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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2011年5月放送の番組のご紹介

5月26日放送『耕作放棄地を減らしたい!油木高校 ミツバチプロジェクト』

高齢化や過疎化で問題となっているのが、人の手が入らなくなった耕作放棄地。
神石高原町では、マツダスタジアム205個分にもなる473ヘクタールもあるそうです。

これをなんとかしようと、地元の高校生が考えたのが、ハチミツを使ったプロジェクトです。
それは、「耕作放棄地に花を植えて、ミツバチを育て、ハチミツを作りこれを地域の名産にする」というもの。

なんとミツバチは学校で飼育しています。

油木高校、産業ビジネス科の3年生の生徒たちは3日に1度、女王蜂の有無・餌となる蜜や花粉があるか、などをチェックしています。

ハチミツを集めるために必要なのが、花の蜜。
学校からおよそ10キロの場所にある耕作放棄地で花を育てる計画です。

30年ほど前から荒地になっている約5ヘクタールを土地の所有者から借り、ミツバチプロジェクトを始めました。
木を切り、トラクターで耕した所に、生徒たちが植えたのは「そば」の種。
花を咲かせる1カ月後が楽しみです。

また1つ後輩の2年生は、ハチミツを使った加工品を販売できないかと、試作品を作っています。
ハチミツと、小麦粉の代わりにそば粉を使ったパンケーキを第一弾として作りました。

始まったばかりのこのミツバチプロジェクトですが、軌道にのれば高齢化が進む町で、ひとつのビジネスモデルが誕生することになります。
取材で感じたのは、高校生の地元を愛する気持ち。今後は地域一体となって支えていって欲しいと思います。

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5月19日放送『広島湾の無人島で自然を満喫』

環境保全を図りながら、地域特有の自然や文化を体験する観光の形「エコツーリズム」。この考えのもとに、瀬戸内海の無人島を目指します。
どんな自然がそこにあり、どんな問題があるのか?海や植物の専門家とともに出発です。

今回のツアーには、親子連れや環境について研究している大学生らが参加。
宇品港から40分の船旅で到着したのは、昭和40年代まで海水浴場として賑わっていた宮島沖にある周囲1キロの「絵の島」です。

到着してまずは、海岸に漂着しているゴミの調査が始まりました。
潮の流れによって、無人島にもたくさんのゴミが流れ着いています。

みんなが集めた漂着ゴミを、人工物や植物・動物などその種類別に分けてみると、外国からやってきたようなものも。
ほとんどが人工物であることがわかりました。

ゴミ調査の後は、海岸の岩場などに生息する生き物の自然観察です。
子どもたちには新しい発見がいっぱい。
イワタイゲキという、ちょっと変わった形の花。瀬戸内海には以前は多く咲いていたそうですが、県の絶滅の貴種になっているそうです。

お昼には、シキンノリという海藻が入ったお汁も用意されました。
食事の後も、釣りをしたり散策をしたり、無人島の自然を満喫。

「自然を楽しんだだけでなく、ゴミをなんとかしたいと思った」と参加者たち。

小さな無人島にも、豊かな自然があり、一方では、私たちの暮らしから及ぼされる環境への問題も抱えていました。
こうした現状を理解し、改善していくよう努めることが、瀬戸内海を舞台にした健全な観光へとつながっていくのではないでしょうか。

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5月12日放送『照明・メーター・タイマーに虫?節電グッズ』

ここ数年の省エネブームが続く中、震災に加え、電気料金の値上げも決まり「節電」に対する関心が高まっています。 家庭ではどんな節電ができるのでしょうか? まずは、家電量販店デオデオへ。
節電以降、家電製品を選ぶ基準に、性能やデザインに加え節電も加えられているそうです。

10年前に比べ、冷蔵庫は約半分、エアコンは3分の1まで電気料金は抑えられるとのこと。
大型家電を買い替えるのはまだ早い・・・という方にオススメなのが、LED電球。 白熱電球と比べても明るさは変わらないのに、消費電力は10分の1程度と経済的です。

そのほか、待機電力をカットするテーブルタップも人気。

続いて伺った東急ハンズでも、やはりLED照明が1番人気だそうです。 普通の電球のようにぶら下がっていますが、はずしてしまってもまだ点いたまま!

口金が13センチ伸びて、懐中電灯として使えるのです。 LEDでエコな上、非常時にも役立つとして、画期的な商品として売れているそうです。

さらに、尾道市には待機電力をカットできる商品を発明した人がいると聞いて訪ねてみました。 釜本さんが開発したのは、「節電虫」という小型の装置。 「節電虫」を電話やFAXに取り付けると、使っていないときの待機電力をカットできるというもの。

電話やFAXを受信したときに、スイッチが入る仕組みになっています。 家庭のFAXでは99.3%が待機電力になっているということで、これをもったいないと感じたのが 開発のきっかけだそう。

この「節電虫」、省エネルギーセンターが、優れた省エネルギー性を持つシステムを表彰する 会長賞に選ばれました。 その後、あらゆる家電の待機電力をカットできる「スーパー節電虫・スマート節電虫」のシステムを すでに開発し、商品化に向けて提携企業を探しています。

広い意味で環境改善につながる節電。一人ひとりの取り組みは小さくても、みんなが取り組むことで、明るい未来が来るはずです。

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5月5日放送『太陽の恵みを受けて瀬戸田で自給自足生活』

今回の主人公は、ミカンやレモンなど柑橘類が特産の島、尾道市瀬戸田町で 自然を楽しむ生活を実践する女性です。
この島の自然に魅せられ、兵庫県から10年前にここに移り住んだ みやち治美さん。

みやちさんを訪ねると、早速畑に案内されました。

一見荒れ果てた草むらに見えますが、そこは食材の宝庫でした。
こちらは、ニンニク。

さらにアスパラガスがニョキニョキと生えていました。

「食べるものは自分で作る」
みやちさんのキッチンガーデンには現在25種類の野菜や果物が栽培されています。
畑の水は、生活排水をバクテリアで処理した水を使用。
水道代もかからない、そして地球環境にやさしいシステムです。

太陽の光を浴びて育った食材を使った料理。採ったばかりの新鮮な味を頂きました。

みやちさんの本業は、太陽の光を使って作る「ソーラー版画作家」。

ソーラー版画とは、遮光ペンで透明なフィルムに絵を描き、太陽の当てると固まる 「光硬化樹脂」でコーティングされたプレートに乗せて太陽光に当てること2分弱。
そのプレートを水で流すと光の当たっていない部分が流れ落ち、彫刻刀で彫ったものと 同様に仕上がる版画なんです。

ソーラー版画は、普通の版画と異なり、彫刻刀を使わないのでケガをする心配がないこと、インクは大豆から出来ているので水に流しても環境を汚さないという利点があります。

みやちさんの作品のテーマは、瀬戸田で感じた自然を目に見える形で表現すること。
海や山に囲まれた瀬戸田ならではの作品は、独創的かつ色彩豊かに仕上げられ、見る者すべての心を和ませ惹きつけます。

自然の恩恵を受け、モノを作り、モノを育てる。
豊かさだけを求め続けるのではなく、地球環境に負担をかけない生活こそが、
みやちさんが理想とするライフスタイルなのです。

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