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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2012年10月放送の番組のご紹介

10月25日放送『次世代環境教育 火育&味覚教室』

今回ご紹介するのは、広島ガスが行っている環境教育。
食べ物や、そこに使われているエネルギーの大切さを知り、身近な食を通して環境を学ぶプロジェクトです。

広島市西区の「くらしマルシェ」で行われたのは、「火育教室」。人の暮らしは昔から火と深く関わってきました。火をうまく利用することで、私たちはその暮らしを豊かにしてきたのです。「火育教室」の狙いは、火と人間の歴史を知り、上手な利用法を知ることにあります。

紙芝居を使って火と人間の歴史を紐解いた後は、火おこし体験。
自然界の中で偶然見つけた火を、人が思い通りに扱うようになった原点に触れます。

当然なかなかうまくいかず、誰もが火を扱う難しさを体験します。

続いては、食材を使っての実験。マッチの火とガスの火でチーズを炙って比べてみます。
一口に火といっても、燃焼させる素材によってその温度も様々に違います。
当然、調理への向き・不向きもあるのです。

ガスでご飯も炊いてみました。火力の強さは、食材の美味しさをも左右するとても大事な要素であることを、受講者は実技と自分の舌で確かめました。

「火育教室」とは別に、広島ガスが取り組んでいるのが、幼稚園や小学校で実施している「味覚教室」です。

味には4つの基本の味があることを、みなさんはご存知でしょうか?
しょっぱい、苦い、酸っぱい、甘いの4種類です。

それぞれ、塩、ビターチョコレート、レモン汁、砂糖で味の基本を確かめます。
普段意識して味を感じることはないかもしれませんが、子供たちは大好きな味、苦手な味、それぞれがどんな味であるのかを知ることができました。

食べることで感じる「味覚」の大切さ。火に親しみ、火から学ぶ「おいしさ」「明るさ」「暖かさ」。どれも、私たちの豊かな暮らしを支える大切なものだということを、こうした機会を通して理解しておきたいものです。

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10月18日放送『脱温暖化プロジェクトせら 太陽エネルギーを生かす!』

世羅町で県内一、割合が多いものがあるということですが、みなさんご存知ですか??

それは、太陽光発電システムです! 世羅町内での太陽光発電システムの普及率は8,3%。
広島県内平均の5,1%や全国平均の3,6%を大きく上回っています。

その理由として考えられるのが、太陽光発電システム設置家庭に対し早くから補助金制度を始めたこと、そして町内の「脱温暖化プロジェクトせら」の活動も影響しているようです。

脱温暖化プロジェクトせらは、住民レベルから地球温暖化を改善しようと、4年前に誕生したグループです。住民と行政が共同で様々な温暖化対策を実施しています。
また、比較的土地や建物に余裕のある地域なので設置するソーラーパネルの大きさに余裕があるのが理由のひとつのようです。

太陽光パネルをつけたお宅にお邪魔してみると、太陽光パネルがどれだけ発電しているか、そして電力会社にどのくらい電力が売れているかが分かります。

電気やテレビを消すと、モニターに表示される消費電力数も下がるので、節電への意識が高まるのだそうです。

世羅町内では、企業が取り組む大規模太陽光発電施設も進んでいます。
4000枚以上のソーラーパネルで約1メガワット、一般家庭300世帯分の電力を作り出すメガソーラー。
すでに施設は完成し、福山に次いで県内2番目の稼働を目指しています。

住民と行政、そして企業も巻き込んで脱温暖化に取り組んでいる世羅町。
太陽光発電システムの普及率の高さは、自然環境への関心度の高さなのでしょうか。

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10月11日放送『三次市 堆肥の技術から生まれた特産品づくり』

今回ご紹介するのは、三次市で作られている「シモン芋」。
ちょっと珍しいブラジル原産の野菜です。

栽培しているのは、三次市の東洋林産化成という会社。
本来は道路工事用の土や間伐材などから作られるバーク堆肥などを生産する会社です。

なぜ、堆肥を作る会社が
「シモン芋」を作っているかというと・・・
堆肥を作る技術を活かして生まれた土壌改良資材「おたすけブリーダー」を作りました。

この「おたすけブリーダー」、硝酸態窒素という野菜のエグ味や発がん性の元とも言われている硝酸態をかなり少なくする効果があるそうで、これを使って、ちょっと変わった芋、シモン芋を作ろうということになったのだそうです。

栽培が難しいシモン芋ですが、寒暖の差が激しい三次の気候と、土壌改良をしたことで栽培しやすくなりました。
収穫時期を迎えたシモン芋、サツマイモと比べると、カルシウムが5倍、カリウムが2倍、ビタミンCは3倍など圧倒的な栄養分をもっているのが特徴。味はとても淡泊です。

また、葉にはポリフェノールが豊富に含まれ、乾燥してお茶として利用されています。

シモン芋を三次の特産品にしようという動きも広がってきています。
創業約120年の児玉醤油では、シモン芋を使った酢が作られています。

また、和洋菓子を販売する「風紀舎」では、シモン芋を使った「シモン芋ショコラ」を販売。
このお菓子は来年の菓子博にも出品予定です。

肥料作りの技術を活かし、地域の特産品をと始まった、シモン芋作り。
まだまだ動き出したばかりですが、生産者、加工業者に加えて生産農家も増えることで、三次を象徴する野菜になるのかもしれません。

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10月4日放送『規格外野菜を届ける取り組み』

8月、広島市中区吉島に1軒のお店がオープンしました。
名前は「オルトラーノ」。
菜園を意味する言葉通り、店内には30種類ほどの旬な新鮮野菜が並んでいます。

そんな中、普段は目にすることのない虫食いのある野菜を見つけました。

ここオルトラーノは、廃棄されることの多かった見た目や大きさなどが違う規格外の野菜を扱う「ふぞろいプロジェクト」のメンバーが手がけたもの。

「野菜の廃棄を目の当たりにして、もったいないと思った。なんとか手助けができないかと考えた」と、ふぞろいプロジェクトの吉崎仁枝子さん。

規格外とはいえ、契約農家から届けられる産地直送の新鮮なものばかりです。
また、併設されたレストランのメニューでは、届けられた「新鮮なふぞろい野菜」がふんだんに使われています。

10種類以上の野菜が入った具だくさんの味噌汁に、野菜のお造り。
規格外のものも味に遜色がないことを改めて感じることができます。

オルトラーノに野菜を出荷している農家のひとつ、三次市の農園「三次ハーブ園」を訪ねてみました。
野菜からハーブまで30種類ほど栽培していて、この日は「四角豆」という野菜を収穫していました。

傷がつきやすいため、これまでは廃棄する量は多かったそうです。
傷や虫食いのある四角豆は、この日オルトラーノの店頭にさっそく並びました。

処分された野菜が減ったことは、生産者にとっては大きなメリットになっているのです。

「自然に育つものだから不揃いなものもあっていい」と吉崎さんは言います。

見た目や大きさだけでなく、丹精込めて育てたものすべてに光を当てた取り組みは、着実に前へ進んでいます。

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