科目が一部免除されます。免除される科目は、以下の通りです。

中小企業診断士経営情報システム
弁護士理工V(情報)

一部が免除されるので、中小企業診断士や弁護士を目指す方が、応用情報技術者の資格を取得する場合もあります。弁護士を目指す方は、試験の負担を減らすためにも、応用情報技術者の資格を持っておくと良いでしょう。

また、IT関連の中でも高度試験と呼ばれる資格の、午前試験を免除することもできます。免除できる高度資格は、以下の通りです。

  • ITストラテジスト試験
  • システムアーキテクト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • システム監査技術者試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験

午前の試験を免除できるので、高度資格にも合格しやすくなるでしょう。しかし、免除されるのは、応用情報技術者の試験に合格してから2年間のみなので、期間に注意して資格取得をしてください。

応用情報技術者の資格を取得するとIT系の職業に就くことができる

応用情報技術者の資格は、IT系の職業を目指す方におすすめの資格です。ITの中でも、基礎理念やコンピューターシステム、システム戦略、経営戦略などを学べるので、さまざまな職業で活用できます。

おすすめの職業としては、プログラマーを目指す方であれば、セキュリティ面などの知識も身につくので、就職や独立に役立つでしょう。システムエンジニアを目指す方にも、応用情報技術者の資格はおすすめです。

職業平均年収仕事内容
プログラマー550万円・プログラムの作成
・コーディング
・システムの修正
システムエンジニア660万円・ITインフラを設計、開発

プログラマーやシステムエンジニアは、現在需要が多い職業なので、年収も平均より高く将来性がある仕事です。応用情報技術者の資格を取得していると、知識や技術があることを伝えられるので、希望の就職先に転職できる可能性が高くなります。

応用情報技術者の試験概要は?出題範囲や合格基準などを紹介

応用情報技術者の試験を受ける場合、試験概要についても把握しておくと、学習を進めやすくなります。応用情報技術者試験は、出題範囲が広く午前と午後で出題形式が異なります。

試験対策をするためにも、時間帯の出題形式や範囲を把握し解答できるように準備しておく事が重要。以下では、応用情報技術者の試験概要や合格率などを解説しますので、参考にしてください。

応用情報技術者は情報分野以外も学ぶので出題範囲が広い

参照:応用情報技術者試験の合格率と難易度は?

応用情報技術者試験の出題範囲は、ITの知識や経営、マネジメントなど幅広く出題されます。応用情報技術者試験の出題範囲は、以下の通りです。

  • テクノロジー系
  • マネジメント系
  • ストラテジ系

大きく分けると3つの分類になり、システムやセキュリティ技術、ITを使用した経営に関する知識が問われる問題が出題されます。学習する際には、全ての分野を満遍なく覚える必要があり、勉強時間は500時間だといわれています。

出題範囲が広いので、合格率はIT系の中でも低い20%前後。IPA情報処理推進機構が定めるレベルでは、レベル3が設定されています。

レベルは1から4まであるので、レベル3は高めだということが分かります。

資格合格率
応用情報技術者20%
基本情報技術者50%
情報セキュリティマネジメント55%
ITパスポート50%

他のIT関連の資格と比べても、合格率が低いです。しかし合格率が低い分、資格を取得することで、知識が技術面のアピールができるので、IT系の企業に就職したい方は資格を取得するのがおすすめです。

応用情報技術者の試験は春と秋の2回筆記試験が実施される

応用情報技術者試験は、春と秋の2回筆記試験が行われます。実施される時期は、4月の第3日曜日と10月の第2日曜日。

試験は1日で全て行われ、午前は多肢選択式で午後は記述式の試験になっています。

時間帯出題形式出題範囲
午前の部多肢選択式テクノロジ系
・基礎理念
・アルゴリズム
・データベース
・ネットワーク
・コンピュータ構成要素

マネジメント系
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム監査

ストラテジ系
・企業活動
・システム戦略
・企画
午後の部記述式・情報セキュリティ
・経営戦略
・プログラミング
・システムアーキテクチャ
・ネットワーク
・データベース
・組込みシステム開発
・情報システム開発
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム監査(情報セキュリティは必須)

午前はテクノロジ系やマネジメント系など、各分野から出題されます。範囲が広いので、各分野の学習は計画的に進めると良いでしょう。

午後は記述式の試験で、11分野から出題されます。11分野の中から、解答する問題を5つ選びます。

分野の中でも、情報セキュリティの解答は必須なので、他4つの分野を選んで解答します。記述式は、読解力や設問の要点をしっかり理解する力が必要。

応用情報技術者の学習を進めるなら、記述式の対策として過去問を繰り返し、長文の問題に慣れておくと良いでしょう。

応用情報技術者試験はトータルの点数ではなく基準点を満たして合格になる

応用情報技術者試験は、トータルの点数ではなく設定された基準点を満たして合格することができます。設定されている基準点は、以下の通りです。

午前100点満点中60点
午後100点満点中60点

午前と午後それぞれ、60点以上を取ると合格になります。

午前午後
試験時間9:30〜12:0013:00〜15:30
出題数テクノロジ系:50問
マネジメント系:10問
ストラテジ系:20問
11問中5問

午前は多肢選択式問題で、問題数が多いため試験時間が2時間あるとはいえ、効率よく解答していく必要があるでしょう。計算などの問題もあるので、解答する順番を考えながら試験を受けると時間内に解けます。

