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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2011年6月放送の番組のご紹介

6月30日放送『本格的な夏 上手なエアコン節電法』

うだるような暑さ。強い日差しから逃れて少しでも快適に過ごしたい!
そんな夏の必須アイテムはエアコン。

この時期、家庭の消費電力の約半分がエアコンって知っていました?
家電量販店でも節電タイプのものが人気なようです。

リモコンに電気代が表示され、節電意識を高めてくれるものや、エアコンの効率を下げてしまう 汚れたフィルターのお掃除機能も様々そろっています。
でも今はまだ買い替えの時期じゃない、今あるエアコンで上手に節約したい!という方のために エアコン節電の匠に伺いました。

まずは、スイッチを入れるタイミング。外から帰ってきて暑いからと言ってすぐにエアコンのスイッチを入れるのはNG。
まずは部屋の窓をあけ、外の空気と入れ替えるだけで、室温は数度下がるのだそう。室温が外の気温と同じになったところで窓を閉めてスイッチオン。

さらに、エアコンをつけたけど、なんとなく暑い。。そうすると設定温度を下げがちですが、設定温度を下げる前に、風量を「強」に上げましょう。
エアコンは温度を下げるときに一番電力を消費するのです。設定温度28度の風量「強」は、けっこう快適なのだそう。

そして、屋外にある室外機の前には物を置かないこと。
これだけでエアコン効率が悪くなってしまうので注意です。

福山市のご家庭では、広いリビングのなかで人がいる部分にだけエアコンの冷気が届くように、部屋にビニールカーテンを貼りつけるという工夫をしている人もいました。

緑のカーテンも直射日光を避けるためにも有効です。
これから迎える本格的な夏。無理することなく、うまく節電する心がけが必要ではないでしょうか。

6月23日放送『廃棄物で農業を変える!循環型社会づくり“きなり村”』

今回は、循環をテーマにした全く新しい農園を訪ねました。
やって来たのは廿日市市津田。
「きなり村」という看板を見つけました。

広い畑にたくさんの野菜が植えられています。
出迎えてくれたのは、株式会社「カンサイ」の川本社長。
この農園を運営している「カンサイ」は、資源の有効活用とリサイクルを柱にした

産業廃棄物処理の会社です。
廃棄物を肥料に変えて、この農園で使い作物を栽培しているのです。

きなり」とは、‘ゆったり’とか‘マイペース’の意味で、時間と空間を楽しむスローライフの場を指しています。

全て自社で作ることで自信を持って届けることができるという野菜たち、現在30種類ほどが栽培されていますが、あまり見慣れない野菜ばかり・・・

中でも広い敷地を使って、1万株も植えられていたのは、西洋野菜の「アーティチョーク」。

日本ではハーブとして少量入っていますが、ヨーロッパでは野菜として食べられているそうです。
食べられるのは、中の白い一部分のみですが、

川本社長は葉の部分を利用してアイスや飴、石けんなどの加工品の開発に成功。

さらに余った野菜は農園に併設された鶏舎の鶏に与え、その糞も畑の肥料に使うという循環にも取り組んでいます。

自然の力と人の知恵だけで作物を育て、社会へ還元する。
その資源を回収し、作物の肥料として活用する。それが循環型の農園施設「きなり村」なのですね。

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6月16日放送『ミミズコンポストで生ゴミ循環を学ぶ』

東広島市の小谷小学校。ここでミミズを使った授業が開かれるということで訪ねてみました。2年生の授業に登場したのは、四角い2段の黒い箱。
講師は「広島ミミズの会」の加用さん。広島ミミズの会では、生ゴミをミミズに食べさせる運動をしているということで・・・

家庭から出る生ゴミは焼却処分されますが、そこでダイオキシンなど体に有害な物質やCO2など が出ます。これを解決してくれるのがミミズだというのです。
この四角い箱は、土と一緒にミミズが入っているミミズコンポストです。

生ゴミはバクテリアによって分解され、これを箱の中のミミズが食べてくれます。
生ゴミは90%以上が水分なので、大半が蒸発し、そのほかはミミズの尿を含んだ水と糞になります。
これらは非常に良質な堆肥になるというのです。

子どもたち、ミミズに興味深々です。
しかし、子どもたちの中にはミミズの活躍を疑う声も・・・

そこで、実験!
用意したのは、ビニール・空き缶・細かく切った生ゴミと大きいサイズの生ゴミ。
これをミミズコンポストに入れ、10日後にチェックすることに。

結果を見るその前に・・・
ミミズコンポストは家庭でも使えるスグレ物なのです。コンポストに入れるミミズは、体長10センチほどのシマミミズ。
シマミミズは一日に、体の大きさの半分ほどの量の生ゴミを食べてくれるそうです。
必要な世話は、生ゴミを与えることと、土の上に敷く新聞新が乾かないように水で濡らすだけという簡単なもの。

販売元の光和商事は、2年前からミミズコンポスト事業を始め、現在敷地内でなんと約200万匹のミミズを飼育しているのだそう。

また、ここのミミズのエサとなる生ゴミは、東広島市の河内給食センターからやって来ています。
給食センターでは毎週200キロほどの生ゴミが出ていて、これを2年前から光和商事が回収し、ミミズコンポストを使って堆肥にしているのです。

