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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2011年8月放送の番組のご紹介

8月25日放送『ハチの干潟を守りたい』

竹原市南西部にある「ハチの干潟」。
ここで干潟の生き物の観察会が行われました。
開いたのは、ハチの干潟を見守り続けている岡田和樹さん(25)。

賀茂川の河口域にあるハチの干潟。潮がひく時間を狙って目指します。
ハチの干潟は、沖に「ハチ岩」という岩があるため、その名がつけられたと言われています。

埋立や護岸整備がめまぐるしい瀬戸内海で、ハチの干潟は山と海に囲まれていたため、開発を逃れてきました。

ここには、ハクセンシオマネキやスナガニなど、数多くの希少種が生息しています。

さらに、アマモの群生地もあります。
アマ藻場は小さな魚が守られ、育つ場所。
海のゆりかごです。

そんな自然が多く残された場所に危機が訪れたことがあります。
6年前、藻場を人工的に作る計画が浮上したのです。

岡田さんが中心に行った署名活動などがきっかけとなり、計画は白紙撤回されました。
守られた干潟をもっと多くの人に知ってもらいたいと、岡田さんは観察会を続けています。

アマモにいる魚たちを、参加者それぞれ、昔ながらの押し網ですくい上げました。

こちらは、タツノオトシゴ。みんなの注目を集めていました。

私も押し網に挑戦!簡単に思えていましたが、意外と難しい!
網をしっかり底につける、というコツを教えてもらい、たくさんの魚をとることができました。

小さな生き物を見て触れることで、アマモ場の大切さを知ります。

藻場で捕れたハオコゼなどの稚魚は唐上げに。
参加者全員にふるまわれます。

ハチの干潟を将来へ受け継いでいくため、ひとりでも多くの人と共に見守っていきたい。
岡田さんの願いです。

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8月11日放送『竜頭山で昆虫採集』

広島市森林公園の坂本さんの案内のもと、竜頭山で昆虫採集に出掛けました。

まずは網の使い方。
昆虫はおなかの部分が見えにくく、さらに衝撃に驚いて落下しやすい性質があるので、上や横から捕るより、下からすくって捕る方がいいのだそう。

と、説明しながら坂本さんが捕まえたのは、ヤマヤブキリというキリギリスの仲間。
バッタに似ていますが、触角が細ければキリギリスの仲間と見分けられるそうです。

山頂まで昆虫を探しながら歩いて登ります。
坂本さんが網を一振り!
オニヤンマです。

オニヤンマの名前の由来は…
(1)黄色と黒のまだら模様が鬼のパンツに似ている
(2)非常に大きいことから、「鬼」を連想させる
と言われているのだそうです。

捕まえたら、デジカメなどで素早く撮影して、逃がしてあげましょう。

山頂に近付くにつれて、小さなトンボをよく見かけました。
実は、赤トンボの仲間なのだそう。8月なのに赤トンボ!?

そう、あまり知られていないのですが、実は赤トンボは梅雨の時期にひっそりと生まれ、成熟するまで高い山で過ごすのだそう。

結婚の準備ができると、里地里山におりて私たちの目に触れる、それがちょうど秋だということだそう。
皆さん、ご存知でしたでしょうか?

8月の前半から中旬にかけて、山では夏の昆虫と秋に現れる昆虫の両方を見られるということで、今の時期は昆虫採集にはオススメの時期だそう。

誰もが一度は経験したことのある昆虫採集、大人の皆さんも出かけてみませんか?

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8月4日放送『京橋川のアシ原で学んで遊ぼう』

広島市内で唯一、自然な護岸が残っている京橋川。
ここには、約150メートルに渡り アシ原が群生しています。

アシは、1本で年間2トンもの水を浄化する作用があります。
そのアシをきちんと手入れすることで、生き物や川にとっての良い環境が持続されるのです。

今回は夏休みのイベントとして、アシで作った船で子どもたちが川に漕ぎだします。

主催したのは、中区白島地区の京橋川沿いにある白潮公園を拠点に6年前から活動している「京橋川かいわいあしがるクラブ」。

年4回、アシ原の清掃をしながら秋にアシを刈り、乾燥させたアシで作った船を毎年夏、川に浮かべています。

アシで手作りされたアシ船に早速乗ってみましたが・・・
子どもの倍ほどの体重がある大人は、アシ船にはちょっと負担のようでした・・・

さらに、カヌー体験もしてみましたが、こちらもやっぱり子どもたちの方がとっても上手!
でも、川から眺める街並みは、いつもとは違った表情を見せていました。

カヌーの後は、アシ原に生息する生き物観察。
干潟にはたくさんのカニや、他にもいろいろな生き物が生息しています。

きれいな川だからこそ、そこに暮らす生き物や川を綺麗にしてくれる役割を持つものなど様々です。

こうした生き物たちが住みやすい環境を整えるには、やはり人の手が必要。
楽しく過ごしてその大切さがわかれば、清掃活動にも自然と力が入ります。

アシや干潟、そして自然護岸は地域の宝です。

生活のすぐそばにある身近な自然に触れることで、まずその場所の大切さを知ること。それが、環境問題を自分に関わることとして考える第一歩になるのではないでしょうか。

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