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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2012年2月放送の番組のご紹介

2月23日放送『着物から考えるエコ』

みなさんのご家庭で「タンスの肥やし」になってしまっている着物はありませんか?
今回はそんな着物の活用法をご紹介します。

まずは、広島市中区舟入南の呉服店「夢さがし」で開かれていた「着物リメイク教室」。
こちらの生徒さんは、お店で購入したリサイクル着物をリメイク用にほどく作業中。

着物は糸をほどいていくと、一枚一枚の布は、すべて長方形だったことが分かります。
もう一度縫い直して作り変えることが前提で作られていたのですよね。

こちらは、帯の幅をそのまま活かして作ったクラッチバッグ。洋服にもマッチしますよね。
大切に使われてきた着物を、今の時代にあった形で「もったいない」精神で使えるのが、着物リメイクだと、リメイク講師の栗木さんは話します。

一方、呉市音戸町でも着物を使ったエコな取り組みが行われています。
それが、着物をリメイクした膝かけ作り。

着物リメイク膝かけを作っているのは、「脱温暖化ネットおんど」のメンバーです。
使用済み天ぷら油の回収など、音戸町を舞台に、家庭でできるエコ活動を普及させる活動をしています。今年度の取り組みとして、「着物膝かけ」を考案し、製作を計画したそうです。

そもそものきっかけは、メンバーの皆さんが、結婚されたときにご両親に持たせてもらった着物でした。
思い入れはあるものの、なかなか普段の生活で着ることがなくなってしまい、どうにか使えないかと考えたのだそう。これを膝かけにすることで、暖房費の節約に
取り組んでいるのです。

作り方を見せてもらうと、ミシンを使わずほとんどが手縫い。
着物と同じく、着物膝かけも手縫いの方がふんわりと仕上がるのだそうです。

みんなで楽しく取り組み、家の中での防寒用品として生まれ変わらせることで、
結果的にCO2の排出抑制に一役買いたい・・・これが皆さんの目指すところです。

あったかく優雅な気分になれる着物膝かけ。去年11月から2カ月間、10世帯で使用し、約3660キログラムのCO2を削減できました。
これは、エアコンを200時間節約した場合と同じ効果だそうです。

もともと着物はエコなもの。仕立て直して、親から子どもへと受け継がれてきました。
日本人独特の「もったいない」という気持ちから、ずっと長い間使えるように様々な工夫が施されている着物に、今の時代にあった命を吹き込んであげてはいかがですか?

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2月16日放送『庄原で雪を楽しむ かまくら作り』

全国的に大雪のニュースが伝えられる中、庄原市では雪を楽しむ「かまくら作り」イベントが開かれました。
舞台となったのは、標高700メートルの道後山。山頂から平地にかけて一面雪景色です。

広島や福山などから5組の親子がかまくら作りに挑戦です。
かまくら作りの指導をしてくれるのは、生まれも育ちも庄原市西条町という観光協会の前田さんです。
雪国ならではの「かんじき」を履いて作業されています。

この日の前日、観光協会のスタッフや地元のボランティアの方たちが、大きな雪のかたまりを作ってくれていました。

作る工程は簡単!まずはどんどん掘っていきます。
ここで頑張るのはお父さん。汗をかきながら作業されていました。

ここで、たくさんの雪を生かした農家の知恵があるということで、農業もしている前田さんのお宅まで同行。
畑と言っても、一面真っ白でしたが、雪をかき分けていくと・・大根を発見!

