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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2011年9月放送の番組のご紹介

9月29日放送『企業が取り組む環境 ~植林活動で山を知る~』

みなさんはCSRという言葉をご存知でしょうか?
企業は営利を上げる一方で、地域社会などのために活動をするという考え方です。

深入山の向井かいにある山、このうち約3ヘクタールは「ひろぎんの里山」として去年から整備が始まりました。
広島銀行が森林を整備することで、CO2排出量の削減に貢献しようという取り組みです。

9月の祝日、早朝から多くの家族連れなど約190人がやってきました。

この日用意されたのはクリやクヌギ、ブナなどの苗木300本。
これら広葉樹で形成される森は 保水力に優れ、豊かな土壌を作ると同時に、その木に様々な生き物が集まるようになります。

今はすき間だらけのこの場所が、人の手を借りて再生していくのです。
慣れない急斜面に足を取られながら苗木は1本1本丁寧に植えられていきました。

こうした森づくりの活動内容は、全国の地方銀行の間で情報交換され、それぞれに得たノウハウを共有する仕組みになっています。
銀行間のネットワークを生かした全国的な展開でもあるのです。

場所を提供する林業従事者の側も、こうした取り組みを近くて遠い山の役割を知ってもらう良い機会だと捉えています。
生まれかけの森が、自然の世界で機能するまで企業のもう一つの使命として、この場所は見守られていきます。

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9月29日放送『人と自然の共存・里山暮らしを楽しむ』

県北・庄原市総領町で「面白がれば何だって面白い」をスローガンに、過疎化を逆手にとって
田舎暮らしを楽しむ人たちがいます。
その名も「里山木族」。

メンバーを訪ねると、元気な歌声で迎えてくれました。
「都会ではできないことをやろうというのがモットー」と言うように、いろんなものを手作りしています。

こちらは、ECOストーブ。不要となったオイル缶から生まれたECOストーブ。
メンバーたちのアイディアがつまっています。着火剤には使用済みのてんぷら油が使われます。

燃料となる薪は、使用済みの割り箸や山で拾った雑木。この雑木を使うことで里山整備にもつながるのです。
さらに、持ち運び便利で暖もとれ、煮炊きもできる田舎暮らしならではのアイデアストーブなのです。

里山は人と自然が共存し、持続可能な資源の活用や社会のシステム作りのモデルだと言われています。
そこに生きる人たちが、生きるために自然を利用する中で創られ、そして守られてきたのです。

だからこそ、里山木族では、「共存」を「響存」に置き換え、自然との向き合い方もまた楽しみにしています。
「イノシシが栗を食べてしまうので、イノシシの頭上の高さにネットを張ったんです」とちょっと自慢気。知恵比べなのですね。

知恵を出し合い、モノを作り、その恩恵を頂くことが田舎暮らしを楽しむ里山木族の考えなのです。そこに笑顔があふれた時、地域に誇りを生みだすことができる。
「ないということは何でもやれる可能性があること」。これこそが都会では味わえない贅沢なのだと感じました。

9月15日放送『吾妻山で秋を満喫 山ヨガを体験』

今回の地球派宣言では、県北、庄原市吾妻山で秋の山を満喫してきました。
案内して頂いたのは、広島県で山や森の生態を調査する仕事に就いていた伊藤さん。

まず見つけたのは、ツユクサ。
標高が高いところほど、風も強くなるので、草花の背丈もあまり高くならないのだそう。

続いては、カワラナデシコ。
女子サッカーなでしこジャパンのなでしこです。

山の中を進んでいくと、聞こえてきたのは水の流れる音。
山歩きで少し疲れた体にはまた格別の味です。ヤマアジサイの葉を折れば立派なコップになるんです。

木漏れ日が美しいのは、コハウチワカエデ。もうすぐ赤や黄色に色づく季節です。

森から出てくると、行われていたのは、女性限定の山ヨガ。
山歩きの高揚感とヨガを融合し、身体と心が同時にリラックスできるそうです。

ということで、私も実際に挑戦。山歩きで疲れているからこそ、より気持ちよくヨガを体験できました。
「木の間から空が見えて、室内でのヨガとは全く違った」と、参加者たちも楽しんだ様子。

吾妻山の豊かな緑の源となっている多くの植物や木々。
そこで湧き出る水や、澄んだ空気を肌で感じることで、日常生活では考えることのなかった、自然を大切にする取り組みが見えてくるはずです。

