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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2012年4月放送の番組のご紹介

4月26日放送放送『GWに出かけてみよう(1)~山焼き後の雲月山』

GWおすすめスポットを2週に渡ってお伝えします。
まずは、北広島町の雲月山。
標高911メートルの草原の山、雲月山はその雄大な自然から、西中国山地国定公園にも指定されています。

ここで、4月14日に行われたのが山焼き。
草原は放っておくと木が生え森林となってしまいます。
草原でしか生きられない植物を保全するために山焼きを行うのです。

山焼きから1週間後のこの日はあいにくの強風。
ススで黒くなった登山道を登っていくと、早くも山には新たな命が芽吹いていました。

まず見つけたのは、ショウジョウバカマという花。たくさんの花が集まって、ひとつの花のように見えています。
絶滅危惧種に指定している県もあるほど、貴重な花なのだそう。

山焼きは植物の生育にも必要なこと。焼くことで発生するリンの成分が土にかえり、新たな植物の栄養分になるのです。
地上にある背の高い植物や焼かれますが、地下で種や球根として準備をしている春の植物たちは、ダメージを受けずに、山焼き後にちゃんと芽を出すのです。

この日は、ショウジョウバカマのほかに、キジムシロやヤマヤナギ、タチツボスミレなどといった草原の山ならではの植物を観察できました。
これから暖かくなっていくと、さらに多くの種類の花が咲くそうです。

この日は、ショウジョウバカマのほかに、キジムシロやヤマヤナギ、タチツボスミレなどといった草原の山ならではの植物を観察できました。
これから暖かくなっていくと、さらに多くの種類の花が咲くそうです。

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4月19日放送『広島生まれのエコキッチングッズ』

料理時間を短縮できるエコキッチングッズがここ数年、注目を集めていますが、
今回は広島生まれのエコなキッチングッズをご紹介します。

まずは、広島の会社「クレセント」が販売している家庭用米とぎ器「はやとぎ」。

見た目はシンプルですが、3合のお米がおよそ15秒で研げてしまうという「はやとぎ」。
水道水を容器内に噴射することで、お米は遠心力で外へと回転し、容器の内側にこすられます。

そのお米同士の摩擦によって、ヌカがはがれるというわけです。
ヌカのにおいがお米にうつる前に素早く研ぐことで、 お米が美味しく炊けると言われています。

続いては、安佐南区にある「広島アルミニウム工業」。
ここで製造されているのは、60年前から親しまれている「無水鍋」。

無水鍋は、日本で最初のアルミニウム合金鋳物厚手鍋として、広島で誕生しました。

アルミの熱伝導の良さと、鍋の密閉度の高さを活かして材料からの水分を逃しません。
だから水を使わなくても調理が出来る、無水鍋の所以です。

無水鍋で肉じゃがを作ってみました。
材料を先に油で炒めてから、水を加えて煮込むのが定番の作り方ですが、無水鍋は材料を全て鍋に入れてから火をつけます。
なので、ガスを使う時間が短くて済むのです。

さらに、一度火にかけると、あとは放っておいてOK。
ある程度、野菜に火が通ったらあとは火を消して余熱で味を染み込ませていきます。

普通のステンレスの鍋に比べて、ガスを使う時間も短くて手間も省ける「無水鍋」に、 節水しながらおいしくお米が炊ける「はやとぎ」。
エコキッチングッズを上手に使って、 食卓を美味しく彩りたいですね。

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4月12日放送『伝統の尾道帆布をさらにエコに…立花テキスタイル研究所』

古くから海上交通の要所だった尾道で、かつて盛んに作られていた舟の帆の布、 帆布(はんぷ)。
NPO工房おのみち帆布は、消えかかった伝統産業を新たな商品として生まれ変わらせました。
その丈夫さや多くのデザインから、全国的に人気をよんでいます。

そのNPOが、さらにエコな素材で作りたいと考えたのが、現在使っている化学染料ではなく、草木染めでした。
そこで誕生したのが、立花テキスタイル研究所。尾道市の対岸、向島にあります。

剪定されて捨てられるだけだったものなど、これまで活用されていなかった島の樹木を使って草木染めの研究が続けられています。
所長は新里(にいさと)カオリさん。東京の大学でテキスタイル=布地・織物を学んでいた方です。

取材に伺ったこの日、ビワの木でどんな色になるのか試してみました。見た目は茶色の枝ですが・・・

粉砕したビワの木を20分ほど煮たたせ、シルクのハンカチを入れてみると・・・
ものの5分ほどで、きれいに染まりました。

研究所では、定期的にワークショップも開いています。
この日は、ビワの木で染めたエプロン作り。搾り方によって、様々な絵柄になるんです。

草木染めで染めた帆布は、これまでの尾道帆布に比べ淡く優しい印象。
尾道市の商店街やインターネットで販売しています。

伝統の技術・尾道帆布に、捨てられていたかもしれない尾道の素材を組み合わせて作り上げた草木染め。
決して新しいことではないけれど、「懐かしい未来」を紡いでいるのかもしれません。

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4月5日放送『森の町 安芸太田町 癒しの拠点へ』

広島市中心部から車でおよそ1時間半。面積の9割を森林が占める安芸太田町。
ここは先月、森林セラピー基地として認定されました。

森林セラピー基地とは、医師や大学教授らでつくるNPO法人「森林セラピーソサエティ」が癒し効果のある森に認定する制度で、現在全国で48カ所あり、県内では安芸太田町が初めてです。

去年の夏、安芸太田町の森を歩くことで、心拍数や血圧、自律神経などの数値がどのくらい変化するかの検証が行われ、癒し効果があるとして認定されました。

基地に認定されたのは町全域で、さらに癒し効果がある山道として、深入山・三段峡・恐羅漢山麓・龍頭峡が「セラピーロード」とされました。

町では、来年6月のセラピー基地オープンにむけて、セラピーロードのガイド養成を行っています。
町内外からの30~70代の約50人が参加しています。

この日の講座は、森林セラピストがリーダーとなって、実際に森に入りガイドの方法を学びます。
知識よりも五感で感じることが大切、ということでまずは湧き出る霊水を飲んでみます。

続いては触覚。触ってみたのはコケ。
種類によって感触がずいぶん違うことがわかりました。
その後も小さな花を見たり、葉の香りを嗅いだり、五感を使って森を感じました。

そして私が最も心地よく森を感じることができたのが、木に寄りかかったり、地面に座ったりして心を落ち着かせる森林安息。
川の流れや風の音、空気のにおいなど、丸ごと森を感じている感覚でした。

「自分も一緒に溶け込んで楽しめるガイドになりたい」と海田町から参加した男性や、「広島と安芸太田町のかけ橋、繋がりのきっかけになるようなガイドになりたい」と広島市内から参加した女性。

セラピー基地とセラピーロードは、来年6月にオープン予定。
現在研修を頑張っているガイドたちが活躍します。癒しを提供していく安芸太田町の今後に期待です。

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