瑞々しくて、生で食べても甘いのです。実はこの甘さは、冷たい雪のおかげ。
寒さから身を守るために、糖分を貯えようとするので甘くなるのだそうです。

奮闘すること3時間、かまくらが完成。
かまくらの中はとっても暖か。
空気は熱を伝えにくい性質があるため、その空気を含んだ雪の壁にも熱を遮断する効果があるのです。

コンロの火によって暖められた空気が上から下へと循環しています。
雪の壁の断熱作用が内部の熱を逃さないため、かまくらの中は暖かいのです。

辺りが暗くなった頃、雪灯篭が灯され幻想的な雰囲気に包まれました。
「子ども心に戻ってかまくら作りにいい汗をかいた」「また庄原に来たい」など、参加した皆さんも楽しまれた様子。

雪は、暮らしを妨げる厳しい冬の象徴である反面、地域の特色として産業や文化に上手に利用されてきた一面も持っています。昔からの知恵を上手に生かしていきたいですね。

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2月9日放送『ひろしまEVタウン推進事業 電気自動車を気軽にお試し』

ここ1~2年、世界的にも注目を集めるEV=電気自動車。
広島県でも2010年から電気自動車の利用促進を図る「ひろしまEVタウン推進事業」を展開しています。
今回は、EVの使い心地や充電スタンドの場所など様々な面からEVに迫ってみました。

まず訪ねたのは、ニッポンレンタカー中国。EVの良さを体感してもらいたいと、県の補助を受けEVを導入しています。
EVは、県のひろしまEVタウン推進事業の補助があり、普通のレンタカーよりEVは2割程度も安く借りられるそうです。

早速、ニッポンレンタカー中国の花本さんの案内で、電気自動車でのドライブモデルコースを案内してもらうことにしました。

実際に乗ってみると、タイヤのノイズ以外は、とっても静かな社内。
また、1回の充電で約160キロ走行できるそうです。

現在、県内には85カ所の充電スタンドがあり、ほとんどが無料で利用できるとのこと。
また、電気自動車を扱う自動車ディーラーにも充電スタンドが設けており、レンタカーでも無料で使用できます。

電気自動車レンタカーで、宮島まで走ってきました。
宮島口にも充電スポットがあり、充電している間、宮島まで渡ってみると・・・

宮島支所前にも電気自動車を発見。廿日市市では、環境意識を高めると同時にクリーンエネルギーカーの普及を目指し、宮島の公用車に電気自動車を導入。

また、タクシー会社でも電気自動車を試験的に導入し、今後の可能性を探っています。

環境面や経済性など様々な面で効果が期待され、その数を増やしている電気自動車。
皆さんも電気自動車の乗り心地を試してみてはいかがですか?

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2月2日放送放送『家具の街 府中のリメイクたんす』

本来なら捨てられてしまう古いタンスを蘇らせている会社があると聞き府中市を訪ねました。
家具再生の発起人が家具組合の理事長をつとめる高橋正美さんです。

まずお邪魔したのは、府中家具協同会館。府中に家具造りの技が伝わったのは、今から300年前のこと。
戦後の高度成長期には高級家具の需要が高まり、その品質の高さから府中家具の名は全国へと広がりました。

当時の家具が展示用に保管されている倉庫へ行ってみると、昔のタンスにしかないユニークな仕組みを見つけました。
「棹通し(さおどおし)」と呼ばれる金具です。

このように棒を通して、新婦の家から新郎の家まで担いで運んでいたのです。
一棹、二棹と数える由来はここにあったのです。

展示用に保管されている古いタンスとは別に、高橋さんは独自に家具の引き取りを行っています。
テーブルやソファを作る高橋工芸を訪ねました。

「前板(まいた)」と呼ばれる前面の部分を使います。前板についている金具もとても趣があります。
この引手金具を見るとどの時代のものか分かるのだそう。

大正時代の「角手(かくて)」、「もっこ」は明治時代に作られたものだそう。

高橋工芸には、古い前板が1000枚以上もストックされていて、この中から木目や色合いをじっくり見ながら、新たに作りなおしたタンスの表にはめていくのです。

捨てるにはもったいない、
様々な時代を経てきた家具がパッチワークタンスとして蘇りました。
モノを大切にする心を映したパッチワークタンス。22世紀にも残したい府中家具の新たな形です。

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