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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2013年1月放送の番組のご紹介

1月31日放送『町おこしはリサイクル品で!』

今回の舞台は、廿日市市津田にある工房。中に入ってみると、女性たちが何やら熱心に作っています。
それは…案山子(かかし)!町を歩いてみると…美容院の入口に4体の案山子が。子ども服を着た案山子に、着物を着た案山子もいます。
なぜ案山子を?? 答えは「町おこしのため」でした。

賑わいを見せるはずに商店街は、後継者不足で空き店舗が増加。そこで、地元商工会の女性部を中心に立ち上げたのが、案山子による町おこしでした。
全てリサイクル品で作られています。工房の奥の部屋をのぞいてみると、使わなくなった衣類が出番を待っています。

こちらの案山子は、地元廿日市市の真野市長を模したモノ。衣装はご自身の役目を終えたスーツです。
一体作るのに2日ほどかかるそうですが、ちょっと体験させてもらいました。
新聞紙で形を作って肌着で包んだら頭が出来上がり。鼻や耳などのパーツを縫い付けます。目はボタン、形や種類一つで表情が変わります。髪の毛は、セーターをほどいた毛糸を丸めたものです。

案山子を作り始めて1年半。
130体もの案山子が町を活気づけます。
製菓店の店先や、ご家庭の玄関前にも。
そんなユニークな案山子を見ながら町を巡れるように、マップも製作しました。

1月24日放送『県産木材で長期優良住宅を』

1年で最も寒い今の時期。暖かい季節ほど多くの昆虫を近くに見ることはありませんが、実は私たちの周りには、じっと春の訪れを待つ小さな昆虫たちが隠れているのです。

広島市昆虫館の坂本さんが案内してくれたのは、川のそばにある河畔林。
河畔林によく発達するエノキ。そのくぼみにいたのが、ヨコヅナサシガメというカメムシの幼虫の集団。エノキの葉を食べにくる、蝶や蛾の幼虫を食べてくれるのだそうです。
個々は小さくても、集団になって集まることで、敵から身を守っているのだそうです。

エノキの根元に落ちた葉の裏にも、小さな生き物が生息しています。見つけたのは、ゴマダラチョウの幼虫。
トカゲなどの天敵から身を守るため、そして冬の乾燥を避けるために、湿った落ち葉の裏でカモフラージュをしながら過ごしているのだそうです。
そうして成長する幼虫ですが、先ほどのヨコヅナサシガメに食べられることもあるのです。

観察した後は、同じ場所に戻してあげましょう。
さらに、朽ちて倒れたエノキには、クワガタムシが成虫の姿で冬を越していました。
再び動きまわる季節がやって来るまでの半年間、こうしてじっと冬越しししているのです。

針葉樹には、タテジマカマキリが枝にじっとしがみついていました。枝にそっくりな色になり、天敵から身を守っています。
「温暖化が進むと困るのは、人間だけでなく小さな昆虫たちも同じ。人間が温暖化防止に取り組むことで、小さな生き物たちの命を守ることに繋がることになる」と、坂本さん。
冷たい風が吹くこの時期。昆虫たちは様々な形で寒さをしのいでいます。その姿を見落としながら、冬越しの小さな命は、しっかりと自分を守る知恵を身につけ春の訪れを待っているのです。

1月17日放送『環境大臣賞受賞!福山市旭小エコチャレンジ隊の活動』

去年12月、福山市旭小学校の取り組みが、地球温暖化対策に功績があったとして、環境大臣表彰を受けました。
どんな取り組みなのか、取材してきました。

朝の登校時間。
環境委員が全校に呼びかけて定期的にペットボトルの回収を行っています。
さらに、授業の前には4年生のエコチャレンジ隊が学校まわりを清掃します。

省エネ活動のメインは、「省エネナビ」のチェックです。
省エネナビとは、県が学校生活の中で環境問題について考えるきっかけになるようにと設置した電力監視装置のこと。

5・6年生10人の環境委員が、休み時間になるとモニターを見て、電気を使いすぎていないかチェックします。
早速、人の通りが少ない廊下についたままの電灯を見つけ、スイッチオフ!

また、低学年の教室では待機電力カットのため、使っていない電気機器のコンセントもちゃんと抜きました。
この活動で、約1年でおよそ13万円の電気代の節約になったそうです。


そのほか、給食のときに出る野菜くずを段ボールコンポストで堆肥にする取り組みも続けています。

こうした様々な取り組みを合わせて、地球温暖化防止に功績があったとして評価され、去年12月、環境大臣賞を表彰しました。
日頃の地道な積み重ねが実を結んだ成果です。

「受賞をきっかけに、もっと環境について考えたいと思うようになった」と話す児童たち。
温暖化防止にとって大事なのは、継続と積み重ねだと、子供たちには理解できたはずです。