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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2011年3月放送の番組のご紹介

3月31日放送『霧の海で有名な三次市高谷山を紅葉の名所に』

霧の海で有名な三次市高谷山。
この山を憩いの場所として活用してもらおうという取り組みがあります

「春には桜、新緑の時期はとても綺麗な高谷山も、一番霧の海がきれいに見られる秋も山を楽しんでもらえるように」という地元の方たちの思いから、この日、紅葉の苗木が植樹されました。

それを実現するためにまず必要だったのが、遊歩道沿いの山の雑木林。何十年も手つかずだった森は、日光を遮り辺りを薄暗くしていました。
そこで去年5月、森の専門家を招いてこの森の間伐作業を行いました。
その後1年がたち、日光が届く明るい場所となりました。


この日、植樹するために用意された紅葉の苗木は80本。地元の粟屋まちづくり協議会の呼びかけで、地域の約60人が集まりました。
植樹の仕方を教わり、1本1本丁寧に植えていきます。

展望台近くで作業していた中村さん親子は、お母さんも娘さんもこの地区で育ちました。
お母さんが小学生の頃も、毎年春にはここ高谷山に遠足に来ていたそうです。

娘のゆいかさんは、今年小学校を卒業、その記念にと植樹に参加しました。

植樹の作業と合わせて、みんなが植えた苗木には手作りの名札がかけられました。

霧の海を見下ろす名所、高谷山。
地元の人たちの手によって、森が生まれ変わりました。
数年後の秋にはきっと素敵な紅葉がここの風物詩として加わり、訪れる人の目を楽しませてくれるでしょう。

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3月24日放送『エコマネー活用で環境保全の輪を』

「エコマネー」をご存知でしょうか?
安芸郡府中町で2002年にスタートした地域環境通貨のことで、環境にいい活動をするともらえるお金のことです。

町や地元の商工会、地域の様々な団体で構成される「府中町脱温暖化市民協議会」では、このエコマネーを活用した環境保全活動を推進しています。
100efと50efの2種類。e は『エコ』の、fは『府中』のそれぞれ頭文字です。1efは1円に相当します。

取材したこの日は地元の永田池を舞台に清掃や生き物観察会を行っているカエル倶楽部の活動。
親子連れをはじめ50人が参加しました。

参加の証としてもらったエコマネーは、府中町内を巡回する「つばきバス」で使えます。

また、イオン広島府中店のサービスカウンターでエコマネーを提示すると、数種類の環境保全商品の中からその額に応じて交換してもらえます。

永田池清掃の翌日・・・
府中公民館では、「緑の仲間フェスタ」が開催されました。町内や近隣で環境に取り組む団体がそれぞれの取り組みを紹介したり、販売のブースを出しています。
こうした町内のイベントでもエコマネーをお金の代わりとして使うことができます。

県内でも先駆けてエコマネーを導入してきた府中町ですが、使用できるところが限られているなどの問題点もあります。
今後周知を広げるためにも、活用できる範囲を広げていくことが求められています。

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3月10日放送『もったいない改善レストラン フードバンク広島の活動』

日本語の「もったいない」は、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、
ワンガリ・マータイさんが世界に広めた言葉として有名です。
その「もったいない」精神で運営されているのが安佐北区可部にある「まめnanレストラン」です。

メニューの値段に注目すると・・・うどん280円、おむすび80円、小鉢50円ととっても安い!
その理由は・・・「材料は無償で企業から頂いたもの、さらにスタッフもボランティアで行っているから」とフードバンク広島代表の原田佳子さん。

フードバンクとは、まだ安全に食べられるにも関わらず破棄されてしまう余剰食材を企業などから寄附してもらい、
必要とする施設や人に分配するシステムです。

食べられるにも関わらず破棄される食品とは、表示よりも多くパックに入ってしまっているうどんや、

賞味期限内でありながら機械のミスや在庫管理の関係で商品にならない食品など、
日本では毎年500~900万トンの食べ物が破棄されてしまっているといいます。

カット野菜をホテルや料亭におさめる「おおたけ」では、加工の段階で出る野菜の切れ端をフードバンク広島に寄附しています。

「おおたけ」やその他のお店などからフードバンクに集められた食材は、まめnanレストランで提供されるほか、福祉施設などに振り分けられます。

捨てられていたかもしれない食材について代表の原田さんは・・・
「焼却処分するにしてもそのエネルギーが必要で地球温暖化の要因を作っているだけ、もったいないといのは日本人の心の根源のようなもの」と話します。

「もったいない」という言葉は、環境を守る意識で人と人をつなぐ言葉なのかもしれません。

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3月3日放送『宮島の環境を守って10年 宮島パークボランティアの活動』

世界遺産宮島には、歴史だけでなく貴重な自然が多く残されています。

この自然を守ろうと環境省の呼びかけで結成された宮島パークボランティアの会は
去年、10周年を迎えました。

その宮島パークボランティアが、新宮島八景のひとつを紹介する自然観察会を開きました。
新宮島八景とは、18世紀頃宮島へ人を呼び込むために厳島八景というものがありましたが、それにちなんでパークボランティアの提案で選ばれた自然豊かな8カ所です。

一般の参加者約50人とともに包ケ浦を出発し、2時間ほど3キロの道のりを歩いて辿り着いたのは入浜海岸。

ここは人間活動の影響を受けることなく、昔のままの自然が残っている場所です。

その一方、ここは淡水と海水が混ざり合う汽水域ですが、大型台風の影響で海からの水路がたたれてしまったため、
パークボランティアが大規模修復を行い、海水を流入させる水路を整備しました。

また、自然を守るため定期的に水質データも調査しています。

豊かな自然を体験してもらうだけでなく、いつ失われるかもしれない自然界の危うさもまた多くの人に伝えていくこと、
そこから自然保護の輪を広げていく役割を、宮島パークボランティアは担っているのです。

宮島の自然に魅せられたメンバーたちの今後の活動に注目です。

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