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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2012年3月放送の番組のご紹介

3月22日放送『牛乳パックリサイクルネットワーク』

小学校などの給食で飲まれている牛乳。
飲み終わった牛乳パックも、立派な製紙原料としてリサイクルされているのです。

何にリサイクルされているかというと…トイレットペーパー!
広島市内144校の小学校のうち、99校がこの取り組みに参加しています。
広島市中区の千田小学校にお邪魔しました。

給食を食べ終わった児童たちは、バケツに入れた水でパックを洗っています。
洗い流すだけなら、バケツの水で十分ということで、ここでも水を無駄にしていませんでした。

みんなが洗った牛乳パックは、当番の児童が日の当たる場所に並べて1日干します。
これを、段ボールにまとめて、学期末ごとに業者が取りに来てくれるのです。

「地球にやさしくていいと思う」「これからも続けていきたい」と、児童たちもきちんと理解して、取り組んでいます。

その業者とは、南区東雲に本社がある「本田春荘商店」。

この取り組み、11年前に学校の先生から「牛乳パックをリサイクルできないか?」とこの会社に問い合わせがあり、トイレットペーパーへのリサイクルがスタート。

最初は9校が行っていたこの活動も、先生の転勤などで、口コミのように活動が広がり、現在では99校まで広がりました。

製紙会社でトイレットペーパーへリサイクルしますが、運びやすくするため、ここでは 圧力を加えて小さくします。

この日千田小学校から持ってきた牛乳パックは240キロ。
これで何と1200個の トイレットペーパーが出来るそうです

生まれ変わる牛乳パック。
子どもたちの環境に対する意識を高めるために、資源のリサイクルを毎日の行動に自然に取り入れることが、継続や広がりに繋がっていくのだと感じました。

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3月15日放送『木くずリサイクルで環境に貢献』

今回お邪魔したのは竹原市にある竹原工業。
小さく砕いた木片を接着剤として加工して作る 「パーティクルボード」を主力商品としていて、床や壁の下地材や家具など、その使い道も様々です。

パーティクルボードの材料となるのは、
公共工事から出る解体材や、建築現場からの端材、間伐材や、風で倒れた風倒木。
使い道が難しいものを再利用しているんです。

また、ボードの材料になることのできない、防腐剤やペンキが塗られた木材は、
バイオマス燃料として販売もしています。
森林資源を可能な限り有効に使い切る仕組みです。

さらに最近、地元ゆかりのあるものを使い始めたということで・・・
それは何かというと、
「竹」なんです。

竹原は文字通り竹の多い場所ですが、竹が山を浸食する現状を皆さんご存知でしょうか?
竹は成長スピードが速いため、山に生える木を覆い隠し、木に光が当たりません。
この問題を防ぐには、竹林を適切に管理し間伐を行う必要があるのです。

竹を粉砕して加えたボードは、竹が入っていないものに比べ、強度が強く梱包材にむいているということです。
竹をボードの材料として使うことで、地元の問題解決の一役を担えればと考えたそうです。

竹を粉砕して加えたボードは、竹が入っていないものに比べ、強度が強く梱包材にむいているということです。
竹をボードの材料として使うことで、地元の問題解決の一役を担えればと考えたそうです。

技術への自信と、手間を惜しまない姿勢が環境にやさしい商品を生む礎となっているように感じました。

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3月8日放送『高校生の手作りソーラーカー』

究極のエコカー、ソーラーカー。
その未来の乗り物の製作に、県内で唯一高校生グループで取り組んでいるのが呉港高校・エコテック部です。

エコテック部には2年生2人・1年生12人が所属しています。
17年前からソーラーカー作りに取り組むエコテック部は、過去の大会でも数々の成績を残しています。

今年作っているのは、カーボンフレームで出来たソーラーカー。
カーボンは軽くて丈夫な素材で、空気抵抗を少なくできるため、速く走れるのだそう。

ところで、エコテック部の顧問、山田先生は過去に国内外のチームで代表を務め優勝経験もあるソーラーカーの世界では有名な人なのです。
山田先生の指導のもと、生徒たちは200~300もある部品を設計・製作しています。

卒業式も終わった週末、3年生たちが自分たちが作ったソーラーカーの乗り納めにやってきました。
運転席を見せてもらうと、とっても狭い!寝そべるようにして乗っているんです。

颯爽と運転する生徒を見て、私も乗らせてもらうことに!私はのろのろ運転でしたが、60キロほどのスピードは軽々出るのだそう。
天気もよかったこの日は、運転席も太陽の光に照らされ、まさしく太陽のパワーを感じながらの運転でした。

最後に、8月上旬に鈴鹿サーキットで開かれるソーラーカーの大会に出場する1・2年生へ3年生から激励の言葉が贈られました。

生徒たちの夢と先生の希望を乗せて目標にむかっているソーラーカー。
呉港高校エコテック部の新しい挑戦はまだ始まったばかりです。

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3月1日放送『島の地下のヒミツ』

私たちが普段目にすることのない地下には、私たちの生活を守る様々な秘密がありました。

まずやって来たのは、マツダスタジアムの地下。
この地下にあったのは、雨水の貯留地です。大きさ、なんとグラウンドの3分の1。
球場建設とあわせ計画的に地下に貯留地が作られました。

地表面に土が多かった時代には、雨水は地中にしみ込んでいましたが、アスファルトやコンクリートで覆われた今、雨水はすぐに流出し下水道を通っています。
気象変動によるゲリラ豪雨など、局地的な大雨が降った場合に備えて、一時的に蓄える施設として、この貯留地が作られたのです。

3年前の共用開始以来、8回ここに雨水がたまったそうです。
一番多かったときは2メートルくらいまで流入したそうです。
溜まった雨水は天気が回復した後、きれいに処理され川へ流されます。

さらに、広島市中区東白島にも現在建設中の浸水対策用の施設があります。
地下20メートルまで潜っていくと・・・直径5メートルの巨大な下水管が登場。この下水管、白島から中央通りを下り約2キロ先の平和大通りすぐそばまで通っているんです。

普段目にすることのない地下には、自然と向き合うがゆえ、欠かせない安全安心な街づくりの一端があるようです。

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