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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2012年9月放送の番組のご紹介

9月27日放送『スポーツGOMI拾いin 世羅 開催』

楽しみながら「街をきれいに」という意識を高めるイベント、「地球派宣言杯スポーツGOMI拾い」が世羅町で開かれました。
競技エリアとなるのは、旧甲山町。昔ながらの面影を残すのどかな町並みです。

今大会の広報から運営まで担当して頂いたのは、地元の公衆衛生協議会のみなさん。
世羅をどこよりもきれいな町にすることを目指しています。

地元の世羅町のほか、広島市内からの参加者もあり、29チームが集まりました。
大会には、日々世羅町の安全を守る世羅警察や、高校駅伝でその名を轟かしてきた世羅高校陸上競技部のOB選手たちも参加。

大会当日知らされたエリア内で、チーム5人が1時間でゴミを集めます。
その量と種類をポイント化して順位が決まるのです。

「ゴミ拾いはスポーツだ!」の掛け声とともに、競技スタート。
各チーム思い思いの場所を目指します。

あっという間に1時間がすぎ、競技が始まるまでほとんどゴミの見られなかった町から、予想外の量が出てきました。

この日集まったゴミは約149キロ!
たばこの吸い殻も数えきれないほど集まりました。

優勝したのは「西太田安来節を愛する会」チームでした。
世羅町を一番きれいな町にしたい・・・そんな人たちの思いがこもった大会になりました。

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9月20日放送『ざんし?ねんし? 糸が織りなすエコとは』

みなさんは、「ざんし」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「残った糸」と書いて「残糸(ざんし)」と読みます。元は繊維業界の用語です。

先月、三越で開かれた洋服の展示販売会。ここに並ぶカラフルな洋服は、山口県出身のデザイナー浜井弘治さんが手がけたものです。
この洋服に使われているのが、「残糸」だそうです。

工場で大量生産した後に出るのが「残糸」。3%ほど出るそうで、数字だけ見れば少ないようにも見えますが、大量生産の3%ですから、かなりの量です。

そのままだと捨てられてしまう残糸を、もったいない、何とか生かせないかと考えていた浜井さん。小さな生地の組み合わせは、2つとして同じデザインのない「1点もの」を作り出しました。

そのほかにも、浜井さんは和紙を使った糸も使っています。
その和紙の糸を作っているのが、福山市の「備後撚糸」という会社です。

和紙糸とは、製紙会社で作られる紙を数ミリ幅に裁断し、これを撚糸(糸を撚ること)の特殊技術で丸い糸になったのが和紙の糸。コットン糸と比べ、和紙糸は軽いというメリットのほか、吸水・吸汗性に優れているのだそう。

エコを考える浜井さんと備後撚糸がコラボしてできたのが、こちらのポロシャツ。
試着してみると、本当に軽く、肌馴染みもよく気持ちよく着られました。

捨てられるかもしれない糸から作られた「もったいない」が生んだ服に、古くからの技術に新しい発想を盛り込んで生まれた素材。糸が織りなすエコの世界は、これからも広がりそうです。

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9月13日放送『手作り石鹸で資源を再利用』

今回のテーマは毎日使う石けんです。
中でも、無添加で肌に優しいと言われる手作り石鹸を作っているお店が、広島市安佐北区にある「めぶらーな」。
オーナーの菊田さんが、6年前に手作り石けんの専門店としてオープンしました。

市販の石けんと手作り石けん、大きな違いは原料にあります。主原料に植物性の油を使う手作り石けんは、一般的に肌に優しいと言われています。

市販の石けんには、防腐剤や化学物質、香料などが含まれていて、中でも合成界面活性剤は、水に溶けづらく自然界に長くとどまるため、水生生物にも悪影響を与えると考えられています。

「めぶらーな」では、10種類以上の手作り石けんを作っていて、へちま水や大朝町のハーブを使った石けんなど、材料に地元の特産品を使ってものもあります。

「めぶらーな」と協力して、石けんを作っている農場が北広島町にありました。
7年前から農場を営む「ファーム・ブッフォ」。

ここで飼育している鶏の卵と合鴨農法で作っているお米の米ぬかを、石けんの材料にしているのです。牛乳石けんがあるくらいだから、卵を使った石けんがあってもいいのでは、という、単純な発想から生まれたそうです。

手づくり石けんは、オリーブオイル、ココナッツオイル、パームオイルの3種類の植物油を使います。今回は6個分の黄身で石けん30個を作ります。
3種類のオイルと黄身を混ぜ、さらに水と苛性ソーダを混ぜます。このときに発生する低温の熱を利用して石けんを作っていくのです。

まぜ合わせたら、24時間かけて固形化。そこから約4時間乾燥させれば手作り石けんの完成です。
実際に使ってみると、肌になじむ柔らかい感触でした。

身近なものから作ることができ、環境や肌に優しいと言われる手作り石けん。
そこに自然が育んだ材料が入るというのは、最高の贅沢なのかもしれません。

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9月6日放送『秋を求めて八幡高原へ』

残暑が続いていますが、広島市内から車で1時間半、涼しさと秋の気配を求めて、北広島町の八幡高原へ向かいました。

芸北トレッキングガイドクラブの河野さんの案内で、湿原の秋を探しに行きます。
河野さんが腰につけていたのは、鈴。これ、何のためだと思いますか?

実は、ツキノワグマに人間の存在をアピールするためだそうです。数年前にツキノワグマに遭遇した人がいるそうで、散策をされる場合には、鈴をつけるか、大勢でにぎやかに話しながら歩いてみてください。

湿原に一歩入ると、涼しく感じました。取材に行った日の広島市の最高気温は33度ということでしたが、湿原の中で入ってみると27度と6度も低く過ごしやすい気候です。

高い木もあまりなく、太陽の光が地面に届き小さな植物がよく育つ環境になっています。
ツリフネソウ、マアザミ、マツムシソウなど、湿原ならではの秋の花を見ることができました。
標高800メートルで感じる秋の訪れ。街中の暑さを忘れさせてくれます。

湿原をぬけると、「おーいの丘」と呼ばれる場所に到着。ここで「おーい」と叫ぶと、響いて聞こえるため、こう呼ばれているそうです。

湿原の入口にある「高原の自然館」では、それぞれの四季に見られる花がわかりやすく説明されています。

手つかずの自然が残る八幡高原。澄んだ空気が心地よい場所です。駆け足で通り過ぎる秋は、確実にもう始まっていました。

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