午後の記述式問題は、5問を選択して解答するので、得意分野などを選んで得点できるようにしておくのがおすすめ。午前も午後も、解答力が必要になるので、試験対策では過去問を多めに解くと良いでしょう。

通信講座には、模試を受けられる場合もあるので、自分の実力を把握しながら試験対策をすると合格を目指せます。

【FAQ】応用情報技術者の通信講座や資格に関するよくある質問

最後に、応用情報技術者の通信講座や資格に対して、よくある質問をまとめました。応用情報技術者の資格は、IT系の国家資格の中でも難易度が高めで、知識や技能面があることを証明できます。

就職や転職に有利になる可能性もあるので、IT系の職業に就きたい方におすすめ。どのような職業に活かせるのか、試験の難易度などを詳しく解説しますので、参考にしてください。

応用情報技術者はどんな資格?IT以外にも学べる内容を知りたい

応用情報技術者の資格は、ITの知識に加えて、経営やマネジメントに関する知識を学べる資格です。社会人にとって、必要な知識を身に付けることができるので、IT企業では資格を持っている方を優先して採用する場合もあります。

応用情報技術者試験は、高度なIT人材を育成するために作られた資格で、基本情報技術者試験に合格した方が受験することが多いです。

学べる内容は、以下の通りです。

テクノロジ系・基礎理論
・アルゴリズム
・データベース
・コンピュータ構成
マネジメント系・プロジェクトマネジメント
・システム監査
ストラテジ系・システム戦略
・企画
・経営戦略

IT系の他に、システム関連の監査や戦略なども学べるので、ITに関連する知識を一通り学ぶことができるでしょう。応用情報技術者よりも高度な試験になると、分野別に分かれているので、広範囲で知識を付けたい方は応用情報技術者試験を受けるのがおすすめです。

応用情報技術者は独学よりも通信講座がいい?受講しようか迷っている

応用情報技術者の試験は、国家資格の中でも難易度が高く、IT系の知識が浅い方であれば独学は難しいとされています。専門用語も多く、理解するまで何度も学習が必要になる場合も。

効率よく学習を進めるなら、独学よりも通信講座を利用するのがおすすめです。通信講座では、学習スケジュールが組まれているので、出題範囲が広い応用情報技術者試験でも、満遍なく知識を付けることができます。

また、サポート体制も整っているので、複雑な分野でも質問などで理解を深められるでしょう。通信講座の中には、午後の記述式試験に特化した講座もあります。

記述式の問題は、長文が多く要点を理解するのが難しい場合があります。しかし、通信講座で対策をしておくと、要点を解釈する方法や解答の書き方を学べます。

確実に得点を取れるよう、解答力を付けられるので、独学が不安な方は通信講座を検討してみてください。

応用情報技術者の資格はどの職業で使える資格?就職に有利になるか知りたい

応用情報技術者の資格は、プログラマーやシステムエンジニアなど、IT関連の職業に活用できる資格です。エンジニアを目指す方が、高度なIT人材になるために、応用情報技術者の資格を受験することが多いです。

他にも、IT関連の資格はありますが、応用情報技術者試験はITに関連するマネジメントや経営に関する知識を付けることができるので、広い分野でスキルアップが狙えるでしょう。

応用情報技術者の資格を取得することで、エントリーシートや履歴書などに記入でき、知識があることをアピールできます。難易度が高い国家資格なので、社会的信用も高く就職に有利になる可能性があります。

転職をする際にも、他業界からIT関連の企業に応募する際に、即戦力として働けることを相手に伝えられます。IT業界に転職や就職を考えている方は、応用情報技術者の資格を取得してみてください

応用情報技術者試験の難易度は?出題範囲が広くて学習が難しそう

応用情報技術者試験の難易度は、IPA情報処理推進機構が定めるレベルだと、1から4のうちのレベル3に定められています。難易度が高く合格率も20%前後なので、国家資格の中でも合格が難しいです。

合格率が低い理由に、出題範囲が広いことが挙げられます。出題範囲は、ITの知識から経営、マネジメントまで学習する必要があるので、合格まで時間がかかる場合も。

しかし通信講座や予備校などに通うと、効率よく学習を進めることができます。疑問点は講師に質問でき、模試や過去問で実力を付けながら試験対策ができるでしょう。

出題範囲が広くても、カリキュラムに沿って学習を進めることで、試験までに知識を身につけられます。応用情報技術者の試験に合格するには、500時間ほどの勉強時間が必要といわれています。

最短で合格するためにも、通信講座などのサポートを上手く活用し、学習を進めてみてください。

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