生放送中のアナウンサーの本音~微妙な間合いや動作の違いを感じとる~
こんにちは。
冬が深まり、日ごとに寒さを感じますね。
すっかりマフラーが手放せなくなった八幡です。
さて、毎週土曜日午後1時から放送している情報番組「フロントドア」でアシスタントMCを担当し始めてはや1年が経ちました。
生放送でのアシスタントMCは初挑戦で、
初めのころは慣れないスタジオ進行に頭が真っ白になるほど緊張していました。
ある日のスタジオトークで「八幡ちゃん、どう思う?」とロザンさんに話を振られました。
私は何かいい返しをしないと!と冷や汗。
けれど何も思いつきません。
結果、とりとめのない話を長々と話してしまいました。
話している途中で、あ、これは、マズイ。
何の話をしているのか、自分でも分からなくなってきた…。
マズイということを自覚すればするほどさらに話してしまいます。
この回の放送を見られた方いますか?
とても恥ずかしい記憶です。
「あ~もしかしたらあの回かな?」と心当たりある方は静かに記憶の奥底にしまってください。(笑)
その様子を見た先輩からのアドバイスが心に残っています。
「番組づくりはチームプレー」「見えない空気を感じ取って流れに身を任せて」
私は、伝えたいことを全部一人で完結させようとしていたと反省しました。
そのため一言に情報量が多くなる傾向がありました。
このブログを書いているときも、「1文を短く」を意識して書いています。
それからはアドバイス通り、「ロザンさんは何を求めているのだろう」と仕草や微妙な間合いを感じ取るように心がけています。
あるとき「これが見えない空気を感じ取ることなのかもしれない」と実感した瞬間がありました。
番組終わりまで2分。
テレビの右上には「来週のフロントドア放送はお休みです」の文字。
そんな時、菅さんが「来週もフロントドア楽しみや~」と一言。
MCの宇治原さんは「来週、楽しみなん?」と返す。
スタジオにいるフロアディレクターが焦りながら「来週はない!」とジェスチャーしているのが見えます。
番組終了まで残り数秒。
ここで、いつもと違うお二人の雰囲気を感じ取った私は「来週はお休みです」と言うのではなく、「笑顔でうなずく」という選択をしました。
すると最後の最後で宇治原さんが「来週お休みなんよ」と鋭くつっこむと、
菅さんが「ないんかーい」というボケを伝える変顔を披露し、笑いに包まれながら番組が終了しました。
もし私が微妙な変化を感じ取れず「お休みです」と言っていたらせっかくのコンビ芸を台無しにしてしまうところでした。
MCやゲストの気持ちは番組に反映されます。
その熱量を、視聴者にも伝えられるよう、ロザンさんの放つ空気を感じ取りながらこれからも頑張っていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「毎週土曜日の1時からが楽しみで仕方ない!!」
と言っていただけるよう、引き続き私も頑張っていきます。
最近は生放送後、番組の裏側を話す「裏トーク」を番組公式のインスタグラムで配信しています。
気になった方は、インスタグラムで「@frontdoor05ch」で検索してみてください!♪
八幡美咲