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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2011年11月放送の番組のご紹介

11月24日放送『リサイクル・リユースでゴミを削減』

ゴミの削減のため、リサイクルに対する意識を高めてもらおうと11年前にオープンした福山市リサイクルプラザを訪ねました。

ここでは、自分たちが出したゴミの行方を知ることができるんです。

取材に行ったこの日は、プラスチックゴミの収集日でした。
福山市内では、1日に45トンのプラスチックゴミが集められています。

プラスチックゴミは、「ペットボトル」と「その他プラ」に分けられます。
分別作業は手作業がほとんどです。
こうして、実際に見学することで、分別の大切さを感じました。

また、ここではオープン当初から、不要家具のリユースを行っています。
家庭でいらなくなったものや、使われずに眠っているものが持ち込みや、個別に回収されずらっと展示されています。

年間およそ400点の家具が集まり、そのほとんどが新たな引き取り手の元へ渡っていきます。
抽選で引き渡されますが、お値打ち価格ということもあり、100倍を超える競争率になることもあるとか。

また、家庭で簡単に見つかる布や端材を使ったリサイクル体験講座も毎週開かれています。

こうした地道な活動で市民の意識は高まり、2014年度の福山市のゴミの排出量をもとに掲げられた2015年度の削減目標は、なんと6年も前倒しで達成されました。

リサイクル・リユースが ゴミを減らす有効な手段ということを、改めて感じました。

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11月17日放送『捨てられていた『もみ殻』を資源に!』

皆さんは、1キロのお米から250グラムのもみ殻が出ることをご存知でしょうか?

もみ殻は、有効的な活用法がなく農家も処理に困っていました。
そのもみ殻を資源にする方法を開発したのが、尾道市因島にある株式会社「トロムソ」です。

「日本人が必ず食べるお米。
産業廃棄物として廃棄されるもみ殻をなんとか活用したい」と、数年前から活用法を考えていたという社長。

その方法とは、もみ殻を機械ですりつぶし、圧縮、さらに熱を加えて固形燃料にするというものです。

1本の固形燃料の熱量が4000キロカロリーほど。
薪に負けないくらいよく燃えるということで、ハウスの熱源に利用できないかと現在テスト中だそう。

また、薪ストーブのように使えるほか、遠赤外線が出るので、焼き芋や焼き肉も簡単においしく出来るのだそう。

また、このもみ殻、機械でさらに細かくすれば、苗床の代わりとしても活用できるといいます。
実用化に向けて実験が進んでいますが、普通の腐葉土と比べても、同じくらいに根を伸ばしています。

しかも、腐葉土よりもとても軽いとあって、高齢化した農業従事者の負担の軽減にもつながっています。

年間40万トンも廃棄されているという、もみ殻。
多くが捨てられるしかなかったものを、資源に生まれ変わらせる技術は、この先まだまだ可能性を秘めていそうです。

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11月10日放送『広島初開催!ゴミ拾いはスポーツだ!』

最も環境に優しいスポーツが広島で初めて開催されました。
その名も「スポーツGOMI拾い」
当日はあいにくの雨にも関わらず、21チーム、105人が参加してくれました。

「出場するからには1位を狙います!」「トロフィーを絶対持って帰ります!」など
皆さん意気込み十分。
上位3チームには地球派宣言オリジナルトロフィーを贈呈。

そもそも、このスポーツGOMI拾い、2008年に日本で誕生した競技で、全国各地で開催、今回の大会は70回目となります。

ゴミを拾うエリアは、本通りを挟んで広島市内中心部。制限時間は1時間。
1チーム5人で ゴミを拾います。
集めたゴミはポイントに換算。

燃えるゴミ、ペットボトル、缶・ビンは100グラム、10ポイント。
しかし、たばこの吸い殻は100グラム、100ポイントの高得点に。

スタートの合図と同時に、元気にゴミ拾いへ出かけました。
弁当の空箱、洗面器や靴。未開封のお酒など、なぜ?と首をかしげたくなるゴミがたくさん落ちていました。

中でも一番多かったのは、たばこの吸い殻。

1時間のゴミ拾いを終えて参加者たちは・・・
「もう2~3時間、個人的にゴミ拾いしたい」
「ゴミが宝に見えた」
「ゴミ拾いにここまで必死になったのは初めて」

今回、およそ100人が1時間で拾ったゴミの総重量は、なんと130キロ。

優勝は、普段からこのエリアの清掃活動をしている「うらぶくろのごみぶくろ」 チームの皆さんでした。

ゴミ拾いを楽しみ、ゴミ拾いに熱くなる。
スポーツGOMI拾いは、環境に優しく、とってもエキサイティングなスポーツ。
地球派宣言では今後も幅広い世代の方に参加して頂けるよう、県内様々な地域で企画していきます!

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11月3日放送『メイドin備後 福山発のエコプロジェクト』

福山市柳津町にあるソファ専門会社「心石工芸」。
この会社が中心になって、あるエコなプロジェクトが進んでいるということで訪ねました。

プロジェクトの名前は「HAZAIプロジェクト」。

ソファ作りの際に必ず出るのが牛皮の端切れ。

これを以前からもったいないと感じていた心石社長が端切れを再利用して商品を作ろうと始めたのです。
心石社長の呼びかけで、福山の物作りを仕事にしている友人たちと一緒に行っています。

最初に社長が思い立ったのが、スマートフォンのカバー。皮の裏に何度も剥がせるシールを貼りつけていました。
シールも地元の会社のもの、リサイクルを意味するロゴも福山市のデザイナーによるものです。

スマートフォンのカバーを筆頭に、コースターやキーケース、12月にはメモ帳カバーや、カードケースも販売予定。

HAZAIプロジェクト立ち上げ以前からリサイクルやリユースへの関心が強かった心石社長。
皮の端切れ以外にも、ソファー製造過程ででる木くずの再利用にも取り組んでいました。

木くずに強い圧力をかけて、円形に固めます。
これを養豚業者に引き渡しているのだそう。

運ぶために圧縮していますが、これを養豚場で細かく砕き、豚の寝床となります。
その後、豚の糞や尿が混ざった木くずは最終的に、畑の肥料として使われている、まさに循環なのですね。

「昔のソファーを修理していると、馬の毛や稲わらが出てくる。昔の人は生活の中から出てくる廃材を賢く利用していたのです。
昔のまま作るというのは難しいけれど、極力ロスの少ない、環境への負担が少ないモノ作りをしたい」と心石社長。

今後もさらに福山発のHAZAIプロジェクトが進んでいきそうです。

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