奏でる日々の詩

週末のひとこま

 

毎週末、小学生の娘に課される宿題

 

 

「日記」

 

 

今週も終わろうとするころ焦って取り掛かる様子を見るに、

決して得意というわけではないのだろう。

父譲りの野性味を持ち味としているだけあって、

乱暴なほど思いつくままに筆を走らせている。

書く前に一旦頭の中で考えたら?・・・とか口出ししたくなるのだが、

一刻も早く終わらせたい彼女の反発は予見できるので基本は放っておいている。

 

 

とはいえ、土日にあったことを書くのが原則なので両日とも怠惰に過ごすと書くことがなく困ることになる。

日記の材料を作るために、何かしら体験させなければと頑張る親も少なくはないそうだ。

本来、たいそうな経験でなくても、些細なことでも、自分なりの視点で書くことができれば理想だと思うのだが、

本人は一番面白いと感じたできことを書きたいと頑なに主張する。

「泥団子を作ったよ」だとホッとするが、「ゲームをしたよ」が続くとまずいなあと考えるのはいまどき古いのか。

 

 

などと逡巡する日々も、早くも3年目・・・

先日、ゲームを超える困った内容の日記を発見した。

なんと、私(当時小1)の日記帳の中にである。

 

 

祖母の家の整理中、押し入れの奥から見つけた母が、懐かしさのあまり持ち帰ってきてしまった。

子供たちの前で嬉しそうに出してくれたが、とっさに隠すほかない!

ママは文章を書くのが得意だったと根拠なく豪語している手前、その証拠がまさか登場するなどとっても不都合だ。

真偽のほどは知る由もなし・・・が平和だったのに~

小1の時の自分の文才・・・知るのって勇気が要りませんか??

 

 

 

 

 

覚悟を決めてそっと開いてみたのが、子供たちの寝静まった夜中。

そこに描かれていたのが、前述した驚愕の日曜日の過ごし方である。

可愛らしく、年にしては流ちょうな?文章で書かれていたのがなんとも皮肉だ。

 

 

せんせい、あのね

きょうは、おかあさんがしごとだから、うちでるすばんを、していたよ。

おとうさんが「パチンコにいくから、3ぜん円で、ほんをかっておいで」といったからかいにいったよ。

ほんを4さつかってうれしいよ。

でも、おとうさんがパチンコにいくのはいやです。だって、つまらないからです。

もっとおもしろいことないかなあとおもったよ。

日ようびは、おかあさんがしごとでたいくつしているよ。

せんせいは日ようび、どんなことをしてすごしていましたか?

わたしは一日じゅうごろんとしていたんだよ。おかしいでしょう。

 

 

 

お父様!小1に一度に本4冊って太っ腹~。

中学生の時の月のお小遣いと同額です!!

いや、妻が仕事の間に育児放棄してパチンコに行く後ろめたさを3000円で清算したとすれば安いのか?

ときは平成のはじめ。

この日記を読んだ母と父がその後揉めたかどうかは定かではないが、、

私が母の立場だったらキレるかどうかで、夫と話が盛り上がった令和3年の春。

 

 

ちなみにこの日の娘の日記のタイトルは

「音戸の渡し船に乗ったよ」

うららかな春の一日に、音戸の瀬戸の風情ある景色や歴史に触れた有意義な小旅行感が漂う。

彼女の文章力はさておき、親にも5重マルほしいなぁ・・・