実験開始から10日後―
小さく切った生ゴミは、ミミズによって分解され、大きいサイズの生ゴミは角がとれ小さくなっていました。 空き缶・ビニールはそのまま残っていました。
「空き缶やビニール袋はミミズが分解してくれないので、リサイクルしなければいけないね」と先生の呼びかけに、子どもたちは納得の様子でした。

また、この日、ミミズコンポストで出来た堆肥を、子どもたちそれぞれのミニトマトの鉢に入れました。夏の収穫の時期が楽しみです。
「ミミズはちょっと気持ち悪いけど、地球を守るすごい生き物なんだと知りました」と子どもたち。

家庭から出る生ゴミをゼロにすることはできませんが、ミミズが生ゴミを食べて消化し、それが堆肥となって野菜作りに役立つ― 子どもたちがその目で確かめた自然界の循環を、家庭でも取り入れてみてはどうでしょうか?

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6月9日放送『減圧鍋でエコ調理』

毎日使えて、簡単にエネルギーの消費を抑えるという安心・安全でエコな省エネ鍋に注目しました。
まずは、みなさんよくご存知の圧力鍋。
普通の鍋と比べても、加熱時間を大きく減らせますよね。

さらに、最近注目を集めているのが「減圧鍋」。
圧力鍋は、鍋の中の圧力を上げることで沸点を高め、調理時間を短くするもの

一方、減圧鍋はこの逆で、中の圧力を下げることで、沸点を低くするのです。
理屈は全く反対ですが、火を止めてからの余熱で調理が進む安全でエコな鍋なのです。

そこで、減圧鍋がどのくらいのエネルギーを抑えられるのか、
酔心調理製菓専門学校の市川先生に料理を教えて頂きながら検証しました。
消費エネルギーを比較するため、3つの鍋を準備。1つ目は、10分加熱し10分火を止めて待つ減圧鍋。2つ目は、減圧鍋と同じ条件のアルミ製の鍋。3つ目は、20分間火にかけておくアルミ製の鍋。

教えていただいたのは「バラ肉大根」。 材料は4人分で大根 600g(2分の1本)、豚バラブロック 300g、こんにゃく 1枚、絹さや 50g、しょうが 15g 、鷹の爪 2分の1本 、ごま油 大さじ2杯、出し汁 500cc、酒 大さじ3杯、みりん 大さじ2杯、砂糖 大さじ2杯、醤油 大さじ3,5杯

まずは材料を軽く鍋の中でいため、お出汁や調味料を加えます。
10分煮込んだのち、減圧鍋は10分放置、2つ目の鍋はそのまま、3つ目の鍋は続けて煮続けます。

通常の鍋で20分煮込むところ、10分で火を止めた減圧鍋は、ガス代がおよそ11円の節約になり、CO2排出をおよそ130g削減することが分かりました。

して、気になる仕上がりは・・・
減圧鍋の大根を竹串で刺してみると、バッチリ煮込まれていました。

減圧鍋と同じく10分で火をとめただけの鍋は、見た目にも食材にあまり味が染みていなく、やや硬めの仕上がりでした。
そして、20分火にかけた鍋は、ガスをしっかり使った分、減圧鍋と同じような出来になっていました。

この減圧鍋、白米も10分加熱し、5分減圧をかければ出来あがる優れモノ。毎日の調理から排出されるCO2。
調理にかかる時間を短縮することは、エネルギーの消費を抑えることにつながります。 便利な鍋を使ってCO2削減の一歩を始めてみてはどうでしょうか?

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6月2日放送『ハッチョウトンボ米つくり』

皆さんは、体長1センチほどの日本最小のトンボ 「ハッチョウトンボ」をご存知でしょうか?
広島県では絶滅危惧Ⅱ類にも指定されている希少生物です。

広島市内の休耕田で「ハッチョウトンボ米」を作る取り組みがスタートしました。
この取り組みは、半年をかけて、湿地の生き物を観察しながらお米を育てようというものです。

「ハッチョウトンボ米」という名前のお米は実際にはないのですが、ハッチョウトンボが来る環境の中で、弥生時代に行われていた古代米を作ってみようということで名づけたそうです。
広島市内の休耕田で数年前からハッチョウトンボの姿が見られるようになったそうです。

田植えの前にまずは生物観察。湿地化した耕作放棄地には、色々な生き物が暮らしています。

オオコオイムシ、シュレーゲルアオガエル、コガムシなど・・・湿地の生き物に子どもたちも興味深々です。

観察の最後に、ここで見つけたハッチョウトンボの幼虫・ヤゴを放します。
1カ月後には、成虫になって元気にこの湿地や田んぼを飛び回ってくれるのが楽しみです。

いよいよ、田植え。赤米や黒米などの古代米を植えますが、はじめはぬかるみに足を取られていた子どもたちも、すぐに慣れたのか楽しそう!
2時間ほどで作業は終了し、今回の取り組みはここまで。

「生き物と水辺環境をシェアするということが、今回の大きな目的、それを実感してもらいたい」と 広島市森林公園の坂本さん。

希少生物の名前がつけられたお米には、「地域に共存している様々な生き物の環境を守ろう」というメッセージが込められているのですね。

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