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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2012年6月放送の番組のご紹介

6月28日放送『下水が○○に変わる!』

今回注目したのは、広島市にある下水処理場。
今年4月から新たな施設が動き始めているということで、2カ所の下水処理場にお邪魔しました。

まずは、広島市全体で
流される汚水の約50%を
処理している広島市西部水資源センター。
ここでは、下水処理の過程で出る汚泥を燃焼に変えているとのこと!

広島市全体では、下水処理場で年間5万8千トンもの汚泥が発生しています。
そのうち半分はセメント・肥料化し再利用。残りは焼却処分をしてきました。
そこで、西部水資源再生センターでは、今まで焼却処分していた汚泥を炭化させ、燃料に作り替えることにしたのです。

脱水汚泥はまず乾燥させ、固めて小さな粒にします。
粒状になったものを300℃の高温で炭化、見た目はチョコレートのような燃料化物の誕生です。
その後、竹原の火力発電所で燃料として活かされます。

さらに、太田川流域東部浄化センターでは、汚泥を処理する際に発生する消化ガスを使って新たな電力を生みだしています。
これに使われているのが、マツダのロータリーエンジン発電システムなんです!

このシステムで、年間約300万キロワット時の発電を行う見通しで、3千万円程度の電気料金削減と1700トンの二酸化炭素削減が見込まれています。

このように新しいエコ技術は、次々と可能性を広げていきますが、日々の暮らしに立ち返れば、廃棄物の排出量を抑える意識を持つようにしないといけませんよね。

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6月21日放送『高校生の手作りソーラーカー(2)』

究極のエコカー・ソーラーカー作りに県内で唯一、高校生グループで取り組んでいる
呉港高校エコテック部。

前回取材したときには、3輪のソーラーカーを作っていましたが、今年は4輪のソーラーカー作りに挑戦しています。

新3年生は2人だけだったエコテック部も、4月になりニューフェイスが加わりました。

総勢22人となった部員たちは、春以降、毎日のように車体の製作に取り組んできました。
そして、6月上旬、自動車学校でテスト走行をすることに。

ソーラーパネルはまだついていないため、バッテリーを積んで電気自動車としての走行テスト。
カーボンを使った軽いフレームの効果か、快調な走りを見せます。

私もできたての新しい車両に乗せてもらうことに・・・
3輪のときと比べて座りやすい運転席、音もうるさくなく快適に走ることができました。

これから、車体の調整をさらに行い、ソーラーパネルをつけて完成です。

完成したソーラーカーで8月には鈴鹿サーキットでの全国大会に出場します。
ライバルはたくさんいますが、15チーム中3位入賞を目指します。

手作りと軽さにこだわったソーラーカー、呉港高校エコテック部の挑戦はこれからが本番です。

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6月14日放送『宮島を漂着ゴミから守れ!』

宮島の南側には護岸整備などされていない貴重な「自然海岸」が残されていますが、
実はここに多くのゴミが流れ着きます。
今回は、宮島の景観を守るための大掛かりな清掃活動を取材しました。

向かったのは、宮島の南側の海岸「焼山浦」。
一見とても綺麗に見える浜辺ですが、よく見ると生活ゴミや漂着物がありました。
上陸して目の当たりにするその量に驚かされました。

その多くが
カキイカダの漂着物。
フロートと呼ばれる大小発砲スチロールは、ここ焼山浦におよそ50個ありました。

粉々になってしまうと、人の手で集めることしかできないのです。
海面に浮くと、魚がエサと間違えて食べてしまうこともあり、環境の悪化だけでなく生態系にも悪影響を与えているのです。

発砲スチロールだけでなく、カキイカダのパイプも大量。これらは広島ならではのゴミです。
調査によると、宮島の浜辺には大きなものだけでも約1250個の発泡スチロールが確認できたそうです。

そこで、NPO法人「SAREN」が中心となり開催されたのが、「宮島一周クリーン作戦」
宮島の漂着ゴミを回収して本来の姿に戻そうというものです。
今回は16のボランティア団体から110人が参加。焼山浦を含む3つの浜辺で活動しました。

暑い中3時間に渡り、みんなが頑張った結果、 発砲スチロール200個、そして生活ゴミやパイプが1.5トン集まりました。
浜辺も綺麗に姿を変えました。

浜辺の景観と機能を回復させる清掃活動。漂着物を完全に取り除き、本来の姿に戻すのは大変なことですが、自然の姿をいつまでも残していくためには欠かすことのできない活動のひとつです。

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6月7日放送『油木高校 ミツバチプロジェクト いよいよ始動』

人口約10700人、広島県東部に位置する神石高原町で、高齢化とともに深刻になっているのが増え続ける耕作放棄地です

そこで、油木高校の生徒たちが考えたのが、耕作放棄地に花を植え、ミツバチを放ちハチミツを生産し、町を活性化させるというミツバチプロジェクト。

神石高原町永野南地区では、レンゲがきれいに咲いていました。
しかし、この場所は、つい1年前までは30年以上も人の手が入っていない荒れた土地だったのです。

そこで去年、油木高校3年生は、木を切りトラクターで耕し、花の種を植え、このあたり5ヘクタールをレンゲ畑に変身させたのです。
前回の取材から1年、久しぶりに生徒たちを訪ねてみました。

今年から地元の人のハチの巣箱をレンゲ畑におき、生徒たちは定期的にミツバチの世話を手伝っているそうです。

油木高校のこのプラン、去年開かれた、高校生たちが地域活性化のプランを考える「観光甲子園」大会でグランプリを受賞。

これを受けて、町も動き始めました。耕作放棄地にレンゲの種をまく場合、10アールあたり5000円の補助金を出すことを決めました。
これは費用のおよそ半分にあたるそうです。

また地元の神石高原ホテルでは、高校生が作ったハチミツを使ったランチをスタートし、ハチミツを使ったエステプランも考案中です。

生徒たちも、ミツバチの世話をするだけでなく、ミツバチの腹部から分泌されるミツロウに注目、オイルとアロマを合わせ、リップクリームやハンドクリームを試作していました。
ミツバチからの恵みはハチミツだけではないのですね。

耕作放棄地を減らしたい、という高校生の思いから始まったミツバチプロジェクトは、地域を巻きこんで本格的に動き始めました。
地球派宣言では、今後もこのプロジェクトの取材を続けていきます。

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