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自然の営みを通して環境を守る人や団体を取材します

2010年12月放送の番組のご紹介

12月16日放送『再び注目!太陽熱温水器』

寒い日には、やっぱり焼き芋!ですが、実はこの焼き芋、太陽の熱を使ってできているのです。
太陽といえば、太陽光発電を思い浮かべる方多いと思いますが、今回注目するのは太陽の熱エネルギー。
太陽の熱で焼き芋を作ってくれたのは、福山市の寺田鉄工所。大型プラント機器の製造を中心とした会社です。
太陽の熱によってどう焼き芋が作られたかというと・・・
装置の中には黒い膜、真空ガラス管が入っています。太陽に当たると黒い膜が熱を吸収。焼き芋や焼き鳥なら、およそ1時間で完成。

装置の中にある黒い膜が太陽の熱を吸収。
さらに、内側の真空ガラス管は、熱を逃がさない特性があるため管内部が200℃まで上がるという仕組みです。

太陽熱といえば、昔からある屋根の上に設置する太陽熱温水器。寺田鉄工所が作った太陽熱温水器はこれと同じ原理です。
太陽光発電にばかり目が向きがちですが、太陽熱温水器の効率の良さは抜群なのです。
太陽光発電と比べてエネルギーの変換効率が約3倍。例えば今100のエネルギーが太陽から得られるとすると、太陽光発電は約15のエネルギーを利用するのに比べて、太陽熱温水器は約50のエネルギーを活用できるのです。
また、20万円程度から導入できる価格の安さも魅力です。エコノミーでもあるんですね。
今年5月に設置した濱本さんも、1万円以上していたガス代が7000円~8000円になったと効果を実感していました。
福山市では、太陽熱温水器を設置した場合の補助金制度を今年度からスタート。
1件あたり2万5千円の補助が受けられます。

家庭で使用するエネルギーの30%を占めるとも言われている給湯。
CO2削減と同時に光熱費の削減にもなる太陽熱温水器は、これからさらに注目度が高まりそうです。

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12月9日放送『しめ縄作りとエコ素材『わら』』

私たち日本人の食生活に欠かせないのがお米。稲の茎を乾燥させたのが『わら』です。
昔の人たちは、このわらを捨てることなく日常生活で使用してきました。

そのわらを使ったお正月に欠かせない「しめ飾り」を作るイベントが広島市森林公園で開かれました

しめ飾り作りの講師の向井さんにお願いをして、お宅にある『わら』を見せてもらいました。
お米の『わら』は、向井さんのお宅の畳の裏側にも使われていました。
また、わらは野菜を作る畑に敷いて、水分調整の役割も。再び農業にも貢献する優れ物なのです。

もち米の『わら』は、もち米同様ねばり気があるため、わら細工に適しているのだそうです。
穀物を天日乾燥する際に昔から利用してきた『むしろ』。乾燥するときに出る水分をちょうどよく吸収するのです。

広島市郷土資料館では、米俵をはじめ、わらじや手ぼうきなど、人々の暮らしを支えてきたわら細工が展示されていて、昔の人の知恵を感じることができます。

さらに『わら』は、家畜にとって腹もちがいいということで、飼料用としても使われていました。
日本人の主食であるお米から生まれる『わら』は、こうした衣食住の日々の生活で利用され、文化の中に生きてきたのです。

しめ飾り作りのイベントでは、『わら』に初めて触れる子どもから、子どもの頃、わら草履を履いて学校に通っていたというお年寄りまで約30人が参加。
2時間後には、皆さんの「マイしめ飾り」が完成しました。

輸入品や代用品におされ、失われつつある日本のわら文化。
環境に負荷をかけない循環型の資源として、見直されるべき時代がやってきています。

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12月2日放送『体の中からあったか!地元産生姜で冬を乗り切る』

生姜をメインにした本が続々と出版されるなど、女性を中心に今空前の生姜ブームです。

福山市駅家町の生姜農家歴26年の梅田さんを訪ねました。
9月から11月末までが生姜の収穫の時期で、駅家町では梅田さんたち農家5軒が
約8トンを収穫しています。
「生姜を薬味としてだけでなく、様々な料理に使ってもらえるのは嬉しい」と梅田さん。

福山北部脱温暖化協議会の皆さんは、地元で採れる生姜を使ったエコクッキング教室を定期的に開いています。
家庭でも簡単にできる生姜料理を教えてもらいました。

(1)生姜のお菓子
・皮をとった生姜を面が広くなる向きでスライス。
・約30分酢水でアクをぬき、10分ゆでざるにあげます。

・砂糖を加え中火で煮詰める
・蜜をきり、1枚ずつグラニュー糖を付けながら紙の上に並べ、約10日間自然乾燥させて完成

(2)生姜の佃煮
・水にさらした生姜、干しちりめん、みりん、しょうが、黒砂糖を鍋に入れ、  始めは弱火で徐々に中火にして汁気がなくなるまで煮詰める
・最後にゴマを加えて完成

(3)ガリ
・湯通しした生姜の水気を切り、らっきょう酢につけるだけ。

また、料理の途中でゴミとして出た皮は、自然乾燥させ再利用。
魚や肉を揚げた油の中に入れると、油の臭さが和らぎます。
ぜひ、お試しください。

最近特に注目を集める生姜ですが、生産農家では高齢化が進み、駅家町地区の栽培農家は最盛期の3分の1に減ったといいます。それでも、梅田さんは先輩たちが築いた産地を守るため、今後も続けていくと話します。漢方薬の原料として古くから利用されてきた生姜。これからの寒い季節には、その保温効果にも期待が持てます。
捨てるとこなく賢く利用して、その力を暮らしの中に取り入れていきたいものです。

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