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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2012年7月放送の番組のご紹介

7月26日放送『耕作放棄地で地域活性!』

以前耕地であったもので、過去1年以上作物を栽培せず、しかもここ数年の間に再び作付けをする考えのない土地のことを、耕作放棄地といいます。

耕作放棄地は全国的に問題となっていますが、福山市では地域で話し合って解消しようと、福山地域耕作放棄地対策協議会を設立。
そのうちのひとつ、芦田町でも地域の住民が耕作放棄地の復旧に力を入れています。

ここで作っているのが、ソルゴーという聞きなれない植物。これは、ゾウのエサ。
福山市立動物園のゾウのためのエサとして栽培し、買い取ってもらっているのです。

以前はソルゴーを輸入していた動物園としても、地産地消に協力できるだけでなく、エサ代の減額につながっているといいます。

また、福山市東村町でも、独自の方法で耕作放棄地解消にむけて頑張っています。
生産農家の方がつくった「若草会」。荒れた土地を整備し、地元の小学生をよんで農業体験授業を行っています。

さらに、子どもたちが生産にかかわった野菜たちは給食で実際に食べます。
自分たちが育てた野菜を食べることで、農業に関わってもらいたいとの願いからです。

担い手不足で生まれていた耕作放棄地。地域の力を合わせることで再生し、目的に応じた農地へと生まれ変わることができました。
ひとりでは叶わない耕作放棄地の有効活用に一つの方向性が示されているような気がします。

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7月19日放送『野生のスナメリの水中撮影に挑戦!』

瀬戸内海には昔から生息してきた海の哺乳類、スナメリ。人の手による環境の悪化で、一時期その数は激減されたと伝えられてきました。

スナメリは宮島水族館の人気者ですが、野生のスナメリの水中映像はこれまでほとんど撮影に成功していません。
そこで地球派宣言のスタッフが、山口県柳井市沖で撮影に挑戦しました。

スナメリは、多ければ10頭ほどの群れが行動しますが、水面を泳ぐときに目立つ背びれがないため、凪いた海でないと、なかなか出会うことができません。

まずは、スナメリの鳴き声を録音したプレーヤーを海中に沈め、ボートのエンジンを切ってしばし待っていると、3~4頭の群れを発見。

しかし、水中カメラマンが撮影の準備に取り掛かると、すばやく潜って逃げてしまう・・・
この繰り返しです。

撮影初日、その姿をとらえたのは、空からの撮影のみでした。

2日目、3日目と、手漕ぎボートを使ったり、シーカヤックで近づこうと試みましたが、あいにくの天気で、水の透明度も低く、撮影は困難を極めました。

合計4日間、チャレンジしてみましたが、今回水中でのスナメリの姿をとらえることはできませんでした。

瀬戸内海の生態系のトップにいるスナメリ。スナメリがいるということは、瀬戸内海はまだまだ環境的に優れているということ。
この海で生き生きと泳ぐ野生の彼らに、今度こそ水中で出会いたいと感じました。

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7月12日放送『次世代照明 LED…だけじゃない!』

次世代照明の代表といえばLEDですが、その動向をさぐりました。

大手家電量販店の電球売り場でも9割がLED電球でうまっています。
節電、電気代の節約、長い寿命というメリットから、LED電球は去年の3倍の売り上げを記録しているそうです。

電球のほかでLED照明の注目商品は、
シーリングライト=天井照明だそうです。
少しずつ色を変えられるというのが、最新の商品の特徴です。

店舗や家の照明をプロデュースする「あかりや」によると、新築や改装時にオススメなのが、ダウンライト。
一体で設計されている上、天井埋め込み型なので直進性の強いLED照明の弱点も克服してくれるそうです。

さらに、電球だけでなく蛍光灯に代わる省エネ照明の動向も探ってみました。
注目したのは、「CCFLライト」。聞き慣れない名前ですが、その特徴は、(1)40%消費電力を下げられることと、(2)4万時間という長寿命です。

さらに、蛍光灯に比べ発熱しにくいので、照明の熱を熱く感じるということが少ないのだそう。
このCCFLライト、蛍光灯タイプのほか工事不要の電球タイプもあります。

省エネ型照明は、その特性を理解することが上手なエコに繋がりそうです。
節電の夏、明かりで省エネに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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7月5日放送『山野草でお茶つくり』

今回の舞台は庄原市東城町。
地元の主婦9人で活動している特産品加工研究会「ひなたぼっこ」をご紹介します。

これから山に入るというメンバーの皆さんに同行させてもらいました。
何をするのかというと・・・
「山野草」を取るというのです。

まず見つけたのは、クマザサ。やかんにお湯を沸かして、クマザサを入れれば、簡単にクマザサ茶が完成。
これはキャンプ場などでも、使える技です。

そしてこちらは、クワの葉。これもお茶の材料になります。
また、クワの実は、子どもの頃メンバーの皆さんも食べていたそうです。

ひなたぼっこ代表の滝本さんは、「八幡の宝は自然、その中でも山野草がとても豊富、加工して販売することで、地域活性化になったり、若い世代にも伝えていきたい」と話します。

この日採った山野草は5種類、水で綺麗に洗って種類ごとに切ったら・・・
殺菌をかねて蒸します。

さらに、2日間天日干し、そして香りをつけるため軽く炒め、全てのものを混ぜ合わせると、山野草のお茶が出来上がります。

出来たてのお茶を頂くと、まろやかで深い味わい。
ちょっと苦いのかな?と想像していましたが、飲みやすく、子どもからお年寄りまでおいしく頂けそうです。

そして今がまさに旬の野菜を使った加工品も教えて頂きました。採れたてのキュウリ、ナス、青ジソと味噌を加えて作った「唐辛子味噌」。野菜の少なくなる冬場に備えての昔からの知恵なんですね。

県北に伝わる食文化。
それは地域の自然と向き合い、畑と向き合い得られた恵に知恵という味付けをして先人たちが残してくれたものです。
これを地域の宝として引き継ぐ活動に地域への愛情を感じました。

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