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9月8日放送『無農薬野菜で特産品づくり』

今回ご紹介するのは、大竹市にある異業種の有志で設立した特産品開発グループ「大竹特産ゆめ倶楽部」です

耕作放棄地だった山あいの中にある約5ヘクタールをメンバーが整備して、去年から作物を育て始めたそうです。
そのこだわりは、可能な限り無農薬で育てること。

「自分たちが安心して食べられるものを作りたい。雨が降って農薬が土に流れ込んだら、それが地下水となってめぐってくる。
だから無農薬にこだわった。」と代表の島原さん。

大竹ゆめ倶楽部の活動を広く知ってもらおうと、この日から市民農園として貸し出しを始めました。
五日市から参加した村上さんご一家も、指導を受けながら早速畑作業に取り組みます。

耕運機で耕すところから始め、畝づくり、苗の植え付けを体験しました。
もちろん、ほかの作物と同じく、無農薬栽培です。

畑に植えられているヌルボンという唐辛子。

これを使って、ゆめ倶楽部のメンバーが作ったのは「広島かきみそラー油」。

 

ゆめ倶楽部は、国のふるさと雇用再生交付金の補助を受け、大竹で異業種を営む5人の代表が立ち上げたものです。
大竹の商品をPRして、雇用を創出したいという狙いです。

広島かきみそラー油には、カキや野菜など、ほとんどが大竹産のものを使っています。
大竹のおいしさが丸ごと入っています。
無農薬の材料を使うことで、地元の環境を壊したくないという思いもあるそうです。

畑では、お昼すぎまで村上さん一家が汗を流していました。
無農薬野菜が出来るのが楽しみと早くも収穫を楽しみにしている様子。

今後も無農薬にこだわり、特産品つくりを頑張っていきたいという大竹ゆめ倶楽部のみなさん。
今後の活動に期待です。

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9月1日放送『野菜を残さない!日差しで干し野菜のすすめ』

冷蔵庫で使いかけの野菜がダメになってしまった・・・なんてこと、皆さん一度はあると思います。
そんなときは、日差しを利用した「干し野菜」がオススメです。

「干し野菜」とは、文字通り、干した野菜のこと。
広島市内の料理教室でも、干し野菜を使ったレッスンが行われています。

「干し野菜は、表面と内側の食感の違いがおいしい、干すと水分が蒸発してカサが減るので、たくさん食べられます」と野菜ソムリエの花井綾美先生。
この日作る「干し野菜スープカレー」には、11種類もの干し野菜を入れます。

作り方はとっても簡単!

オリーブオイルをひいた鍋に、ニンニク・生姜を炒め、干し野菜を投入。しんなりするまで炒めます。


さらに水を加え、沸騰したらチキンブイヨンとカレー粉で調味。
野菜の味もしっかり、さらに、お肉を入れなくても、十分にコクが出るんです。

手軽で簡単な干し野菜。花井先生に、作り方からさらなるレシピを教えてもらいました。
まず、レタスやもやしのような、ほとんどが水分のものは干すとなくなってしまうので、NGです。
これ以外の野菜は大丈夫。

切り方にもそれぞれコツが。
トマトは水分の多い種の部分は取り除きましょう。
さらに、キノコは胞子に旨みがあるので、洗わずに、包丁ではなく手で割きましょう。

ピーマンやパプリカは、種を取って包丁でつぶすことで、まんべんなく日光に当てることができます。
最後に、ペーパータオルで表面の水分をふき取るのがポイントです。

ザルや段ボールで6時間~2日ほど、ベランダや縁側など、風通しのよい場所で干しましょう。
表面が乾燥して、皮にシワが寄ったり、しんなりしてカサが減ってくれば食べ頃で、3日程度は冷蔵庫で保存できます。

簡単レシピ(1)
オリーブオイルで、干した野菜を炒めてソテーにするだけ。

先生曰く、太陽の光が80%調理してくれているので、ちょっと手を加えるだけで野菜のおいしさが引き出されるのだそう。塩か、めんつゆであっさりと頂きましょう。

簡単レシピ(2)
先生イチオシの干しきゅうりを使った、チャーハンです。
ニンニクのみじん切りを炒め、干しキュウリを投入。さらに、ごはんを加えて炒めます。
味付けは鶏ガラスープの素を適量。最後に鮭のフレークを加えます。

干すことで繊維質が増え、生のきゅうりとは全く違った食感に。
とにかく簡単でおいしいので、ぜひ試してみてください。

残った野菜を日差しに当てるだけの簡単干し野菜。
野菜を丸ごと無駄なく使え、おいしさもアップ。何と言っても日差しはタダですから、ぜひお試しあれ!

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